Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2011年

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

4月3日 邦画31

 自宅でビデオ。
 市川崑監督『ど根性物語 銭の踊り』(大映、1964年)。
 町田八百(勝新太郎)は義侠心のあついタクシーの運転手で、喧嘩も強い。江戸(浜村純)と姫(船越英二)、堀川(ロイ・ジェームズ)の三人組が、町田に目をつけた。三人は謎の黒幕に指示されて悪人を殺す殺し屋たちだ。町田は月30万円(今なら300万円)の高給で仲間に迎えられる。
 やがて、彼らはクロード・デントンという麻薬密売王を殺そうとする。しかし、三人の計画は多くの人々を巻き添えにするものだった。町田は強く反対する。しかも、デントンこそは三人を操る黒幕だったのだ。町田は組織の仲間割れに利用されたと知り、三人組とデントンの双方に戦いを挑むのだった。
 他に、江里チエミも。
 音楽はハナ肇。
 「ど根性物語」というシリーズ第三作だそうです。
 勝の元気よさは気持ちがいいし、ロイ・ジェームズなども懐かしい。
 しかし、どうもまとまりの悪い、中途半端なハードボイルドです。
 巨匠・市川監督には、こういう駄作もあるのがご愛嬌か。

4月2日 邦画30

 自宅でDVD。
 中島哲也監督・脚本『下妻物語』(2008年)。
 茨城県下妻が舞台。
 ロココ調のロリータ・ファッションに惑溺する桃子(深田恭子)が、レディース(暴走族)のイチゴ(土屋アンナ)と出あう。二人は好対照で、桃子は他人には興味がない。しかし、イチゴが桃子に特攻服の刺繍を頼んだことから、二人に間に友情が芽生える。
 下妻と代官山を往復する、コミカルなファンタジー。
 暴走族とワルツの組み合わせも、面白い。
 「人は大きな幸運に出会うと臆病になる。幸せになるのは不幸に耐えるよりむずかしい」と、子供時代の桃子が言う。なるほど。
 他に、篠原涼子、宮迫博之、樹木希林ら。
 桃子は尼崎出身です。関西人にはこれだけで、ヤンキーのイメージがつかめます。関東の人なら、下妻という地名を聞いただけで、田舎のイメージがつくのでしょうね。

3月31日 邦画29

 3月も終わりですが、寒い日が続きます。被災地、心配ですね。
 自宅でビデオ。芳村公三郎監督『誘惑』(松竹、1948年)。
 代議士の矢島(佐分利信)は恩師の墓参りで、恩師の娘で医大生の孝子(原節子)に出あう。矢島は身寄りのない孝子を自宅にひきとる。孝子は矢島の子どもたちの面倒を見ることに。だが、結核で入院中の矢島の妻・時枝(杉村春子)は、嫉妬を抱く。
 実際、矢島は孝子に惹かれていく。孝子もそうだ。孝子は友人(山内明)の求愛を受け入れ、彼の郷里に出かける決意をする。しかし、危篤の時枝に後事を託され、矢島のもとに戻るのだった。
 いわゆる不倫ものですが、何しろ原が主演ですから、それでも上品な仕上がりになっています。
 時枝の入院する診療所は浜辺にあります。吉村監督の戦前の傑作『暖流』を思い出します。
 山内明の若いこと。

 自宅でビデオをもう一本。
 羽仁進監督『初恋・地獄編』(1968年)。脚本は羽仁と寺山修司。
 初めて観る羽仁作品だ。
 シュン(高橋章夫)は父に死別し母の再婚で、養父母に育てられた。しかし、養父からは執拗な性的虐待を受けてきた。ナナミ(石井くに子)は静岡から集団就職で上京し、今ではヌードモデルをしている。 若い二人が出会い、初恋に落ちる。二人は高校の文化祭に出かけるが、そこで上映されていた8ミリ映画も初恋ものだった。
 二人は最初に行った連れ込み宿での再会を約束するが、シュンはヤクザに追われて交通事故死してしまう。
 手振れの映像から幻想的なSMシーンまでが組み合わされた、不思議な映像。
 出演者たちも素人的な演技で、群集の囁きがこだまする。
 北島三郎や三波春夫らの歌謡曲が挿入され、時代を示している。

3月21日 邦画27

 昨日は卒業式でした。たいへんな時代に、教え子を社会に送り出すことになります。

 久しぶりに自宅で邦画のビデオ。
 小林正樹監督、松村善三脚色『黒い河』(松竹、1957年)。
 米軍基地に隣接した貧民街。強欲な大屋(山田五十鈴)の所有するボロ・アパートに、西田(渡辺文雄)という真面目な学生が引っ越してくる。住人は一癖も二癖もある連中だ。
 西田はカフェのウェートレス静子(有馬稲子)に好意を抱くが、愚連隊の人斬りジョー(仲代達矢)も彼女を狙っており、無理やり関係をもつ。しかも、ジョーは大屋と県の役人(清水将夫)に雇われて、強引にボロ・アパートの立ち退きを進める。
 静子も西田に好意を抱いているが、ジョーと別れられない。静子はついに、ジョーの殺害を決意するのだった。
 他に、東野英治郎や佐野浅夫(二人とものちの黄門様)、宮口精二、淡路恵子、菅井きんら。
 日本の対米従属や貧困問題なども扱われているが、男女の三角関係が中心になっており、社会風刺では今村監督の『豚と軍艦』に遠く及ばない。
 まだ新人の仲代が異様な存在感を示す。
 ボロ・アパートは取り壊されて、「温泉マーク」が建つとか。別名「さかさくらげ」、連れ込み宿の俗称です。
 


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事