Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2013年

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2月7日

 お久しぶりです。
 まず、1月31日に京都文化博物館へ。熊井啓監督『帝銀事件 死刑囚』(日活、1964年)。熊井の監督デビュー作。熊井は冤罪というテーマにこだわり続けた監督です。死刑囚となる平沢貞道を演じた信励三が渾身の演技。他に内藤武敏や庄司永建、藤原重慶、草薙幸二郎ら、懐かしい脇役たちが登場。
 
 2月5日に京都シネマへ。ロドリゴ・ガルシア監督『アルバート氏の人生』(2011年、アイルランド)。19世紀のダブリンで、貧しさゆえに男になりすまして、ウェイターとして一生を送った女性、アルバート・ノッブス(グレン・クローズ)の物語。当時のアイルランドの貧困と絶望が伝わってきます。アルバート氏は小銭をため続け、小さなタバコ屋を開くのが夢でした。断層の女性が別の女性と夫婦として睦ましく暮らしているのを知って、アルバート氏も若い女中との「結婚」を夢観るのですが、これが悲劇に終ります。
 
 続いて2月7日に梅田ガーデンシネマへ。大映特集でした。鈴木英夫監督、新藤兼人脚本『西城家の饗宴』(1951年)。
逗子に住む元海軍大佐(菅井一郎)とその大家族。失業中の父、戦争未亡人の嫁(三條美紀)、女優脂肪の娘(若山セツ子)らが、それぞれ騒動を起こす。小津調のホームドラマで、一時乱調するものの、予定調和する。どこか浮世離れした一家の物語。大げさな演出の凡作という印象でした。他に、千秋実、小林桂樹、殿山泰司ら。
 
 
 年末年始とバタバタして、映画のブログを書くことができませんでした。
 
 大みそかから元旦にかけては、神戸の実家で母とDVD。山田洋次監督『男はつらいよ ハイビスカスの恋』(1980年、松竹)。
 葛飾柴又の「とらや」にリリー(浅丘ルリ子)から手紙が届き、沖縄で危篤との由。寅さん(渥美清)は大の飛行機嫌いだが、リリーのために沖縄へ。やがて、回復したリリーから結婚の話まで出るのだが。沖縄海洋博のあとの沖縄の様子が、差焼き風刺的に盛り込まれたりしています。他に江藤潤ら。私が観たのは、後年再編集されたものだったからか、主題歌を八代亜紀が歌っていました。触発されて、先日葛飾柴又にも行ってきました。すぐ先が矢切の渡し」なんですね。
 
 元旦にはもう一本DVD。木下慶介監督『不死鳥』(松竹、1947年)。
 田中絹代が戦争未亡人の役で、亡夫(佐田啓二)との出会いから死別までが、回想で描かれたメロドラマです。
 さすがに、田中の女学生役には無理があります。夫の父が頑なに結婚に反対するが、最後は許してくれます。この頑固親父が小杉勇。こういう役が本当に似合います。他に山内明ら。それにしても、浮世離れした富裕層の物語でした。これも年末に、浜松の木下慶介記念館に行ってきました。
 
 さて、14日にようやく今年初めて映画館へ。ローランド・エメリッヒ監督『もうひとりのシェークスピア』(2011年)。原題は"Anonymous"つまり「匿名」。エリザベス一世(ヴァネッサ・レドクレイヴ)治世の末期、次期国王擁立をめぐる権力闘争と、、女王のかつての愛人オックスフォード伯爵(リス・エヴァンス)が「匿名」で戯曲やソネットを書き続け、それを無名の役者シャークスピアの名前で発表したというフィクションが、巧く組み合わさっています。
作中でシャークスピア劇も楽しめますし、やはりイギリスの俳優たちは演技がしっかりしていますね。驚くべき結末も!衣装や音楽を含めて、予想以上に楽しめました。
 
 何とかこのブログは書き続けるつもりですので、本年もどうぞよろしくお願いします。

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