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神は、ノアに呼びかけられた 創世記6:5−9
(1)昔、神戸の教会にいたとき川崎造船会社と関係する人の話を聞いた。聖書の箱舟の詳細な形は、6:15「長さ300キュビト(130M)幅50キュビト(22M)、高さ30キュウビット」であった。神が、箱舟の形を教えた。 長:幅:高=300:50:30の比率は、黄金比と呼ばれ、現在のタンカーなど大型船の最も安定した比率。沢山の動物と食料を積むために、技術的にも安全で沢山乗れる船の形を神は教えた。
(2)この比率が、今から数千年も昔、神がノアに教えた。現代の造船技術と同じなのをみて、非常に驚き、聖書の教えに感動し、やがて信仰に入ったという。
I 神は、罪の世界を悲しまれた
(1)5節「地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをごらんになった。」神が人間を創造したのは、 神の栄光をあらわす神の国の建設を期待した。現在のように、北が地球を破壊するため、ミサイルを開発し、原爆を作るためではなかった。そして、この世界を地獄にするためではなかった。しかし、人間社会は悪へ悪へと傾いてしまった。
(2)人間が歳をとるにつれ、文化が発展し、教育を受け、経験し、知恵を増す。しかし、こうした人間性は、かえって、昔よりも、悪い考えをもち、忍耐をせず、楽をしたいと思う。世界も同じ。科学と文化と技術が進み便利になったのは感謝である。しかし、昔は、経済的に貧しかったが、今よりはもう少し互いに愛し合い、助け合う社会であった。こうして、人間は部分的ではなく、頭のてっぺんから足先まで、完全に罪に穢れている。
(3)それで、6:7「地上に人を作ったことを悔やみ、心をいためられた。」神が悔やまれたとある。神は人間のように失敗されることがなく、全知、全能の神である。将来、起きることも全部知っておられる。それゆえ、すべては、神の計画通りに進んでいる。それゆえ地上に人を作ったが、その人間が罪に汚れることを、決しておどろき、がっかりして、悔やむということはない。
しかし、ここで神は、ここで悔やまれたとある。これは、神が、我々人間が、神の心を理解できるように、擬人法をつかって、人に当てはめている。そして、神の残念におもう、悲しく思う、という気持ちを、人間の立場で表現し『悔やんだ』と表現している。それれは、「心を痛められた」と表現しているのと同じである。我々の能力にあわせて、表現しているのである。
(4)その結果、神は、6:7『創造した人を、地の表から消し去ろう。」 神は人を作った愛の神であるが、しかし、悪が支配してしまっている世界を放置することはできない。なぜなら、神は、正義の神だからである。神は、悪が増え広がることを放置せず、裁かれる。それで、洪水で世界を滅ぼすという。神は、人間のように、罪と悪を見たら、すぐに怒って、裁き、破壊する短気な神ではない。7節「これらを作ったことを残念に思う」。むしろ、泣きながら、心に痛みを持ちながら、静かに、裁きを与えて滅ぼす計画をたてた。
(5)13節「すべて肉なるものを、地と共に滅ぼそうとしている。」堕落したのは、人間である。しかし、鳥、動物、までもが滅ぼすという。人が罪を犯したのに、人と一緒に、罪の無い動物、ロバや牛まで、自然世界まで一緒に滅ぼされる。一見無慈悲に見える。
しかし、本来、動物や自然界が存在するのは、人間がそれを管理し、人と一緒になって、神の栄光を表すためである。この世界の存在理由は、人間が神に仕える道具として存在しているかぎり存在価値がある。人間が人間として立派に生きている限り世界である。しかし、人間自身が罪を犯し、神に反抗した結果、その 道具である自然世界も、本来の機能を失い、働きの存在の意味がなくなった。
(6)包丁は、大切な道具である。 包丁は、使う人が正しければ、良い道具である。しかし、酒飲みが、包丁をもつと、包丁は犯罪の道具となる。どうように、罪人が包丁を使えば、悪い道具になる。その場合どうすればいいか。その道具を人間から取り上げ、包丁を破壊するほうが、包丁の益である。
(7)同様に、ノアの時代の自然世界が、人間の堕落の影響で、自然世界も堕落した。それで、自然世界は、神の栄光があらわさない姿となった。現在も、台風、嵐、地震がおきている。それは、人間世界の、災害と混乱と被害をあたえ、神の栄光を現さない世界になった。
II 神は罪の世界を作り直される
(1)神は、言われた。17節「私は、息あるすべてのものを滅ぼすために、大洪水を起こそうとしている。」この大洪水が、どの範囲をさすのか、保守的な聖書学者の間で、議論がある。<地球全体の洪水か、メソポタミヤ地域の世界>。全世界で洪水がおきたたなると、海水と淡水が混じる問題がある。8000メートルの山が水没してしまったのか。ノアは、アフリカの蛇や、北極の白熊も集めたのかが、議論がある。山の上にある昔の動物の化石は、どうして山の上にあるのか。洪水物語は、それら不思議なことがあるが、その問題は神に任せて、そのメッセージに焦点を合わせて読まねばならない。
(2)神は、作り直し(リフォーム)をされる神である。決して、最初の世界を捨てて、放棄して、別の地球をつくるのではない。 神は、一度作った世界を、同じ材料を用いながら作り直すのである。
陶器師が自分の作った古い陶器が使い物にならなくなって、棄ててしまわない。むしろ、失敗した古い材料を、粉々に砕いて、良い陶器に作り直すのと同じ。
(3)神が、新しい世界を作り直すのも、存在する最初の世界を用いて作り直すのである。現在の世界も、やがて神は作り直すと警告している。ノアの時代は、水によってほろぼさえr、作り直された。しかし、この世界の終わりのとき、火によって滅ぼして作り直される。丁度、古い車を作り直すとき、溶鉱炉に車をいれ、高温の火で溶かして、その材料を用いて、そこから、新しい別の車を作るのと同じ。出来た車と、古い車とは違うが、材料は同じである。聖書は、そのような裁きがあると警告している。IIペテロ3:7「今の天と地とは、火に焼かれるためとっておかれる」
(4)神は我々人間を、滅ぼして、別の人類を作るのではない。今の人類が罪人になっても、もう一つ別の人類を作るのではない。人類を愛し、聖霊によって、もう一度、作り直して新しい人にする。その人類とは、神の命令に聞き従い、神に従順に生きる人である。それをなさるために、イエスキリストがこられた。イエスのところにくるときだけ、人は新しくなる。「だれでも、キリストにあるなら、その人は新しく作られた者です」(IIコリント5:17)。
(5)そのとき、人間と一緒に、自然世界も新しく作り直される。ローマ8:19「被造物も切実な思い出、神の子供たちの表れを待ち望んでいます」。やがてキリストが来るとき人間と共に、自然世界も新しく作り直される。これまで、罪人によって、被害を受けてきて世界は、罪人があらたになって、神に従うようになったので、自然世界も、人間の言うことをきき、きれいに秩序を平和を回復するのである。その日は神の喜びだけではなく、全世界の自然、動物、植物が喜び、宇宙的なお祝いのときである。
III 神は少数者を用いて神の働きを始める。
(1)8節「ノアは主の心にかなっていた。ノアは、正しい人で、その時代にあっても、全ったき人であった」。
第一に、「正し人とは」決して道徳的な正しさではない。ノアの時代も、現在も、道徳的には我らより正しい人がたくさんいた。聖書では、正しい人とは、心の素直な人で、神に従う人をいう。立派な人、道徳的に良い人よりも、神の従う人を神は望む。
(2)その人は、神の言うことを素直に聞いて生活する人である。エノクのように、「神と共に歩んだ」。神を信じ、礼拝し、神に仕える人。神が、ノアを選んだ理由は、彼が賢かったのではない。神の命令を、素直に聞いて従ったから。
(3)昔、アブラハムが3人の天使に出会ったとき、神がソドムの町を滅ぼす計画を聞いた。そのとき、アブラハムは、ロトとその家族が心配になり、「正しい者を悪い者と一緒に滅ぼされるのですか」と質問した。すると、「正しい者10人のために滅ぼさない」(創世記18:32)と約束した。そして、ロトとその家族を手を取って救い出された。今日でも、神は、罪の世界にいきる神の民の祈りを聞き、罪と悪から守り救い出される。
(4)第二は、神は、少数派を選んで、この世界を新たにする。神は、この世界の中で、ノアとその家族8人の少数者を用いて、新しい世界を作り始めた。神の国を建てるとき必ずしも多くの人々を必要としない。ノア一人が必要であった。今も神の国とその働きは、少数者から始まる。それゆえ、少ないからといって力を失ってはいけない。家族で、自分一人だからとあきらめてないけない。ノアの一人の信仰で家族が救われた。ノアと家族と言う少数が、国を救い、家族を救い、世界を救うのでる。一人の信仰者がいれば十分である。教会のある町は滅びないともいわれる。
(5)第三に、神の教えに従う人とともに働いた。
13節「あなたは、自分のために、木の箱舟を作りなさい。』ノアは、当時の常識では、理解できない箱舟を作る仕事を始めた。それは、大変な仕事である。自分勝手に船を作ってはいけない。その命令に従って、仕事をする人が神は、必要であった。一つ一つ、神の指示されたとおりに、従わねばならない。まず、多くの木を切り出し、それを集める仕事がある。そして、どのように立てるかの設計図も考えて組み合わせるのである。簡単に作ろうとして、プレハブの家を建てては、洪水のときに沈んでしまう。
神は、モーセに命令した。へブル8:5「あなたは、山で示された形に従って、すべてのものを作りなさい。」神は、モーセに山の上で、契約の幕屋のビジョンを与えた。そのとき、モーセは、神の教えを忠実にきいて、その形に従って幕屋をつくった。そのように、モーセは、神の教えに聞きながら箱舟を作った。
(6)これは、我々も同じである。イエスの弟子は12であった。イエスが、12弟子を選んで神の国の働きを始めた。12弟子は、賢くも、知恵ある人でもなかった。しかし、彼らの特徴はイエスの命令に単純に信じて、行動する特徴があった。イエスが命令すると、<水の上でも平気で歩く人>、<イエスに反対する人を、滅ぼそうとお祈りする短気な人>たちであった。しかし、イエスは、このように、単純で素直な人を招いた。12人から神の国の働きをはじめた。
われわれも、12弟子のように、ノアのように、神の教えを聞きながら、素直に神に従って、箱舟を作る奉仕を続けたい。
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はじめまして、
私も創世記について書いていますので参考にしてください。
2017/10/3(火) 午前 5:50 [ インターネット新教会 ]
> インターネット新教会さん
ありがとうございます。
2017/10/8(日) 午前 11:20 [ 気分転換 ]