Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

外国映画 2012年

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

7月20日 外国映画73

 ソウルの空港で淀川長治解説付きのDVD。
 レオ・マッケリー監督『邂逅(めぐりあい)』(1939年、アメリカ)。
 大西洋をアメリカに向かう豪華客船で、プレイボーイで有名なミッシェル(シャルル・ボワイエ)は、美しいテリー(アイリーン・ダン)と出会う。二人とも婚約者がいたがお互いに惹かれあう。
 船がニューヨークに到着する前に、二人は半年後にエンパイヤ・ステイト・ビルの屋上で再会を約束する。ほどなく、二人はお互いの婚約者と別れ、ミッシェルは画家を志し、テリーは歌手になって生計を立てる。
 約束の日、急ぐテリーは交通事故に会い、ミッシェルとの再会を果たせない。禁欲的な彼女は、自分が歩けるようになるまで彼と会おうとしない。やがて、二人は偶然再会する。しかし、裏切られたと思ったミッシェルは、再び船でヨーロッパに戻ろうと決意する。
 出発前にテリーのアパートを訪ねたミッシェルは、自分の描いたテリーの肖像画を、テリー自身が入手していることを知り、彼女の愛を再確認するのだった。
 ミッシェルの祖母を演じたマリア・オウスベンスカヤが凛として魅力的。
 ストーリーはいたって単純だが、会話も映像も、ピンク・シャンパンのように上品でお洒落。
 テリーが自分の父親の言葉を紹介する。「人を魅了するものは、非合法か不道徳か、肥満を伴うものだ」。
 この作品は何度もリメイクされているようです。
 
 

7月15日 外国映画72

 エリア・カザン監督の遺作『ラスト・タイクーン』(1976年、アメリカ)。
 スコット・フィッツジェラルドの未完の遺作を映画化したもの。脚本ものちにノーベル文学賞を受賞するハロルド・ピンターと豪華。
 黄金時代のハリウッド。若く有能なプロデューサーのスター(ロバート・デニーロ)は、謎の美女キャサリン(イングリッド・ボルティング)に一目ぼれする。大女優だった亡妻にそっくりだったからだ。だが、キャサリンには婚約者がおり、数度の逢瀬の末に彼女はスターの前から姿を消す。
 その間、スターは左翼脚本家(ジャック・ニコルソン)と争い、自分に嫉妬する撮影所長(ロバート・ミッチャム)との権力闘争に敗れて、孤独のうちに失脚するのだった。
 他にも、ジャンヌ・モローやとにー・カーチスなど往年の大スターが俳優役で、また、レイ・ミランドやドナルド・プレゼンスなど、渋い名優が顔を揃えている。ミランドとプレゼンスはともに『刑事コロンボ』で印象的な犯人役を演じています。『コロンボ』こそは、私とハリウッド俳優たちとの最初の出会いだったかもしれません。
 京都シネマへ。
 アレクサンドル・ソクーロフ監督・脚本『ファウスト』(2011年、ロシア)。
 ロシアのソクーロフがドイツの名作『ファウスト』を自由闊達に再構成した作品。ファウスト博士にヨハネス・ツァイラー、そして原作のメフィストフェレスに当たる高利貸をアントン・アダシンスキー、若く美しいマルガレーテにイゾルダ・ディシャウクら。特に、アダシンスキーの高利貸には、鬼気迫るものがある。
 特に、ラストのブロッケン山のシーンは幻想的な映像美。
 途中で挫折したゲーテの原作に、もう一度挑戦したくなりました。

7月6日 外国映画71

 東京に向かう車中でDVDを一本。
 シドニー・ルメット監督『セルピコ』(1973年、アメリカ)。
 フランク・セルピコ(アル・パチーノ)は警察学校を卒業して、希望に胸を膨らませながらニューヨーク市警に入った。しかし、そこには無気力や汚職が横行していた。セルピコは賄賂の受け取りを拒否して、仲間から疎外され部署を転々とさせられる。恋人とも別れた。ついに内部監察に訴え出るが、警視総監も市長も及び腰だ。
 さらに、セルピコはマスコミにも働きかける。そのため、捜査中に仲間に見殺しにされて重傷を負う。それでも、彼は公聴会で証言を貫くのだった。
 実話に基づくとの由。
 今では珍しくない内部告発だが、40年近く前には相当な覚悟を要したでしょう。
 アル・パチーノが力演。セルピコは徐々に長髪・髭面になり、どこか殉教者、さらにはイエス・キリストを彷彿させる。
 アイルランド系の多いニューヨーク市警の中でのイタリア系やユダヤ系の微妙な立場など、人種問題も考えさせられます。
 ムーヴィックス京都へ。
 マーク・ウェブ監督『アメージング・スパイダーマン』(2012年、アメリカ)。
 ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)はカメラ好きの高校生で、幼い時に両親を亡くしベン叔父さん(マーティン・シーン)夫妻に育てられていた。父は有名な科学者だった。
 ある日、ピーターは父が勤めていたオゾボーン社に出かけ、秘密の実験ゾーンで蜘蛛にさされてしまう。それから、彼の肉体に異変が。
 ピーターは、ささいなことからベン叔父と喧嘩して家を飛び出した。彼を探しに街に出た叔父は窃盗犯に殺されてしまう。ピーターはスパイダーマンの衣装をつけて犯人を見つけようとするが、逆に警察から追われることになる。しかも、陣頭指揮をとるステイシー警部は、恋人グウェン(エマ・ストーン)の父親だった。
 オゾボーン社でピーターの父の同僚だったコナーズ博士(リース・イーヴァンズ)は新薬の開発を急がされて、自らに人体実験をほどこす。そのため、彼は巨大なトカゲの怪獣リザードになってしまう。ニューヨークを守るため、スパイダーマンとリザードの戦いが始まった。
 もちろん、単純にエンターテイメントとして楽しめますが、幾重にも親子の絆のドラマにもなっています。
 マーティン・シーンがすっかりお爺さんになっていて、驚きました。もう70すぎなのですね。
 スパイダーマンのアニメ登場は1962年とか。ケネディ時代ですね。
 コナーズ博士が爬虫類の怪獣になったとピーターが訴えると、ステイシー警部は「ゴジラが現れるのは東京だ」と相手にしません。
 

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
10/31まで秋の行楽キャンペーン実施中

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事