Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

外国映画 2011年

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 高松のワーナー・マイカルへ。
 ベネット・ミラー監督『マネーボール』(2011年、アメリカ)。
 ビリー・ビーン(ブラット・ピット)は元プロ野球選手で、今ではアスレチックスという弱小チームのジェネラル・マネージャーだ。ピーター(ジョナ・ヒル)というイェール卒業の若いスタッフに出会い、ビリーはそれまでの勘と経験に頼るチーム運営から、統計に基づいた「マネーボール理論」に頼ることにした。保守的なスタッフたちは反対し、監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)も言うことを聞かない。チームの成績は急速に悪化した。
 それでも、ビリーは選手たちを次々にトレードし、直接アドバイスを与え、自らの信念を貫こうとする。やがて、チームは史上初の20連勝を達成する。それでも、チームは最後に敗れて優勝を逃す。意気消沈するビリーに、ボストン・レッドソックスから高額のスカウト話が舞い込むのだが。
 実話に基づいた作品とか。
 シーズン中でも、選手をいとも簡単にトレードしていく様子には驚きます。
 確かに、アメリカ映画には野球映画というべきジャンルがありますが、それに企業家精神が組み合わさった作品です。
 名優ホフマンが地味な役回りで、ややもったいない感じです。ブラピのブラピによるブラピのための映画というところでしょうか。
 再び京都シネマへ。
 初めて観る北朝鮮映画です。
 オム・キルソン監督『安重根 伊藤博文を撃つ』(北朝鮮、1979年)。
 憂国の士・安重根(リ・インムン)が伊藤博文(ロ・ポクシル)をハルビンの駅頭で殺害する史実に基づいた作品。
 伊藤役が実によく似ている。しかし、伊藤や桂太郎など日本人がみな朝鮮語を話しているのは、かなり奇異ではある。伊藤は撃たれた時一言だけ、「やられた」と日本語でつぶやく。
 安を英雄として描きながら、彼の行動では民族の団結と解放につながらなかったとの評価を下し、金日成賛美をにじませている。
 もちろん一面的な歴史観ですが、俳優陣は熱演で(それこそ命がけでしょう)重厚な仕上がりになっていました。
 自宅で学生諸君とDVD。
 キム・ジフン監督『光州5・18』(韓国、2008年)。
 1980年に起こった光州事件を映画化。
 ミヌ(キム・サンギョン)は朴訥なタクシー運転手で、早くに両親を亡くして弟(イ・ジョンギ)を育ててきた。彼の夢は、高校生の弟がソウル大学法学部に進学することだ。ミヌは看護婦のシネ(イ・ヨウォン)に恋している。彼女の父が予備役大佐で自分のタクシー会社の社長フンス(アン・ソンギ)だということを、ミヌは知らずにいる。
 幸せで平和だった彼らの生活が、戒厳軍の光州侵攻によって一変する。戒厳軍は無抵抗の市民まで攻撃し、やがて市民たちは武器をもって立ち上がることに。フンスはその隊長となった。弟を戒厳軍に殺され、ミヌも戦いに加わった。シネは負傷者の看護の当たる。だが、戒厳軍の総攻撃が開始されるのだった。
 前半の長閑な生活をコメディ・タッチで描き、後半の悲劇と対比的にしようとしているが、少しやるすぎの感がある。
 フンスが終始一貫して立派すぎるのも、リアリティに欠ける。
 ラストに亡くなった人々とともに、ミヌとシネが結婚式を挙げている写真が出てくるが、死者たちがみな笑っているのに、生き残ったシネだけが笑っていない。生き残ったほうが過酷だったのだ。
 あれからもう31年以上経ちました。今の韓国からは想像もできないような出来事です。
 東京からの帰路の新幹線でDVD。
 バリー・レヴィンソン監督・脚本『ダイナー』(1982年、アメリカ)。
 1959年のボルチモア。
 「ダイナー」といカフェにたむろする5人の若者たちの物語。エディ(スティーブ・グッテンバーグ)は、童貞のまま結婚予定だ。ブギー(ミッキー・ローク)は夜学に通う美容師で、ナンパに明け暮れ、スポーツ賭博の借金返済に悩んでいる。フェン(ケヴィン・ベーコン)は高校を中退し、家族と疎遠になっている。他に、恋人を妊娠させてしまった男と、夫婦仲がうまくいかなくなった若者。
 彼らの友情と、どこか稚拙な悩みが、懐かしい音楽とともに交差する。
 ミッキー・ロークが実に若い。
 1959年といえば、アイゼンハワー時代で、映画はレーガン時代のものですが、レーガンがモデルの一つにしたのはアイゼンハワーでした。繁栄と安定の懐かしい50年代です。
 若者たちが実によく映画を観ています。どうやら、『第七の封印』も観ているようです。
 誰にでも「ダイナー」のような青春の思い出の場所がありますね。
 皆さん、色々なコメントありがとうございます。新しくコメントを寄せてくださった方々も歓迎します。
 
 京都みなみ会館へ。
 ロバート・アルトマン監督『ナッシュビル』(1975年、アメリカ)。
 ナッシュビルといえばカントリーウェスタンの中心地。
 そこで音楽祭が開かれ、地元出身の人気歌手バーバラ(ロニー・ブレイクリー)も戻ってくるが、すぐに持病で倒れてしまう。また、野党の大統領候補がキャンペーンを行なっており、選挙参謀たち(ネット・ビーティーら)は地元で人気のハミルトン(ヘンリー・ギブソン)らを抱き込もうとしている。
 その他、落ち目のグループサウンドやスターを夢見る娘、妻を亡くした老人とその姪など、様々な男女の人間模様が展開し、ついにキャンペーン・コンサート当日に発砲事件が発生してしまう。
 エンターテイメントと政治が交差し、人々の人生も交差する。
 アメリカ建国200周年の1年前に、アメリカ社会の抱える不安心理を体現している。
 アラバマ州知事ジョージ・ウォーレスの暗殺未遂事件があったのは、1972年のことです。
 作中の大統領候補の公約の一つが、弁護士出身の政治家を放逐することで、連邦上下両院議員535人中288人が弁護士出身だと批判している。
 カントリーウェスタン好きの方なら、満腹でしょう。
 エリオット・グールドが本人の役で登場するのは、お愛嬌。
 昨年ナッシュビルを訪問したことが懐かしく思い出されます。

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