Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2011年

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 久しぶりに神保町シアター。岡田茉莉子特集で、岡田夫妻のサイン会もありました。
 中村登監督『河口』(1961年、松竹)。
 季枝(岡田)は、金のために実業家(滝沢修)の愛人になった。やがて、季枝は画商として独立した。館林(山村聡)という中年男が、彼女を一人前の画商に育てようとする。
 季枝は資金調達のため、角井(東野英治郎)という大阪の会社社長の愛人になるが、三崎(杉浦直樹)という青年実業家と恋に落ちる。だが、だが、三崎から別れ話が。手切れ金は30万円だという。
 さらに、季枝は司(田村高広)という建築家に恋するが、司は病気から回復した妻とアメリカに留学すると知り、恋を諦めるのだった。季枝は河口にたたずみ、画商として生きていくことを決意する。
 東野や山村が渋い、それでいてコミカルな演技を見せてくれます。
 季枝と司、建林が、京都の「しる幸」で待ち合わせ。四条河原町にある、いいお店ですよ。
 中村監督は京都や奈良の町並みを描くのが上手です。

12月6日 邦画97

 自宅で学生諸君とDVD。
 石井裕也監督・脚本『川の底からこんにちは』(2010年)。
 佐和子(満島ひかり)は東京に出て5年、5回目の仕事で五人目の彼氏と付き合っている。相手は会社の上司・健一(遠藤雅)でバツイチの子持ち。佐和子は駆け落ちして上京し、これまで男に捨てられ続けてきた。「すいません」、「しょうがない」、「どうせ中の下の人生」と彼女は言う。
 しかし、父が危篤になり、佐和子は田舎に戻ることに。健一とその娘もついて来る。父の会社はしじみのパックを販売しているが、経営は火の車。その上、健一は佐和子の幼馴染と失踪してしまう。無気力だった佐和子が、やるしかない、と奮起するのだった。
 満島はたいへんな女優です!
 会話も笑いに満ちています。
 しじみのように川の底でも息づく、そんな人生の逞しさを謳っています。

12月3日 邦画96

 白浜へ向かう車中でDVD。
 加戸敏監督『遊侠五人男』(大映、1958年)。原作は川口松太郎、脚本は八尋不二。
 恋人の千枝(中村玉緒)が借金のため売り飛ばされるのを、ヤクザの徳二(勝新太郎)が無理やり奪い返した。このため、徳二の親分・又四郎(黒川弥太郎)は徳二の首を差し出せと、米五郎(小堀明男)に迫られる。ところが、その米五郎が吉原での武家殺しの罪で、郡代・妻木兵三郎(市川雷蔵)に追われることに。そこで、米五郎は又四郎に一時的な身代わりを頼み込む。
 又四郎は身代わりになって捕まり、江戸に送られる。だが、米五郎は自首する気配がない。又四郎の子分・源八(長谷川一夫)は元侍で、米五郎に殺されたのは彼の叔父だった。しかも、郡代・妻木は源八のかつての教え子だった。源八は徳二、さらに佐吉(梅若正二)らの助けをえて、又四郎親分を救い叔父の恨みを晴らすために、米五郎を追うのだった。
 他に、木暮実千代ら。
 長谷川を中心にしたオールスター時代劇。
 彼らが上州、甲州、江戸・吉原を旅する。
 梅若は色男だが、どうみても大根役者。ほどなく芸能界を去っていきました。
 東京へ向かう新幹線でDVDを一本。
 久しぶりに雷蔵です。
 斉藤寅次郎監督『弥次喜多道中』(1956年、大映)。
 弥次さん(市川雷蔵)と喜多さん(林成年)は、借金だらけ。おまけに喜多さんが突然声の出なくなる奇病「オランダ熱」に。医師の久庵(山茶花究)の持つラジウムで治ったものの、そのラジウムが金目当ての浪人たちに奪われる。ラジウムを取り返そうとする二人に、トンマな目明し(花菱アチャコ)や女スリ(阿井美代子)らも関わって、珍道中に。
 他に、島倉千代子と田端義夫が美声を発揮する。
 「太陽族」だの「処刑の部屋」だの、当時の流行語やカタカナ語も登場する。
 賑やかながら、キレのない凡作でした。
 金沢に向かう車中でDVDを一本。
 大島渚監督『愛と希望の街』(松竹、1959年)。
 大島の監督デビュー作で1時間ほどの小品です。
 川崎が舞台。貧しい中学生の正夫(藤川弘史)は、鳩を売って生計を立てている。買った人の不注意で、鳩は正夫のもとに戻ってくるので、また商売ができる。母(望月優子)は病弱な靴磨きで、妹は知恵遅れだ。
 良家の子女・京子(冨永ユキ)が正夫に関心をもち、父(須賀不二男)の工場に正夫を就職させようとする。正夫の担任の女教師(伊藤道子)も熱心で、京子の兄(渡辺文雄)と交渉を重ねるうちに恋愛感情が芽生える。
 だが、正夫は採用されなかった。詐欺まがい鳩の商売が発覚したからだ。京子は正夫から鳩を買い取り、兄に猟銃で撃ってもらう。正夫が二度と鳩で商売できないようにだ。
 地元の小さな工場で働きながら、正夫の新しい人生が始まった。
 母は息子をなんとか高校に進学させて、貧困から抜け出させようと願うが、それも叶わない。
 しかし、正夫の目は澄んでいる。
 藤川、冨永、伊藤と、ほとんど数本の出演作品しか持たないようです。
 なにか、三島由紀夫の短編を読んだような印象でした。

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