Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2011年

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 ムーヴィックス京都へ。
 品川ヒロシ原作・監督・脚本『漫才ギャング』(2010年)。
 売れない漫才師の飛夫(佐藤隆太)は、借金を抱えた相棒(綾部祐二)からコンビ解消を突然に告げられる。相棒の下宿先で取立て屋の金井(宮川大輔)に殴られて気を失い、飛夫は拘置所に運ばれる。そこで、であったのが、龍平(上地雄輔)だ。喧嘩に明け暮れる若者だが、つっこみの才能は半端ではない。飛夫は龍平とコンビを結成することに。
 しかし、今度は飛夫が借金の取り立ててにあう番に。しかも、町のチンピラ・グループの代貸し(新井浩文)が執拗に龍平を狙う。龍平は漫才のために喧嘩を自制してきたが、飛夫が重傷を負ったことで、コンビ解消を決意して、チンピラたちとの対決に向かう。
 他に、石原さとみや笹野高史ら。
 本物の漫才師が多数出演し、ボケとツッコミ満載。
 上地はなかなかの迫力。
 芸人の世界はホモソーシャルな世界のようです。
 「人は変われる。暴力ではなく努力で」とは、飛夫の言葉。
 「夢に小さいも大きいもない」とは、龍平の言葉。
 よくできたエンターテイメント作品だったと思います。

 新宿武蔵野館で2本。
 まず、山田火砂子監督『大地の詩』(2011年)。
 同志社の初期の卒業生で社会福祉に一身を捧げた留岡幸助の物語。
 留岡(村上弘明)は岡山で牧師をしていたが、乞われて北海道の刑務所に教誨師として赴く。妻の夏子(工藤夕貴)も一緒だ。そこで、留岡は刑務所の劣悪な環境を目の当たりにし、囚人の待遇改善に尽力する。やがて、アメリカに留学した留岡は、犯罪防止のために家庭教育の重要性を痛感し、巣鴨に家庭学校を、さらに北海道にも家庭学校を設立するのだった。
 他に、市川笑也、隆大介、中条きよしら。
 映画としては、失礼ながら説明的で平板なできです。
 とはいえ、あまりよく知られていない社会事業家を紹介しようという意図には敬意を表します。
 私も学生時代に彼の伝記『一路白頭に至る』(岩波新書)を読んで感動しました。
 「今の家庭は下宿屋にすぎません」という留岡の言葉は、今日ますます痛烈に響きます。

4月12日 邦画34

 自宅でビデオ。
 山本薩夫監督『牡丹燈篭』(大映、1968年)。脚本は依田義賢、美術は西岡善信。
 三遊亭円朝の怪談噺の映画化。
 旗本の三男坊・新三郎(本郷功次郎)は、お盆に美しいお露(赤座美代子)とその侍女お米(大塚道子)に出会い、お露と恋に落ちる。だが、彼女たちは幽霊だった。
 新三郎は長屋の者たちの助けをかりて、護符を張り巡らした近くの寺のお堂に篭る。だが、小悪党の伴蔵(西村晃)と女房のおみね(小川真由美)が金に目が眩んで、護符を破り幽霊を手引きする。
 翌朝、新三郎は遺体で発見された。伴蔵夫婦も強盗に惨殺されるのだった。
 他に、志村喬など。
 西村らしい丁寧な美術で、美しいが怖くはない。
 西村と小川の小悪党ぶりが印象的。
 新三郎もお露も武家社会で不遇をかこった。理不尽な封建制への批判が背景になっている。

 九条のシネヌーヴォへ。高峰秀子特集です。
 五所平之助監督『朝の波紋』(1952年、新東宝)。
 滝本篤子(高峰)は小さな貿易会社で社長秘書をしており、英語が得意だ。自宅では、親戚の少年・健ちゃんを預かっている。その健ちゃんが仲良しになったのが、伊能田二平太(池部良)という青年で資産家の御曹司で大手貿易会社の社員だ。ただし、こちらは英語が苦手ときている。
 篤子と二平太はお互いに好意を抱くのだが、仕事上張り合うことになってしまう。しかも、同じ会社の社員・梶(岡田英二)が篤子に結婚を迫っていた。
 ある日、健ちゃんが家出した。ペケという飼い犬を捨てるよう、篤子の母(滝鼻久子)に命じられたからだ。健ちゃんをさがすうちに、篤子と二平太は互いの愛を確信するようになる。
 篤子と梶が出張で神戸に出かけます。まだ占領時代の神戸の風景です。
 高峰がフランスから帰国して、最初の作品だそうです。それほど上手な英語でもありませんでしたが。
 池部はすでに30代後半ですが、さすがに男前。
 健ちゃんが犬を捨てきれずに抱きつくシーンは、涙をそそります。
 戦争孤児が登場しますが、今や東北地方は震災孤児を抱えています。心が痛みます。

4月7日 邦画32

 自宅でビデオ。
 成瀬巳喜男監督『ひき逃げ』(東宝、1966年)。脚本は松山善三。
 大手会社重役の柿沼(小沢栄太郎)の妻・絹子(司葉子)は、若い愛人(中山仁)との密会中に子供をひき逃げしてしまう。柿沼はお抱え運転手を身代わりに自首させる。
 殺された子供の母親・国子(高峰秀子)は、名前を偽って柿沼家の家政婦となり、復讐の機会を狙う。ところが、罪悪感に駆られ愛人にも捨てられた絹子は、子供と一緒に自殺する。そのため、国子に殺人の容疑がかかるのだった。
 他に、黒沢年男や賀原夏子、加東大介ら。
 成瀬には珍しいサスペンス。「女の中にいる他人」もそうでした。
 司はやはり美人ですね。
 子供をひき逃げした慰謝料が100万円、罰金が3万円!
 


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