Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

外国映画 2011年

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8月5日 外国映画77

 淡路島のホテルでDVD(仕事です、念のため)。
 W.S.ヴァン・ダイク監督『類猿人ターザン』(1932年、アメリカ)。
 イギリスの商人パーカーはアフリカに渡り、同僚のホルトとともに象牙の園を見つけようとしている。そこに娘のジェーン(モーリン・オサリヴァン)が訪ねてくる。一行は危険な旅に出る。
 途中で、彼らは類人猿ターザン(ジョニー・ワイズミューラー)と遭遇する。ターザンは好奇心からジェーンを誘拐するが、二人はすぐに惹かれあう。やがて、ジェーンは父のもとに戻るが、一行は野蛮な小人族に捕まりパーカーはジェーンをかばって落命する。
 チンパンジーのチーターから知らせを受けたターザンは、像の群れを率いてジェーンとホルトを供出する。ジェーンはホルトと別れ、ターザンとジャングルにとどまる決意をするのだった。
 文明と野蛮の単純明快な二分法。
 ジャングルは本当にこれほど弱肉強食だろうか?
 ワイズミューラーはオリンピックの元水泳選手らしく、見事な泳ぎと肉体を披露しています。
 しかし、晩年は生活に窮し、精神の安定を失って、不遇だったそうです。

7月25日 外国映画76

 自宅でビデオ。
 ヴィリ・フォルスト監督・脚本『たそがれの維納』(1934年、ドイツ)。
 20世紀初頭のウィーン。あるパーティーで美しいゲルダが毛皮のコートを抽選で獲得した。彼女は医学部教授の新妻である。教授の弟は宮廷指揮者で、その婚約者アニタは、有名なプレイボーイの画家ハイデネック(アドルフ・ウォールブリュック)の元恋人だった。
 ハイデネックはゲルダに目をつけ、彼女をアトリエに誘って、裸体にマスクと毛皮の姿の絵を仕上げる。これが誤って新聞に公表されたことから大騒ぎに。教授がモデルを突き止めようとするので、ハイデネックは出鱈目にドゥーアという娘の名前を挙げた。
 ところが、ドゥーア嬢(パウラ・ヴェセリー)は実在しており、ハイデネックは彼女に恋をしてしまう。嫉妬にかられたアニタが刃傷沙汰を惹き起こし、教授がハイデネックの治療をすることに。
 ウィーンではなく維納というのが、いいですね。
 アニタは拳銃の形をしたシガレットケースを持っていて、これが一発だけ本当に発射できる仕掛けです。
 典雅な恋とオペラの物語です。

7月22日 外国映画75

 東京から戻る新幹線でDVDを一本。
 レオ・マッケリー監督『恋の情報網』(1942年、アメリカ)。
 1938年のウィーン。アメリカ人の元ショーガール、ケイティ(ジンジャー・ロジャーズ)は、男爵(ウォルター・スレザック)との結婚を控えている。だが、男爵はナチスの大物で、祖国をドイツに売り渡そうとしていた。アメリカ人のジャーナリスト。オトゥール(ケイリー・グラント)が二人の関係に探りを入れる。
 ケイティはオトゥールに反発しながら、やがて二人の間には恋愛が。しかも、男爵はポーランドに偽の武器を売って儲けるなどしていた。ケイティはユダヤ人の親子を助けるため、自分のパスポートを与える。ケイティとオトゥールは、ポーランドからノルウェイ、オランダを経て、パリに到着する。二人は結婚を約束するが、パリはナチスに占領される。ケイティは祖国と世界の平和のために、再び男爵に接近して秘密情報を入手することになる。
 テンポの早い、いわゆるスクリューボール・コメディで、ヨーロッパ各地を舞台にしている。
 本物のヒトラーの映像も織り込まれている。
 当時、多くのユダヤ系映画関係者がナチス批判の映画を作っていました。ケイリー・グラントもユダヤ人です。
 この作品でも、ラジオが重要な役割を演じています。

7月20日 外国映画74

 自宅でDVD。
 エルンスト・ルビッチ監督『街角 桃色の店』(1940年、アメリカ)。
 ハンガリーの首都ブタペスト。街角にある雑貨商のマトチェック商会が舞台。
 主人のマトチェック(フランク・モーガン)は仕事に厳しく、部下たちに恐れられている。古手の店員クラリック(ジェームズ・スチュアート)は主人のお気に入りだったが、最近冷遇されている。そこに、クララ(マーガレット・サラヴァン)が新たに雇われる。クラリックとクララはどうも相性が合わない。二人はそれぞれ会ったことのない文通相手に恋しているのだが、実は当の二人が文通相手だった。
 ある日、クラリックが解雇される。マトチャックは妻と彼との浮気を疑っていたのだ。しかし、マトチェック夫人と浮気していたのは、別の店員だった。マトチェックは自殺を図るが一命をとりとめ、クラリックに店を任せる。
 クラリックたちの努力で、クリスマス・イブに店は大繁盛。クラリックとクララもお互いが文通相手だったと知り、愛し合うのだった。
 もとは舞台劇で、ルビッチらしい洒落た仕上がり。
 なぜブタペストという設定なのかはわかりませんが、戦前のヨーロッパ人らしく、みな律儀に「ミスター」「ミス」と呼び合っています。
 ハンガリーの通貨の単位が「ペンゴ」。
 この作品をリメークしたのが『ユー・ゴット・メール』です。

 自宅でビデオ。
 レオンティーネ・ザガン監督『制服の処女』(ドイツ、1931年)。
 マヌエラ(ヘルタ・ティーレ)は軍人の娘で、母を亡くして全寮制の女学校に預けられる。そこでは、老校長(エミリア・ウンダ)が国粋主義に基づく、徹底した管理教育を行なっていた。
 厳しいが優しく美しいベルンブルク先生(ドロテア・ヴィーク)だけが、女学生たちの憧れの的だ。マヌエラも先生を慕うようになる。
 年に一度の学芸会のあと、マヌエラは泥酔してベルンブルグ先生への恋慕の情を公言した。校長は彼女を他の学生やベルンブルグ先生から隔離する。絶望した彼女は自殺を図るが、仲間の女学生たちによって救われる。女学生たちやブルンベルグ先生の糾弾の眼差しを受けて、校長はうな垂れて退場するのだった。
 題名だけは、つとに有名な作品です。
 女性しか登場しません。女性版ホモソーシャルな世界です。
 ヴィークの美しいこと、この上ありません。


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