シロートの介護

少し長くなりますがご挨拶からお読み下さい…

おなかすいた

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父が退院して3週間。
精神的にはまだ大丈夫と思っていたが
今朝朦朧としながら排泄の介助、その後食事の用意をして
洗い物の食器を目の前にした時
なんだか呆然としてしまった。
たいした量の洗い物ではないのに、
洗う気持ちになれない。
いや、気持ちにはなってるんだが実行にうつせない。

こりゃだめだ、と思って何もしないで
即座に自室に戻り、少し掃除などをしてみた。
別になんでもない。眠いぐらいで何も普段と変わらない。

以前にも書いたが父の食事と同じものを食べる気になれず
自分の分を作る気力がないせいもあって
最近はコンビニのサラダやパン屋さんのパンを少し食べるだけ。
最早家で食事をしたくない。
この3週間で体重は8kg減。

身体が参ったのか精神的に参ったのか
あまり考えたくはなかったが、とりあえず
短い時間でできる気分転換をしよう、と。
何か美味しいものを食べてのんびりできるだけでいい。

ある程度近場で安心して食べられるお店・・・。
ということで思い出したのが
通院できなくなった母の代わりに外来を受け、処方箋をいただいた帰りに
いつも寄っていた喫茶店、「パンダ」である。
母が亡くなった後、5ヶ月あまりご無沙汰してしまっている。

排泄のことだけ確認してそのまま家を出た。
メガーヌとこうして出かけるのももうすぐ終わり。
なんとなくそう思うだけで、じーんとするものがある(我ながらバカである)。
この車、本当に好きだ。

そして「パンダ」へ。
店の前に佇むと、なぜかとても懐かしい気分になった。
昔からお世話になっているかのような錯覚。
一見普通の喫茶店だが、このお店には妙な魅力がある。

「こんにちはー」
「あっ、お久しぶりー、元気だったの?そんなに痩せちゃってー」
いやいや、そんなに目に見えるほど違うかなぁ、なんて思いつつ
他のお客さんに「こんにちはー」と言いながら席へ。
このお店、ランチ時はほぼ地元の商店街や住宅街の方々の憩いの場。
何度か通ううちに、知らない方にも
「こんにちはー」なんて言いながら席に着く癖がついてしまった。

しばしお店のおばちゃんに近況報告。
こういう時、他のお客さんが自然に会話に混ざり
なんとなく一体感が生まれる変なお店なのだ。
常連だからと言って横柄な態度になる人など見たことがない。
みなさん、節度をもって冗談を言い合ったり
他の方に気を配ったり・・・。
お店のおばちゃんお2人の人徳かもしれない。

そして私が行きたくなる最大の理由は
当然ウマイからだ。

栄養のバランスに気を配られたランチは素晴らしい。
味に関する部分では手抜きがなく
見た目は喫茶店でも味は確かな仕事を感じさせる。
ふっくらした絶妙な火の通り具合の揚げ物や焼き物、
付け合せの優しい味わい。
お味噌汁の具もいつも違って飽きないような工夫がなされている。
そして1度だけ食べた付け合せの肉じゃが・・・
私は「肉じゃが」というものに殆ど思い入れがなく
自分の中では単なる手抜きメニューの1つだった。
そういう考え方が大きな過ちだと気付かされたほど
抜群にウマイこの店の「肉じゃが」は今もって忘れられない。

今日のランチはさんまの蒲焼丼。
一口口に運ぶとまず、さんまのモノの良さに驚く。
脂がのっているがこの脂が非常にウマイ。
血合いですら新鮮さを物語っているかのようなウマサだ。
少し強めのタレがゴハンを進ませる・・・。
もう夢中だ。
「ふがふが、ふまいっす!」なんて言いながら
段々全身に栄養がまわっていくかのような活力さえ感じる。
付け合せのカブの漬物がまたウマイ!
サラダとお味噌汁が付いて840円。

自分でも驚く凄まじい食べっぷり。
かなり空腹だったということに気付いたのは食べ終わったあとのこと。

満足してボケーっとお茶を飲んでいると
「昨日薬局の○○さんと噂してたんだよー」などと言う。
「えっ?俺のですかー?」
「そうそう、最近どうしたんだろうねー、なんて言ってたから
昨日の今日だし、もし時間あったら薬局寄ってあげてね!」

ひぇー、地元の人間でもないし数度しか来たことがなく
名前も知らないだろうにどうやって噂すんだろ?とか
変なこと考えつつ・・・
おばちゃんに「生き返ったー、と思えるぐらいウマカッタ!」なんて言ったら
爆笑してましたが、その足で薬局へ。
実は、この近辺で美味しい店が見つからず
しかもいつも調剤してもらっていたお薬が少し時間がかかるものなので
「このあたりで美味しい店ってありませんかー?」ってお聞きして
パンダを紹介して下さったのがこの薬局。

もうお店の前に立った時、中から見えたらしく
「あらあら、パンダの帰り〜」なんて言いながらお出迎え。
母のその後のこと(調剤していただいていたので病気は当然知っている)や
現況をちょっとお話ししたり。
「また遊びに来てくださいねー!」なんて帰りがけにおっしゃるのはいいけど
調剤薬局に用もなく遊びに行くってなかなかむつかしーぞ。とか思いつつ
家路に。

家に帰ればもう元気。恐るべきパンダパワー。
横浜の街中にも、こんなお店があるんですねー。
あ、でも遠方からわざわざ目指すという類いのお店ではないので、、、念のため・・・。
というのは内緒ですがたまにちょとハズレがあったり(笑)
電車の駅3、4駅ほどの所にお住まいでしたら
何度か通うと楽しめるかもしれません。

詳しいお店の情報はコチラ↓
http://tokyo.gourmet.livedoor.com/restaurant/info/302209.html
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[ダイニングバー usaru.の栗ご飯。オーダーが入ってから目の前で炊かれるのを待つ。美味。]

今から約半年前、横浜の"usaru."というダイニングバーが閉店した。
当初は東京へ移転するための準備としての閉店で
約3ヶ月後には恵比寿界隈にお店を出す予定だったと聞いている。
当時はお店のblogがあり、出店予定についてもたまに情報が掲載されていたが
ある日「信じていたのに騙された」というような記述があり
その後、少しの書き込みのあと更新されなくなっていた。

このお店が大のお気に入りだった私は
週に1度はこの更新されないblogをチェックするのが
習慣になってしまっていた。

そして父が入院していた8月のとある日、
久しぶりに更新されているのを発見し、狂喜して目を通してみると
それは悲しいお知らせだった。

東京出店無期延期。


私はあまり人を恨まない。
恨んでも楽しいことなんてないからだ。
しかし、このときだけはこのusaru.の若きオーナーシェフと奥様を騙した奴を恨んだ。
いや、恨んだというのは正確ではないかもしれないが。
自分にもしお金の余裕があるなら
何も言わずに好きに使って欲しいと渡してしまいたいぐらい
私はこのお店のシェフの作り出す味が好きだった。

ビストロ風のもの、和風のもの、パスタ、そしてデザート。
どれも繊細な感覚で工夫された素敵なお料理ばかりで
しかも料理の完成度からすれば本当に安く
私にとっては最も失いたくないお店だった。

特にこのシェフの香りや味付けに対する隠し味の使い方は絶品で
今でも海老のチリソース(実は私は海老が苦手で
無理を言っていつも鶏のチリソースにしてもらっていた)の
驚くべき仕上げは忘れられない。

当blogご挨拶の「これまでの経緯」に書いた
母が最後に外食をした、そして母がまた行きたいと願っていたお店、
それがこのusaru.である。


私は母だけでなく、その最後の思い出の場所も失ってしまった。


でも、きっといつかusaru.が復活することを信じている。

素晴らしいお料理と時間と機会を下さった
シェフと奥様に感謝を込めて・・・。

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