Koji Murataの映画メモ

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邦画 2011年

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5月1日 外国映画52

 自宅でDVD。
 マリウス・ホルスト監督『孤島の王』 (2010年、ノルウェー、フランス、スウェーデン、ポーランド)。
 ノルウェーに実在した少年監獄の孤島バストイ島での、1915年の実話を基にしている。
 監獄では、院長(ステラン・スカルスガルド)が厳格で独善的な支配をおこなっている。その下にいるブローデン寮長(クリストフェル・ヨーネル)は囚人の少年に性的虐待を加えている。
 エーリング(ベンヤミン・ヘールスター)は新入りの囚人で反抗的、脱走を試みたが失敗した。オーラブ(トロン・ニルセン)は出所を目前にした模範囚だ。水と油のような二人に間には、反発とやがて友情が芽生える。
 ブローデンに性的虐待を受けいた少年が自殺し、院長が事件を隠ぺいし、ブローデンも解雇されないとわかると、少年たちは怒りのあまり、ついに暴動を起こすのだった。
 暗く、過酷な自然環境と宗教や社会の偽善に、孤島は包み込まれています。
 暴動を起こしたエーリングは「誰でも王になれる」と叫び、治安部隊からの電話に、ノルウェー国王への伝言を託します。
 西欧キリスト教社会での人権問題の暗部を考えさせる作品です。
 若い俳優たちの抑制的な演技も光ります。
 このゴールデンウィークに全国で順次公開とか。
 京都文化博物館へ。
 森一生監督『悪名市場』(大映、1963年)。
 八尾の朝吉(勝新太郎)の弟分・清次(田宮二郎)は、柿本(田中春男)という男に詐欺の片棒を担がされて、刑務所入りするはめに。朝吉は柿本を探しに四国に渡った。
 ところが、そこでは朝吉と清次の偽物(芦屋雁之助と小雁)が幅を利かしていた。パチンコ屋の娘・咲枝(嵯峨美智子)は偽の朝吉に惚れている。実は、偽物の背後には親分が控えており、咲枝を売りとばした上、商店街の改築と称して詐欺を働こうとしていた。柿本も一味だ。
 偽物の化けの皮を剥がした朝吉は、駆けつけた清次とともに、悪党たちを退治する。
 他にも、藤田まこと、白木みのる、茶川一郎らおなじみの顔ぶれ。
 悪名を返上したい本物と悪名にあこがれる偽物たち。
 徳島が舞台だと思います。
 京都シネマへ。
 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『灼熱の魂』(カナダ・フランス、)。
 カナダ在住のレバノン難民ナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)が亡くなった。公証人に2通の遺言が預けられていた。一通は娘ジャンヌ(メリッサ・デゾルモ=プーラン)託され、死んだはずの父を探して、この遺言を渡せというものだった。もう一通は息子シモン(マキシム・ゴーデット)に託され、存在すら知らない兄に遺言を渡せというものだった。
 ジャンヌはレバノンに旅立ち、母がかつて難民の子を産み村を追われたことを知る。その子は孤児院に預けられるが、内戦の嵐に巻き込まれる。母は我が子をキリスト教原理主義グループに殺されたと思い、グループの指導者を暗殺、投獄される。ナワルはそこで拷問を受けるが屈せず、歌い続ける。彼女のあだ名は「歌う女」だった。
 やがて、弟シモンもレバノンに。そして、さらに母の驚くべき過去が明らかになるのだった。
 1+1が2ではない、という衝撃の結末。
 あまりにも残酷な半生ですが、それでもナワルは愛と許しを残すのでした。
 日本では想像もできない人生です。
 神保町シアターへ。
 渡辺祐介監督『黒の奔流』(1972年、松竹)。原作は松本清張。
 旅館の女中・藤江(岡田茉莉子)は、金持ちの男性客(穂積隆信)を谷に突き落として殺したとして、逮捕・起訴される。 野心家で売れない弁護士・矢野(山崎務)が国選弁護士に。矢野は恩師(松村達夫)の歓心を買うためにも奮発し、逆転無罪を獲得した。矢野は一躍マスコミにも注目され、恩師の令嬢(松阪慶子)との婚約話も進む。
 だが一方で、矢野は藤江を事務所に雇い、肉体関係を持つようになっていた。矢野は藤江を退けようとするが、藤江は妊娠したと言い、しかも、自分は犯人だったと告白するのだった。出世のために、矢野は藤江の殺害を計画するが。
 他に、佐藤慶や中村伸郎も。
 いかにも清張的な展開です。
 松阪が実に若い!
 何とか年内に映画館100回を達成できました。
 新宿バルト9で、成島出監督『連合艦隊司令長官山本五十六 太平洋戦争70年目の真実』。
 山本五十六(役所広司)は海軍次官として三国同盟締結に反対しながら、連合艦隊司令長官に転出し開戦が決まると、意に反して真珠湾奇襲攻撃を計画・実行する。世論は勝利に酔うが、米空母を撃ち洩らした上、宣戦布告前の奇襲となったため、山本は失敗だと悟る。さらにミッドウェイ海戦で空母を失い、その後山本は早期講和の機会を得られないまま、戦死するのだった。
 他に、玉木宏、阿部寛、吉田栄作、阪東三津五郎、香川照之、原田美枝子ら。
 役所をはじめ出演者は好演しているが、新たな史実の提示は特になく、人物像も型どおり。
 山本の家族愛やメディアの身勝手、軍事官僚の無責任など、みな想定の範囲。
 薩長と非藩閥(山本は新潟の長岡出身)を明確に打ち出した点は、評価できる。
 それにしても、太平洋戦争をテーマにしながら、米側をまったく描かないとは、一面的ではないでしょうか。
 久しぶりに宮本信子を観ました。さすがに渋い。
 吉田栄作が老けたのには、少し驚きました。
 卒業生(海上自衛隊の幹部候補生)がエキストラ出演していたそうですが、まったく発見できませんでした。

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