Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2012年

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10月25日 邦画75

 自宅でDVD。
 野村芳太郎監督『女の一生』(松竹、1967年)。モーパッサンの原作を野村と山田洋次、森崎東が脚本に。撮影は川又昂。
 昭和21年の信州。伸子(岩下志麻)は地元の大地主・弥生家の一人娘で、両親(宇野重吉と長岡輝子)に溺愛されて育った。結核から回復した伸子は、戦死した兄の友人・宗一(栗塚旭)を婿に迎える。ところが、宗一は使用人で伸子の乳姉妹であるお民(左幸子)を妊娠させてしまう。その頃、伸子も妊娠したため離婚できず、お民は彌生家を追放される。宗一の女癖は治らず、ついに痴情のもつれから殺されてしまう。
 伸子は一人息子の宣一(田村正和)を溺愛するが、息子は東京の下宿生活で放蕩を続け、彌生の家も没落していく。屋敷まで手放した伸子は、お民とその子供たち(竹脇無我ら)の世話になる。宣一はホステスと勝手に結婚してしまったが、その妻は出産で落命し、伸子は孫を抱いて信州に戻るのだった。
 他に、小川真由美や大阪志郎ら。
 岩下が巧く老けていきます。『紀ノ川』を思い出します。
 田村や竹脇が実に若い。しかし、その竹脇もすでに亡くなりました。
 「〜ズラ」という放言が耳に残ります。
 
 

10月22日 邦画74

**申し訳ありませんが、削除を前提としたコメントの投稿は、格段の事情がなければ、ご遠慮ください。 
 
久しぶりに、自宅でDVD。
 野口博志監督『拳銃無頼帖・抜き射ちの竜』(日活、1960年)。
 抜き射ちの竜(赤木圭一郎)は、あるヤクザの親分を倒すが、自らも麻薬の中毒で意識を失う。気が付くと、医師(菅井一郎)の手当てを受けていた。竜を子分にすべく、中国人のボス・楊(西村晃)が費用を出していた。
 やがて、楊は竜とコルトの銀(宍戸錠)に、対立する日本人組織のボス(二本柳寛)を殺すよう命じる。この間、竜はファションモデルのみどり(浅丘ルリ子)と出会い、また、麻薬中毒に陥った後輩のボクサーとその恋人を救おうとする。
 楊は組織の情報が漏れていることに気付く、実は、みどりの兄(草薙幸ニ郎)が麻薬警察で、楊の経営するクラブに潜入していたのだ。
 麻薬取引を知った竜は、これを警察に通報して現場に向かうのだった。そこには、コルトの銀が待っている。
 他に、藤村有弘ら。
 なぜか、竜と銀の語尾はほとんど「〜だぜ」。
 赤木も宍戸もキャラ立ちしています。
 西村や藤村の中国なまりの日本語も、なかなか怪しい。
 KIYOさん、1000本おめでとうございます。
 
 京都南座の山田洋次特集に再び。
 『武士の一分』(2006年)。原作は藤沢周平。
 東北の某藩。三村(木村拓哉)は30石の下級侍で、藩主の毒見役を務めている。ある日、毒見で食べた貝にあたって、失明してしまう。その三村を、妻の加世(檀れい)と中元の徳平(笹野高史)が献身的に支える。
 しかし、三村は妻と上級武士・島田(坂東三津五郎)との不倫を知る。実は、夫の家禄を保つため相談にいった加世を、島田が手籠めにしたのだった。三村は加世を離縁し、島田への復讐のために、剣の修行に励み、島田に果たし状を突きつけるのだった。これが三村の「武士の一分」だった。
 他に、桃井かおりや緒方拳ら。
 檀れいの「〜がんす」という放言がかわいい。
 長身の木村と小柄な三津五郎との決斗シーンも、シンプルで迫力があります。
 藩主役の歌澤寅右衛門は、「大儀」意外に台詞がないものの、印象的。
 

10月15日 邦画72

 青森の棟方志功記念館でビデオを鑑賞。
 『彫る 棟方志功の世界』(1975年)。
 38分の小品ながら、国際的な評価を受けた、いわゆる文化映画です。
 国際的な版画家・棟方は明治36年に青森で生まれた。日露戦争の前年で、八甲田山で雪中行軍の遭難のあった年である。棟方の温かい津軽弁と、驚くべきスピードの製作の姿は、堪能できる。彼は「版画」を「板画」と呼んでいる。彼の作風の原点は、「ねぶた」にあるようだ。さらに、棟方の作品を味わうには、仏教への理解も不可欠だ。
 若い頃ゴッホに憧れ、「わたばゴッホになる」(私はゴッホになる)と言い続けたので、風邪をひいていると思われた由。
 鈴木瑞穂のナレーションが、心に沁みる。
 ムーヴィックス三条へ。
 北野武監督『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)。
 前作から2年ですが、映画の設定では5年経ったことになっています。
 元大友組の組長・大友(北野)は組を失い服役中だが、仮出所の運びに。この間、山王会は加藤会長(三浦友和)の下で肥大化していた。若頭の石原(加瀬亮)が、古参の幹部たちを恫喝している。
 マル暴の刑事・片岡(小日向文世)は山王会にたかりながら、その勢力を削ごうともしていた。そこで、関西の花菱会を懐柔しようとし、さらには、大友に復讐を使嗾する。大友は復讐には消極的だったが、かつての大友の宿敵・木村(中野英雄)は乗り気だった。木村の若い部下たちが山王会に無残に殺されたことから、ついに大友も立ち上がる。
 他に、西田敏行、中尾彬ら。名高達郎は懐かしい。神山繁も80歳を超えて、長老の風格。
 北野の演技は渋いと思う。
 とはいえ、容易に想像できるストーリー展開で、二番煎じは否めない。
 山王会の会長室が貧弱すぎて、リアリティに欠ける。

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