ひとり旅の終章を書かなければと思いながら
2週間近くが経ってしまいました
前夜の昭和レトロ国民宿舎で楽しみにしていた
海が見える露天風呂は
夜に入ったので
月明かりも 漁火もない 海らしき暗黒が広がるだけでした‥
神戸の震災の後も
『全国の皆さん お願いだから 神戸に遊びに来てお金を使って』 と
切実に思ったこともあり
慰霊と 私なりのささやかな被災地支援をと考えての旅も
被災地としてはだいたい最後の 岩手県野田村の十府が浦
震災前はハマナスの咲くいい感じの海水浴場の近くが
今は 海の見えない 綺麗な公園に‥
海の代わりに目に入るのは 延々と続く防波堤(⇅の写真奥の白っぽい灰色がそう)
反対側を見ると
津波避難ビル(多分 右手奥のオレンジ色の建物)がある 新しい街
あの有名だった田老の巨大な防潮堤も(30年前には真下から見上げました)
津波は苦もなく乗り越え 破壊したことを考えても
莫大な建築費をかけた長大な防波堤より
避難ビルをいくつも造る方が安上がりだし
海も見えるし
良かったんじゃないのかなぁと
お節介主婦としては 考えるのですが‥
そして 三陸海岸とは
朝ドラの「あまちゃん」のロケ地の 久慈の小袖海女センターでお別れ
ここでも 中に居た二人の女性(海女さん?)と
椅子まで勧められて しばらくお喋り
震災で全壊→再建した後も
台風で浸水被害にあったり
何度も大変な思いをされたそう
この旅で初めての青空の下 景色のいい海岸道路から
内陸へ入り
やっぱり夫との思い出の地 十和田湖へ向かいました
八戸自動車道と東北自動車道を使えば わりと簡単
56年前と 30年前と 3度目の十和田湖です
紅葉で有名な 十和田湖と奥入瀬渓流ですが
紅葉の時期には少し早すぎる 30年前と同じ10月初めに訪れたのは
奥入瀬の 木々の葉が陽の光に透け
新緑のような森と渓流の中に 身を置きたかったのです
期待通りでした
『秋なのに まるで新緑だね〜! きれい〜!』
運転する夫に思わず語りかけた あの時の自分の言葉と
『ほんとだね』と頷く 夫の優しい横顔が
ありありと蘇りました
最後の宿は 少しだけ贅沢に
と言っても 宿泊料はそれほどでもないのですが‥
湖まで続く広大な庭園のある 十和田湖プリンスホテル
「女性ひとり旅プラン」なのに 落ち着いた 広いツインの部屋
調度品も ちょっとゴージャス
出窓には
コーヒー豆と
ミルと
ドリッパー
うれし〜
食事は ちゃんとしたフランス料理 味もいい
サービスも行き届いている
心残りは せっかくのヒメマスが
ソースの中に紛れ込み 味がわからなかったこと
52年前の支笏湖で
アイヌ語でチップと呼ばれる ヒメマス(刺身)を初めて食べて
その美味しさに感激
30年前は
ご主人が十和田湖で漁をしている民宿で食べた 焼ヒメマスにも
夫婦で大感激
今回も期待したけど 残念でした
でも長い人生の 今まで泊まった多くの宿の中でも
多分最高 (大抵は 低めコスパで選んで来たので‥)
冬季は閉鎖になるみたいだが
連泊で また来たいな〜〜
恐らく無理でしょうが‥
仙台に向かう東北道から
この日が初冠雪の 岩木山が見えました!
この山も もう一度逢いたいと 焦がれていたお山
そして
杜の都「仙台」
仙台空港に向かってレンタカーを運転しながら
この 海 山 湖の「自然」豊かな
そして 本当に「人」が良い
東北に
もう一生 訪れることもないだろうと思うと
心の底から
寂しさがこみ上げて来ました
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