Koji Murataの映画メモ

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外国映画 2011年

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 ヴェルナー・ヘルツォーク監督『フィツカラルド』(1982年、西ドイツ)。
 19世紀末のアマゾン。オペラを愛するフィッツジェラルド(クラウス・キンスキー)は、アマゾンにオペラハウスを建造することを夢見ている。現地人たちは、彼を「フィツカラルド」と呼ぶ。
 オペラハウス建設の資金のため、「フィツカラルド」はゴムの採取を計画する。さらに、そのために、客船を買い取って河を上る。だが、急流を避けるため、彼は実に船の山越えを計画するのだった。敵対的なはずの地元の部族が、「フィツカラルド」の壮挙を手助けする。彼らは「フィツカラルド」の船を神の船と信じ、悪霊払いを期待していたのだった。
 他に、クラウディア・カルディナーレ。
 とにかく、壮大の一語に尽きます。
 蓄音機でオペラを奏でながら、客船がアマゾンの河を進むのです。
 かつて黒澤明監督も絶賛した作品です。
 
 皆さん、今年は色々なことがありました。
 どうぞよい新年をお迎え下さい。
 
 久しぶりにユーロスペースに。渋谷の円町(『恋の罪』の舞台)の猥雑な一角にあります。
 レフ・マイェフスキ監督・脚本『ブリューゲルの動く絵』(2011年、ポーランド、スウェーデン)。
 16世紀フランドルの画家ブリューゲル(ルトガー・ハウアー)の大作『十字架を担うキリスト』をめぐって、画家とその友人(マイケル・ヨーク)との対話を軸に、当時の宗教弾圧と民衆の生活が、イエスの最期と重ねあわされる。まさに、絵の中の人物たちが動き出すのである。
 意図はわかるし、絵画のように美しい映像には唸らされる。
 だが、それ以上の感動は起こらない。カトリックで旧共産圏ポーランドだから、意味のある作品なのでしょうか。
 
 再び新文芸座へ。
 ソフィア・コッポラ監督・脚本『SOMEWHERE』(2010年、アメリカ)。
 監督が自身の子供時代の思い出をもとにした作品。
 ジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)はハリウッドのスターで、女出入りの激しい生活を送っている。そんな彼のもとに、離婚した妻との間の11歳になる一人娘クレオ(エル・ファニング)がやって来る。
 愛らしい娘との束の間の生活に、マルコは自分を取り戻していくのだった。
 セレブ生活の難しさが伝わってくる、お洒落な作品でした。やはり、お金では買えないものが、たくさんあるのですね。
 "Who is Johny Narco?"というインタビューの問いがありました。これの字幕が、「一言で言うと、あなたはどういう人間ですか?」 なるほど、うまい!
 新文芸座で二本目。
 デレク・シアンフランス監督『ブルーバレンタイン』(2010年、アメリカ)。
 ディーン(ライアン・ゴズリング)は家族愛に溢れているが、向上心を失っている。看護婦の妻シンディ(ミシェル・ウィリアムズ)は、そんな夫が不満だ。
 飼い犬の事故死にはじまり夫婦の破局に至る一日を、二人の出会いの回想と織り交ぜながら、丹念に描いている。現実的なだけに、切ない作品でした。
 久しぶりに池袋の新文芸座へ。
 リサ・チョロデンコ監督・脚本『キッズ・オールライト』(2010年、アメリカ)。
 ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)はレズビアンのカップルで、前者は医者、後者は自称「景観デザイン」が仕事だ。二人は同じ男性から精子提供を受けて、ジョニ(ミア・ワシコウスカ)とレイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)という姉弟を産み育ててきた。
 ジョニは高校を卒業して、大学進学を目前にしている。弟に頼まれて、自分たちの遺伝子上の父ポール(マーク・ラファロ)を捜し出した。予想以上にポールは好人物で、一家は彼を夕食に誘う。今度はポールがジュルースにガーデニングを依頼した。彼女はニックとの仲が最近うまくいかず、ポールと肉体関係を持ってしまう。それがニックの知るところに。
 幸せだった家族に波紋が広がるが、ジョニが大学に引っ越す日に、家族は和解するのだった。
 ベニングは『アメリカン・ビューティー』にも登場します。
 日本では考えにくい家族から、人間の普遍的な愛や情感を描いています。
 登場人物は皆どこかに弱さを抱えており、しかし善良です。
 佳作だと思います。

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