カベナント・ケンブリッジ 日本人教会

韓国ソウル市冠岳区、冠岳警察署バス停前ケンブリッジハウス2F

牧師の日記と随想 その2

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

地下鉄二村駅のホーム端(ソウル行き方面の後部)に、10年ほど前から火災時の避難用のはしごが於いてある。大邱市でおきた地下鉄事故の反省から出来たのである。その事故では沢山のかたが亡くなられた。ソウル市でもそれを教訓に駅ごとに鉄製のはしごが設置されたのだ。

その鉄製のはしごは良いのであるが、それがいざと言うとき取り出せないまま設置されていた。私は好奇心があったので、一度そのはしごを取り出そうとした。しかし、鉄製のはしごは、なんと鉄のワイヤーでしっかりと結びつけられ、ワイヤーを解くのも無理、はしごを取り出すのも不可能であった。こんなに立派に非難用はしごがおかれているのに、それが利用できないままでは、見せ掛けに過ぎない。

設備には韓国は随分お金をかけている。しかし、それを使うことができないのである。お金の浪費とも取れる。果たして、駅員はその状況をしっていたのであろうか。念のために、一度使ってみたのだろうか。

おそらく、もし、簡単にワイヤーがほどけては不埒な者が、はしごを引き出してどこかに持っていってしまうので頑丈に縛っていたとおもう。しかし、事故のとき取り出せないならはしごは使い物にならない。

そんなことを思いながらこの10年間、二村駅のワイヤーでくくられたはしごを、残念な気持ちで毎回見てきた。

しかし、今日みるとワイヤーに明らかに手がくわえられていた。しっかりと縛られていたワイヤーにゆとりがあり、はしごが簡単に引き出せるのであった。多分、2日前のソウル地下鉄事故で、各駅の避難はしごを点検するように命令がでたのであろう。そして、始めて“’動かず”のはしごが動けるようになったのだとおもう。

それにしても、10年前にはしごを設置したとき、なぜそんなことが出来なかったのか。業者は自分達の考えで立派なはしごを取り付けた。駅の係員もはしごが出来たので満足した。それで万事は終わったと思ったようだ。しかし、やはり、一度使えるかどうか、使ってみる訓練というものが必要だと思う。

セウオル号の海難事件も、船員が一度避難訓練をしておくべきであった。乗客の救出の方法も確認すべきであった。そうなると、今回もう少し多くの方々が救われたに違いない。

海難事件は、韓国だけではなくどの国でも起こる。日本にも沢山あった。洞爺丸事件、紫雲丸事件など、痛ましい事件があった。それで多くの方々が亡くなられた。それは、この世界が罪の世界なのでいたしかたない。しかし、事件が発生したとき、被害を最小に抑えるために、救出の訓錬はしておかねばならない。そうでないと二次災害、三次災害と被害が増えてしまう。

セウオル号の事件を通して、見かけはリッパンな韓国社会が、安全マニュアルに乏しいことが明らかになった。今後、確認と訓練の必要性を社会のすみずみまで教育する必要がある。 

安倍首相の靖国神社参拝に対して、中国、韓国から激しい批判を受けている。また、同盟国のアメリカからも失望したという意見もある。このような状況をなぜ、安倍首相は読めなかったのだろうか。先が、分かっているのに無理に進んで敗北するのは、先の太平洋戦争でアメリカに宣戦布告して戦争に突き進んだ精神構造とおなじである。自殺行為である。その結果、国民が最後に被害をこうむるのである。

安倍総理が、戦争に反対の決意を靖国で述べたといっている。しかし、肝心の靖国神社が戦争と直結した宗教施設であるなら、靖国神社で不戦の誓いを立てても意味が無い。「第2次世界大戦の結果を否定しようと試みる一部の国がある」と中国から、横槍が入っている。

これは、私が指摘していることであるが、首相の靖国参拝は10戒の第一、第二戒めの破る大罪である。そして、それに対して、日本の国民が、それは神の前の大きな罪であると叫んでも効果ないことが分かった。

なんとしてでも、安倍首相の靖国参拝を阻止すべきである。そのために、隣国の韓国と中国が大きな警鐘を鳴らしてくれているのである。日本の国民が、首相を押しとどめられなければ、周辺諸国が発言して、阻止してくれることしかない。

その意味で、韓国、中国が、激しく安倍首相を非難しているのは、神がなしている働きだと理解できる。

勿論、こうした東アジアでの緊張の高ぶりを喜ぶのではないが、これによって、安倍首相に熱いお灸をすえてもらい、彼を反省と悔い改めに導いてくれれば、日本の国にとってはありがたい神の助けである。

安倍首相が靖国参拝で言おうとしているのは、戦争で亡くなった方々が「靖国で会おう」という合言葉で死なれたことである。その約束を首相が靖国神社参拝で果たしたいということだろう。それゆえ、千鳥ヶ淵の記念施設の追悼では、場所が違うので約束が果たせないというのである。それも理解できる。

ここで考えるべきは、死なれた方の考えを大切にすることと、今生きている者の生活を大切にすることと、どちらに重きをおいて選択するべきかである。戦死者の考えを大事にするあまり、現実に日本の国が被害をこうむるのは、戦死者の意図だろうか。もし、それにより、戦争がおき、再び日本に戦火と被害が及ぶような選択は、戦死者が願っているだろうか。眠っているトラの尻尾を踏むような行為をなぜするのだろうか。

決して私は死んだ人の願いや希望を無視する意味ではない。しかし、どちらかを選択しなけれならない場合、今生きている者の安全と生活を守るのを優先すべきだと思う。それが、戦死者の願いでもあると言える。死んだ方々の考えを思うばかり、それに縛られて、現実に生きている者の利益と安全を損うのは、賢い選択ではない。その果ては戦争になる状況を造って戦死者が喜ぶと思うのだろうか。

韓国では、死者のお墓を土葬にする風習がある。そのために、毎年、ヨイド島の面積がお墓のために侵食されているときく。お墓が、生きている人々の生活の場を削っているのである。また、お墓の管理や祭儀も大変だと聞く。これは先祖を大切にするという思想が、現実に生活する人を不自由にしていることになる。この矛盾に気づいて、最近は埋葬も火葬にして、無理をして土地を死者のために取らない人々が多いと聞く。これは、国際関係においてもいえる。諸外国との関係でどうしても問題が残るなら、別の方法を採用するのが人間の知恵であろう。

最近の日本は、靖国神社問題で韓国と中国の両方から批判を受けている。そして、この問題は経済や文化交流にまで及んでいる。それなら、良好な関係構築にむけて、政治的判断をすることである。靖国問題が足かせになって隣国との関係が悪くなっているなら、靖国に参拝するべきではないし、思い切った選択する知恵が必要であろう。政治家は、過去の戦死者の思想を大切にする余り、将来に向けた選択を間違ってはならない。隣国との大切な関係を維持するために、賢明な判断をしてほしいと思う。

昨日、阿部首相が靖国神社を参拝した。私は、それが神の戒めに反した偶像礼拝であり、神の咎を受ける罪であると指摘している。国家の為政者が偶像礼拝をすると、国民全てに災いが起こるという言うのが聖書の教えである。

また、国家為政者の代表が靖国神社に参拝するのは、政治と宗教の分離をうたう憲法に違反する。政治家個人が宗教活動をするのは自由である。しかし、国家の公人が国家の代表者として特定の宗教行為をするのは憲法問題になる。これは、長い間の習慣という理由だけで、自治体が神社の宗教活動に関わってきたことと同じで、違憲行為と同じである。

さらに、靖国神社は先の戦争において、神社参拝の強制という隣国には耐え難い苦痛をもたらした宗教施設である。その施設に再び訪問して首相が参拝するなら、過去の失敗を繰り返す行為となる。それが隣国には受け入れがたい行為であることを悟らねばならない。やがてこの行為が経済的、文化的に損害を招いてしまうことも知るべきである。

結論として、新たな非宗教的施設をもうけることを提案する。そうすれば、為政者が、先の戦争でなくなった方々を堂々と参拝でき、外国の政治家もそこを訪問して、戦没者を追悼ができるのである。

竹島(独島)の領有権の問題が再び篤くなってきた。

私は、以前から言うように政治問題は政治家に任せて、クリスチャンは主なる神に両国の平和的解決を祈るように語っている。

どうか、旧約の「ソロモンの知恵」をもった政治家が現れて、両国に横たわる刺が抜かれることを願う。我々は、竹島だ、独島だ、といって問題をこじらせてはいけない。

ちなみに、イエス様は、財産問題を解決するように申し出た男にたいして、「誰が私を裁判官にしたのか」と戒められた。御自分はそのような問題にかかわらないというのである。

また、「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に」と政教分離の原則を教えられた。それゆえ、政治問題、宗教問題についておのおのに領域があることをしって、行動し発言しなければならないと思う。

クリスチャンは、イエスキリストが領土の真の領有者であることを認める。それゆえ、神の御心にかなうように解決されるように祈ろう。

特に、何も分からない子供達も困っていると思う。大人の喧騒、政治的問題に巻き込まれないように親は注意しなければならない。争わないように自制を教え、両国民の仲が悪くならないように祈りたい。そして、神様が正しく導かれるように寛容を教えたいものである。我々の背後にいる悪魔が、「そうだ、もっとやれ!」と喜ばないように注意したい。

こんなときにこそクリスチャンはより一層、交流を深めてキリストにある和解があることを証しせねばならない。


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事