|
シネヌーヴォへ。東北映画特集です。
斉藤耕一監督『津軽じょんがら節』(1973年、ATG)。
津軽の寒村に、東京から若い男女がやって来る。イサ子(江上杏子)はこの土地の出身で、漁場で亡くなった父と兄の墓を建てるのが悲願だ。徹男(織田あきら)は東京育ちのチンピラで、他の組の幹部を刺して追われている。徹男はこの寒村から一日も早く出て行きたい。
やがて、徹男は盲目の娘・ユキ(中川三穂子)に慕われ、関係を持つ。また、孤高の漁師・為造(西村晃)に惹かれ、漁を手伝うようになる。徹男ははじめて「故郷」を発見したのだ。だが、イサ子は父と兄の保険支払いを拒否され、貯金まで盗まれて、この村を離れようとする。
女は故郷を離れ、男は故郷を発見した。しかし、それも束の間、徹男は東京から追ってきたヤクザたちに殺されるのだった。
津軽の風景とじょんがら節が、心に突き刺さる。
他に、寺田農や佐藤英夫ら。佐藤は「救心」のコマーシャルで有名でしたが、ここではエロ親爺を見事に演じています。
1970年代の反体制的で暗い雰囲気が、ひしひしと伝わってきます。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー



