Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2011年

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 シネヌーヴォに。なおさんもいらしていたのですね。
 森一生監督『人肌孔雀』(大映、1958年)
 勘定奉行の土岐安房守(河津清三郎)と越後屋(沢村宗之助)らは、禁中御用の許しをえて密貿易や米の買占めを図っていた。7年前にも、彼は鍵屋に罪を被せて、死に追いやっていた。
 鍵屋の遺児おしの(山本富士子)は、ある時は関白家の近習、ある時は芸者に身をやつして、仇の仲間割れを図り、復讐の機会を狙っていた。鍵屋に恩義のある盗賊・流れ星の宗吉(梅若正二)も、おしのを助ける。そして、偶然事件に巻き込まれた旗本の次男坊・新八郎(市川雷蔵)が、彼らの頼もしい助っ人になるのだった。
 他に、石黒達也や島田竜三、堺駿二、小川虎之助ら。
 越後屋と仲違いして殺される両国屋を演じた東良之助という役者さん、前から気になっていたのですが、ようやく名前がわかりました。
 芸者姿で舞を舞うおしのが、孔雀の柄の着物を着ていました。また、雷蔵主演の『人肌牡丹』という作品もあるので、シリーズ化を狙っていたのかもしれません。
 山本富士子の歌は初めて聞いた気がしますが、高音の美声ですね。

 シネヌーヴォへ。森一生特集です。
 森監督『化身』(1962年、大映)。原作は今東光。
 梵仙(勝新太郎)は比叡山の若い僧で、精力と色気に満ちている。まず、若い尼僧の舜海(中田康子)が恋に落ち、祇園の芸者・紋弥(万里昌代)と文弥(中村玉緒)も同様だ。前者は煩悩を断ち切るために出家を決意するが、後者は悋気な旦那に折檻され、監禁される。
 梵仙には東京の女子大生(江波杏子)とのアバンチュールもあったが、紋弥を救うことが自分を煩悩から救うことにもなると決意し、ヤクザを相手に大暴れする。
 勝が座敷で三味線を巧みに弾きます。さすがですね。
 今原作らしく、煩悩がテーマです。
 勝浦や須磨の景観も楽しめる。
 他に、荒木忍や小林重四朗ら、渋い役者も。

 

 久しぶりに神保町シアターに。「美女と探偵」特集です。
 松田定次監督『三本指の男』(東横映画、1947年)。原作は横溝正史の『本陣殺人事件』。
 探偵の金田一耕介(片岡千恵蔵)はアメリカ時代の恩人・久保(三津田健)を訪問する。久保の姪・春子(風見章子)が本陣だった旧家・一柳家の当主・謙造と結婚するのだ。春子の親友・静子(原節子)もやって来る。
 ところが、婚礼の夜に、新郎・新婦は離れの密室で殺害されてしまった。春子と昔交際していたという男からの脅迫状や、謎の三本指の男の影が。殺人現場にも、三本指の血痕が残っていた。
 金田一の推理や、いかに。
 中学生の頃、古谷一行主演のテレビ・シリーズに夢中になりましたが、戦後間もなく千恵蔵が演じていたことは知りませんでした。
 結末は原作とは異なります。
 アメリカ風の久保家と封建的な一柳家が対比され、因習が批判されています。
 金田一は民主主義と自由の伝道者、さすが占領下です。
 「昭和のいまどき」という台詞も登場します。
 原が眼鏡をかけて登場します。
 他に、杉村春子、宮口精二、賀原夏子ら。

6月3日 邦画53

 自宅でビデオ。
 山本嘉次郎監督『綴方教室』(東宝、1938年)。原作は豊田正子。
 東京の下町。小学校6年生の正子(高峰秀子)は、貧しいブリキ職人の父(徳川夢声)と母(清川虹子)と二人の弟と暮らしている。
 正子は綴方(生活を素材にした作文)が得意で、先生(滝沢修)にも褒められている。正子の綴方が雑誌に掲載されたこともある。貧乏な生活が続くが、正子は明るく、小学校を卒業して工場に就職するのだった。
 当時、高峰はまだ14歳だったそうです。まさに名子役です。
 昔の小学校の先生が偉かったことが、わかります。戦後は高峰がその先生を、『二十四の瞳』で演じることになるのでした。
 まだ若い三島雅夫も、長屋の隣人役で顔を出しています。この人も本当に達者な役者でした。
 因みに、本作の制作主任は、これも若い頃の黒沢明でした。
 
 

邦画52 映画館42

 金沢の映画館で、鈴木雅之監督『プリンセス・トヨトミ』(2011年)。原作は万城目学。
 会計検査院の松平(堤真一)と鳥居(綾瀬はるか)、旭(岡田将生)は、大阪に出張する。そこで大阪城の保存にあたるOJOという団体への補助金を検査するのだが、松平は不信を抱く。
 実は、彼らは豊臣家の末裔を代々守る集団で、明治政府とは独立国として条約まで結んでいるという。一見何の変哲もないお好み焼屋の真田(中井貴一)こそ、大阪国首相だった。
 真田の息子は中学生で、女性になりたいと思っている。性同一性障害である。そのため、いじめに遭っている。幼馴染の橋場茶子(沢木ルカ)が揉め事に巻き込まれそうになる。彼女こそ、豊臣家の末裔、“プリンセス・トヨトミ”だった。プリンセスが誘拐されたと誤解した大阪国の人々は立ち上がり、2011年7月8日午後4時に、大阪は全停止してしまう。
 バカバカしい話をシリアスに展開していて、まあ罪のないジョークといったところでしょうか。
 父性や地方の自立がテーマのようですが、真実味はありません。
 大阪国が何万人もの結社なら、わずか5億円の国からの補助金で大騒ぎする必要はありません。
 また、大阪在住者が皆、大阪生まれの父をもつわけでも、大阪生まれの祖父をもつわけでもありません。
 なぜ、旭はフランス人とのハーフという設定なのでしょうか?
 富士山の白い十字架は何を示唆しているのでしょうか?
 攻める松平対守る真田、補佐役は長曽我部(笹野高史)で、姫は橋場。まあ、ジョークなんですから、むきになるのはよしましょう。
 大阪では受けるでしょうか?


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