|
【「世界に誇れる国」とは?】 「誇れる国」に求められること<その10>
「世界に誇れる国」であるための条件には、「歴史と伝統がある国」「独自の文化を大切にしている国」であることも含まれるでしょう。
日本には「長い歴史」と「独自の文化」は確かに有るのですが、意外にも、それを「大切にしよう」とは思っていない人が少なくないのかもしれません。
もちろん、どこの国でも「長い歴史を持っている」は「世界に誇れる」ことでもあります。
しかし、「長い歴史と文化を大切にしている」からといって、それがそのまま「保守的な体質を保持する」ことではありません。
「歴史と伝統、独自の文化を大切にしている国」でありながら、
「初めてのこと・困難な課題にあえて挑戦していく国」でもあり、
「いつも自らを積極的に変革している国」でもあることを目指したいのです。
そのことを、例えば「天皇制」で考えてみましょう。
日本人の中には「天皇制に反対している」人もいます。しかし、「天皇制が続いていることを長い歴史の証として誇りに思っている」人もいます。
長い歴史と伝統を有し、独自の文化を形成してきた天皇制を、政治から切り離して「国民統合の仕組み」として残し、別途に民主的な政治形態を運営していく、という智恵と実践は「世界に誇れる」ことではないでしょうか?
もちろん、その天皇制に「変革」が必要であれば、「自ら積極的に変革していく国」であれば、それも「世界に誇れる」ことではないでしょうか。
「皇位の継承」を、時代とともに変化させて、天皇制そのもんを永続させていくことは、大多数の国民は支持しているのではないでしょうか。
20年か30年に一度、もしくは天皇の代替わりの度に、「天皇制の存続を問う」国民投票を実行して、国民大多数の支持を絶えず確認しながら天皇制が続いていけば、そのことも「世界に誇れる」ことだと思います。
王制や天皇制は、一度廃止したら、それを復活させることはもうできないのです。無理に復活させても「国家の危機」を生み出すことになるだけなのです。
新興国では「長い歴史」も「伝統文化」も一朝一夕では築けないのです。
|