Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

外国映画 2011年

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
 自宅でDVD。
 マーティン・スコセッシ監督『ミーン・ストリート』(アメリカ、1973年)。
 ニューヨークのイタリア街が舞台。チャーリー(ハーヴェイ・カイテル)はマフィアの手先だが、教会で懺悔し、紳士風にスーツをめかし込んでいる。だが、恋人には「聖人は賭博はしない」と喝破されてしまう。
 そのマイケルが面倒をみているのが、従弟のジョニー・ボーイ(ロバート・デニーロ)で、無責任で無軌道な日々を送っている。ジョニーは多くの者に借金して返さず、ついに街の有力者を侮辱したため、チャーリーともども制裁を受けてしまうのだった。
 スコセッシの自伝的な作品であり、デニーロやカイテルをスターにした。
 音楽の選曲が渋く懐かしい。
 イタリア系のレストランには、イエスの肖像と並んで、カトリックのケネディ兄弟の写真がかかっています。
 金沢から大阪に向かう車中でDVDを一本。
 ジョン・カサヴェテス監督・脚本『グロリア』(1980年、アメリカ)。
 ニューヨークの下町で、マフィアの会計係を務めるプエルトリコ人の一家が殺される。幼いフィル(ジョン・アダムス)だけは、同じアパートに住むグロリア(ジーナ・ローランズ)に預けられて難を逃れた。グロリアはマフィアのボスの元愛人だった女傑だ。.フィルは父の秘密の手帳を預かっている。
 マフィアはフィルと手帳を狙い、グロリアは子供をかばって、マフィアと戦いながら逃避行を重ねる。反抗的なフィルと子供嫌いのグロリアは、当初反目しあうが、やがて深い愛情で結ばれていく。
 『レオン』の原型とされる作品で、のちにシャロン・ストーン主演でリメイクされているそうです。
 カサヴェテス夫人でもあるローランズの迫力はすごい!
 確か、黒沢明監督も絶賛していた作品です。
 京都みなみ会館へ。
 ヴェルナー・ヘルツォーク監督・脚本『アギーレ 神の怒り』(1972年、西ドイツ)。
 16世紀、スペインによる中南米征服の物語。
 ピサロの部隊は黄金郷(エルドラド)を求めて、アマゾンを彷徨う。行き詰ったピサロは分隊に1週間の偵察を命じる。その分隊も筏で漂流してしまう。分隊長は本隊に戻ることを決意するが、貪欲な副長アギーレ(クラウス・キンスキー)は謀反を起し、探検を続ける。やがて、先住民からの攻撃や疫病、飢餓のため、次々に隊員たちは倒れていく。アギーレは最愛の娘まで失うが、尾長猿が筏を襲撃する中で、独り南米征服の夢を追うのだった。
 大自然の中で、「文明人」の野蛮と狂気を描いています。
 ここから『地獄の黙示録』はそう遠くありません。
 片足を引きずるキンスキーの怪演は見もの。シェークスピアのリチャード三世を彷彿させます。
 また、スペイン人をドイツ人が演じドイツ語を話していますが、アギーレの暴虐と狂気はヒトラーを風刺しているのかもしれません。
 
 
 
 自宅でビデオ。
 イングマール・ベルイマン監督・脚本『ファニーとアレクサンドル』(1982年、スウェーデン)。
 1907年のウプサラ。貴族エクダール家で、壮大なクリスマス・パーティーが開かれている。家長である母は往年の大女優である。長男オスカルは好人物で、劇場を経営している。
 だが、ほどなくオスカルが病死した。美しい未亡人エミリー(エヴァ・フレーリング)は悲痛のうちに、主教(ヤン・マルムシュー)の求婚を受け入れ再婚した。しかし、主教は傲慢かつ冷酷な人物で、エミリーの二人の子供ファニー(パッティル・ギューヴェ)とアレクサンドル(ベルニラ・アルヴァーン)を冷遇し、特に反抗的な兄アレクサンドルを虐待する。
 エミリーはすでに主教の子供を妊娠していたが、ついに主教との離別を決意するのだった。
 5時間を越える長編で、何度かにわけて観ました。
 ベルイマン作品としてはわかりやすく、映像は見事です。
 主人公のアレクサンドルは霊を見る力を持っています。この作品は監督の自伝的な要素を含んでいるとか。
 主教の蛇のような冷酷さが印象的。宗教や権威に対するベルイマンの不信が看取されます。
 最後には、エクダール家にもう一度幸せが訪れ、大団円。5時間も観て、救いのあるラストでした。
 徳島からの帰路にDVDを一本。
 ジョージ・キューカー監督『フィラデルフィア物語』(1940年、アメリカ)。
 フィラデルフィアの名家の娘トレイシー(キャサリン・ヘップバーン)は2年前に前夫デクスター(ケイリー・グラント)と離婚し、今や成り上がり者の実業家と再婚しようとしている。そこにデクスターが週刊誌の記者コナー(ジェームズ・スチュワート)と女性カメラマン(ルース・ハッセイ)を連れて現れる。トレイシーの父の不倫話を週刊誌に載せないために、上流階級の結婚式を取材させるという取引だ。
 だが、デクスターは実は前妻への思いを断ち切れていない。その上、コナーもトレイシーに好意を抱いていた。
 この作品をリメイクいたのが、ビング・クロスビーとグレイス・ケリー主演の『上流階級』です。
 この作品では、ヘップバーン演じるトレイシーが、他人の弱さを受け入れられない慈悲心のない女性として描かれています。また、リメイクよりも「階級」が強調されているようです。
 スチュワートは本作でアカデミー主演男優賞を獲得しましたが、私にはグラントが主役に思えます。

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事