Koji Murataの映画メモ

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外国映画 2012年

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 日本から香港に向かう畿内で一本。
 サイモン・カーティス監督"My Week with Marilyn"(イギリス、2011年)。
 1956年、マリリン・モンロー(ミッシェル・ウィリアムズ)が『王子と踊り子』という映画の撮影のために、ロンドンにやって来る。共演兼監督はイギリスの名優ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)だ。しかし、マリリンは情緒不安定で撮影は進まず、オリヴィエと衝突を繰り返す。そこで、良家出身の若い監督助手のコリン・クラーク(エディ・レッドメイン、『イエロー・ハンカチーフ』の頼りない青年)が世話係に充てられる。夫のアーサー・ミラーすら信じられないマリリンは、この若者に心を開き、コリンもこの大スターを女性として愛するようになる。
 オリヴィエの妻ヴィヴィアン・リーは若いマリリンニ密かに嫉妬している。
 オリヴィエすら、マリリンの天与の才能を認め、彼女の個人的破綻を憂いている。
 コリン・クラークの回想録に基づく実話だそうです。
 ブラナーがオリヴィエを演じるとは、お洒落です。
 マリリン役のウィリアムズもセクシーで切ない。
 『王子と踊り子』も懐かしい映画です。
 他に、ジュディ・デンチら。
 広島への途次にDVDを一本。
 スティーブン・ザイリアン監督・脚本『ボビー・フィッシャーを捜して』(1993年、アメリカ)。
 7歳のジョシュ(マックス・ポメランツ)は、公園でのチェスで才能を示す。父フレッド(ジョー・モンテーニャ)は息子を元チェス・チャンピオンのブルース(ベン・キングスレイ、『ガンジー』を名演)に託す。
 「敵を憎め」と教えるブルースに、ジョシュは反発するが、やがて両親の愛に支えられてライバルを破り、全米少年少女チェス・チャンピオンになるのだった。
 ボビー・フィッシャーは伝説のチェス・プレイヤーで、何度も失踪をくり返し、日本で生活していたこともあります。
 フィッシャーの実録映像も、効果的に挿入されています。
 「第二のボビー・フィッシャー」をめぐる、父と母の葛藤、元チャンピオンと無冠のストリートチェスの名人との対立、そして、その中での少年の成長が感動的に描かれています。
 東京に向かう車内でDVDを一本。
 トニー・ケイ監督『アメリカン・ヒストリーX』(1998年、アメリカ)。
 デレク(エドワード・ノートン)は白人至上主義者の若者で、車を盗もうとした黒人を殺害して3年間を刑務所で過ごす。出所すると、弟のダニー(エドワード・ファーロング)が熱狂的に兄を迎えた。兄は弟のヒーローだった。
 しかし、兄は刑務所での経験から、怒りのむなしさを感じていた。兄は弟に極右の暴力グループから身を引くように諭す。二人を見守ってるのが、高校の黒人校長で、彼がダニーに課したのが、兄についてのエッセー、「アメリカン・ヒストリーX」だった。
 しかし、ダニーが憎しみと差別のむなしさに気づき始めた時、彼は黒人のクラスメートにトイレで射殺されるのだった。
 過去は白黒、現在はカラーで描かれている。ダレクはナチの崇拝者で、全身に刺青を入れ、スキンヘッドである。その彼も、刑務所で白人の囚人にレイプされ、彼を黒人グループから守ってくれたのは、黒人の友人だったのだ。
 アメリカ社会の貧困、差別、暴力の連鎖を見事に描き、その中で、人間性の再生の可能性を示唆しています。
 福岡に向かう車中でDVDを一本。
 フィリップ・カウフマン監督『ライトスタッフ』(1983年、アメリカ)。
 第二次世界大戦後、アメリカ空軍では精鋭のパイロットたちが音速の壁を破る努力を重ねていた。イェーガー(サム・シェパード)はついにそれに成功する。その後、記録は次々に更新されたが、事故も多発した。
 やがて、ソ連のスプートニク打ち上げ成功で、アメリカは人工衛星の打ち上げ計画に邁進する。全米からジョン・グレン(エド・ハリス)ら7人の俊英が選別された。そのうちの一人ゴードン・クーパー(デニス・クエイド)が、ついには最後の単独宇宙飛行の記録を樹立した。
 その頃、イェーガーは依然として最新鋭機の飛行実験に命をかけていた。
 実話に基づく物語。「ライトスタッフ」とは適切な資質という意味。
 世間の関心は飛行機から人工衛星に移ったが、イェーガーは時代に取り残されながら、黙々と自分の目標を追求していきます。
 グレンはのちに上院議員になっています。
 この作品では、アイゼンハワーやジョンソン副大統領(ドナルド・モファット)も登場します。後者は実によく似ていますが、身勝手な政治家として描かれています。
 京都シネマへ。
 マイク・ミルズ監督・脚本『人生はビギナーズ』(2010年、アメリカ)。
 オリバー(ユアン・マクレガー)はシャイなイラストレーターで38歳。最近、父ハル(ゥリストファー・プラマー)を亡くした。父は母の死後、自らがゲイであることをカミングアウトして、若い恋人まで作り、人生を謳歌して亡くなった。
 オリバーはあるパーティーでアナ(メラニー・ロラン)というフランス人女性と出会い、交際を始めるが、両親の冷めた関係が頭から離れず、関係を深められない。
 オリバーの恋と父や母との思い出が、ゆったりと交差していく。
 人生の幸せを問い直す作品だが、息子はイラストレーター、父は元美術館長と、いかにもお洒落な職業設定。その上、アナは女優の卵だ。
 プラマーは生き生きと老いらくの恋と病を演じている。アカデミー助演男優賞が有力視されています。
 アーサーという犬も重要なプレイヤーです。
 全体として、心温まる作品ではあります。

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