Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2011年

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1月30日 邦画11

 徳島への車中でDVD。
 降旗康男監督『駅 STATION』(東宝、1981年)。
 1967年、北海道の銭函の駅で、三上刑事(高倉健)は妻子と別れた(妻はいしだあゆみ)。オリンピックの射撃選手に選ばれた三上は、多忙をきわめ、妻の一度だけの浮気を許すことができなかったのだ。その頃、連続殺人事件が発生し、三上の先輩(大滝秀治)が殺された。
 1976年。赤いスカートの女性をレイプする連続殺人事件が発生し、吉松五郎(根津甚八)という青年が容疑者になる。三上らは五郎の妹すず子(烏丸せつこ)をマークする。彼女は増毛の駅前の食堂で働いている。すず子の愛人(宇崎竜童)の協力で、三上らは五郎を深夜の無人駅で逮捕する。
 1979年の年末。三上は郷里の雄冬に戻る途中に、増毛に滞在する。そこの居酒屋で桐子(賠償千恵子)という魅力的な女性と出会い、関係をもつ。だが、桐子のもとに、盛岡(室田日出男)という昔の愛人が現れる。彼は13年前に三上の先輩を殺した犯人だった。三上は盛岡を射殺する。三上と桐子は結ばれることはなく、三上は一人で駅に向かうのだった。
 三上は犯人を射殺するような生活が嫌になり、郷里に戻ろうと辞表まで準備していたが、盛岡を射殺したことで桐子と結ばれず、辞表を破るのだった。
 他に、池部良、平田昭彦、北林谷栄、田中邦衛ら。武田鉄矢も顔を出している。塩沢ときも懐かしかった。
 脚本は倉本聡、音楽は宇崎竜童。
 八代亜紀の「舟歌」が効果的に使われています。
 「暗闇の彼方に光る一点を いま駅の灯と信じつつ逝く」
 五郎は死刑になるのですが、これは彼が三上に書き送った辞世の句です。
 

1月29日 邦画10

 福山出張の往復にDVDを一本。
 宮崎駿監督『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)。
 ご存知ルパン三世が次元らと、世界最小の国カリオストロ公国(人口3500人)に乗り込む。この国は政府が贋札作りをしているのだ。そこでルパンは、故大公の姫と出会う。姫は摂政カリオストロ伯爵と無理やり結婚させられそうになっていた。姫を救い、贋札作りを暴き、カリオストロに伝わる秘宝を手に入れるため、ルパンたちの大活躍が展開される。
 007シリーズや往年の『ゼンダ城の虜』を連想させる内容です。
 400年にわたって国家ぐるみの贋札作りとは、カリオストロ公国は北朝鮮の大先輩です。
 インターポール所属の銭形警部の乗るパトカーは、なぜか埼玉県警のものです。
 宮崎駿が監督とは知りませんでした。
 ルパンの声を担当した山田康雄さんも、最近亡くなりましたね。

1月24日 邦画9

 新潟から東京へ向かう車中でDVDを一本。
 小津安二郎監督『秋日和』(1960年、松竹)。
 旧友・三輪の法事に集まった間宮(佐分利信)、田口(中村伸郎)、平山(北竜二)は、三輪の娘・あや子(司葉子)の結婚を世話しようとする。あや子は見合いを断るが、それは一人になる母の秋子(原節子)のことが心配だからだ。そこで、間宮と田口は妻を亡くした平山と秋子の再婚を考え、平山も乗り気になる。
 あや子は間宮の部下の後藤(佐田啓二)という好青年と交際を始めるが、母が平山と再婚するものと思い込み、反発する。親友の百合子(岡田茉莉子)の取り成しも効果がない。
 やがて、秋子とあや子の母子は和解して、伊香保に旅行に行く。あや子は後藤との結婚を決意し、秋子は再婚しないと決めるのだった。
 間宮、田口、平山の三人が飄々としていて、百合子役の岡田も溌剌としている。ユーモラスな仕上がりです。
 他に、笠智衆、沢村貞子、渡辺文雄、三宅邦子ら。
 原が初めて母親役に。原と司の年齢差は、わずか14歳です。

1月23日 邦画8

 伊丹空港で飛行機の待ち時間にDVDを一本。
 三隅研次監督『鬼の棲む館』(大映、1969年)。原作は谷崎潤一郎、脚本は新藤兼人、撮影は宮川一夫、美術が内藤昭で音楽が伊福部昭。豪華なスタッフです。
 南北朝時代。太郎(勝新太郎)は落剥して、愛人の愛染(新珠三千代)と森の奥深くの廃寺で暮らしている。強盗や殺人を生業にし、無明の太郎と呼ばれている。そこに、昔捨てた妻(高峰秀子)が都からやって来て、三角関係の奇妙な生活になる。
 さらに、この廃寺に、高野の上人(佐藤慶)が道に迷って現れる。上人はかつて少将の君と呼ばれ、愛染の愛人だった。太郎は上人を襲うが、観音の法力に調伏される。だが、愛染は女の色気で上人を誘惑し、自殺に追い込む。勝ち誇った愛染を、太郎が斬り捨てる。
 太郎は上人と愛染を弔うため、出家を決意するのだった。
 太郎の妻は愛染を鬼と呼ぶが、上人は「鬼は己の心に棲んでいる」と諭す。
 その上人も肉欲に敗れるが、「紫の雲が見える」と言い残して絶命した。仏を見たのである。
 人間の業を考えさせる物語です。
 それにしても、勝、新珠、佐藤、そして、高峰と、皆さんがそれこそ鬼籍に入ってしまわれました。

1月20日 邦画7

 おやおや、何かトラブルでしょうか?

 三重の四日市への出張の車中でDVD。
 新藤兼人監督・脚本・制作『午後の遺言状』(近代映画協会、1995年)。
 老女優の森本蓉子(杉村春子)は、避暑で蓼科の別荘にやって来る。管理人の豊子(乙羽信子)とは長い付き合いだ。豊子の娘はもうすぐ結婚するという。しかし、庭師だった老人は、最近自殺したのだという。
 蓉子の別荘に、昔の女優仲間だった牛国登美江(朝霧鏡子)が夫(観世栄夫)と訪ねてくる。何十年ぶりの再会だが、登美江は認知症を患い、記憶を失っている。やがて、二人は旅先で自殺する。さらに、蓉子は豊子から、亡夫(津川雅彦)と不倫して娘を産んだと告白される。
 蓉子は生と死、人生の意味を深くかみ締めながら、強く生きようと決意するのだった。
 杉村最後の主演作で、乙羽にとっては遺作。すでに末期ガンだったとか。
 蓉子と登美江は築地小劇場の同級生で、チェーフォフの『カモメ』を共演したという設定。
 登美江の夫は元能楽師で、みごとな謡曲を披露する。
 杉村の口舌が不鮮明で、名女優の老いを感じさせます。
 舞台劇にはいい作品でしょう。

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