Koji Murataの映画メモ

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外国映画 2012年

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4月23日 外国映画49

 沖縄からの帰路にDVDを一本。
 アレックス・コックス監督『ウォーカー』(1987年、アメリカ、メキシコ、スペイン合作)。
 19世紀半ばにウィリアム・ウォーカー(エド・ハリス)は仲間を率いてメキシコに侵攻し、失敗する。だが次には、大富豪コーネリアス・ヴァンダービルド(ピーター・ボイル)の支援を受けて、ウォーカーはならず者を率いてニカラグアに侵攻する。
 ニカラグアを支配したウォーカーは現地の大統領まで殺害し、自ら大統領となって恐怖政治を敷く。だが、ヴァンダービルドに刃向ったことから補給を絶たれ、民衆の放棄で彼の支配は終焉するのだった。
 残酷な暴政を敷きながら、ウォーカーは自らの正義を信じて疑わない。
 しかも、本作は意図的に、この19世紀の史実(これは史実です!)と1980年代のレーガン政権の中南米政策を結び付けている。
 「どんなことがあろうとわれわれは戻ってくる」と絶叫するウォーカーが、レーガンの演説に取って代わられる。
 南北アメリカの一筋縄ではいかない歴史を感じさせます。

4月22日 外国映画48

 沖縄への途上DVDを。
 リュック・ベンソン監督『The Lady ひき咲かれた愛』(2011年、フランス)。
 ビルマの民主化運動の指導者アウンサン・スーチー(ミシェル・ヨ―)の物語。スーチーの祖国愛と家族の絆が切々と描かれている。スーチー役のヨーは渾身の演技。夫アリス博士役のデヴィッド・シューリスも哀愁漂う。
 作中、英語とビルマ語が交差する。二つの言語が国境や政治体制、社会層の亀裂を示しています。
 7月21日に全国公開との由。
 過去四半世紀のアジアの政治を理解する上でも、一見の価値ありです。
 ビルマの民主化の今後も注目されますね。

4月19日 外国映画47

 福岡に向かう新幹線でDVDを一本。
 ジョエル・コーエン監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本『赤ちゃん泥棒』(1987年、アメリカ)。
 ハイ(ニコラス・ケイジ)は泥棒で何度も逮捕され、刑務所で出会った婦人警官のエド(ホリー・ハンター)と出所後に結婚する。しかし、エドは不妊症だった。どうしても子供のほしい二人は、富豪のアリゾナ家で五つ子が生まれたと知り、赤ん坊を盗みに行く。
 ところが、仲間二人が刑務所を脱獄して、ハイの家に転がり込む。二人は赤ん坊を誘拐して身代金をせしめようとする。さらに、賞金稼ぎのマンハンターやハイの上役一家も絡んで、大騒ぎが展開する。
 だが、赤ん坊を誘拐されて親の気持ちを悟ったハイとエドは、赤ん坊を取り戻すと、アリゾナ家に帰しに行くのだった。
 原題は"Raising Arizona"で、舞台はアリゾナです。
 レーガン時代の経済格差が背景になっています。
 気楽に楽しめる、よく計算された娯楽作品です。
 とにかく赤ちゃんがかわいい。
 情けないケイジの演技も味があります。

4月17日 外国映画46

 自宅でDVD。
 ロバート・アルドリッジ監督『キッスで殺せ』(1955年、アメリカ)。原作はミッキー・スピレイン。
 私立探偵のマイク・ハマー(ラルフ・ミーカー)は深夜の路上で裸をレインコートに包んだクリステイナを車に乗せた。だが、その直後に何者かに襲われ、彼女は殺され、マイクも重傷を負った。マイクは美人秘書ヴェルダとともに事件の真相を探ろうとするが、警察や犯罪組織に狙われる。
 マイクはクリスティナのルームメイトだったリリーと出会う。だが、マイクは友人の自動車整備工を殺され、ヴェルダまで誘拐される。実は、リリーは犯人の一味だった。事件の背景には、原子力エネルギーが絡んでおり、クリスティナが隠ぺいしていた鞄をリリーが開けた途端に、高熱に包まれ、悪人たちのアジトは爆発するのだった。
 主人公は暴力的で陰影に富んでいる。
 核戦争の恐怖や冷戦が背景になっています。
 鞄を開けて悲鳴を上げるリリーの様子は、映画史上伝説的です。
 
 自宅でDVD。
 ウォーレン・ベイティ監督『ブルワース』(1998年、アメリカ)。
 カリフォルニア選出の民主党上院議員ブルワース(ベイティ)は、選挙の目前にして先物買いで破産しそうになっている。彼はノイローゼになり、自分に多額の生命保険をかけて、暗殺を依頼する。彼は自暴自棄になり、選挙区でも本音をぶちまけて物議をかもす。そんな中、ブルワースは美しい黒人女性のニーナと出会い、一目ぼれする。実は、彼女こそ殺し屋だった。
 ラップに乗った本音トークで、ブルワースの人気は急上昇し、株でも大儲けをする。ブルワースは暗殺の撤回を依頼し、再選を果たす。ニーナやその家族との交流から黒人社会の問題にも目覚めた。だが、勝利を祝うブルワースがニーナと抱擁する中、彼に裏切られたと激怒する保険業界の有力者(ポール・ソルビノ)がブルワースを射殺するのだった。
 他に、ラリー・キングやジョージ・ハミルトンが本人役で登場する。
 ラップで選挙演説するベイティは、コミカルないい味を出しています。
 OJシンプソン事件など、90年代のアメリカが懐かしく思い出されます。

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