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趙明禄の死去

趙明禄の死去

1、 11月6日、朝鮮中央通信の報道、次の通り。(・・部分省略)
朝鮮人民軍次帥趙明禄、朝鮮労働党中央委政治局常務委員、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)国防委員会第1副委員長、最高人民会議代議員は突然の心臓病で主体99年(2010年)11月6日10時30分、82歳で・・死去した。
主体17年(1928年)7月12日生まれ・・の趙明禄は金正日総書記に忠誠な革命的同志であり、全人生を国家の自由との独立の聖なる戦いに捧げた朝鮮労働党、DPRKの国家と軍の卓越した活動家であった。
米帝国主義者の軍事侵攻に対する祖国解放闘争の時期に、彼は勇敢に朝鮮人民軍のパイロットとして戦争での勝利のために戦った。彼は・・空軍の発展のために仕事をした。主体84年(1995年)10月より朝鮮人民軍の政治総局局長、主体87年(1998年)よりDPRK国防委員会第1副委員長という重要なポストを務め、彼は・・朝鮮労働党の・・軍事路線を徹底的に実行し、比類のない軍事力で主体の革命大義の勝利と強盛大国建設を・・保障した。
・・
11月6日、朝鮮労働党中央委員会、中央軍事委員会、DPRK国防委員会、最高人民会議幹部会は故趙明禄の国葬を行うことを発表し、金正日を委員長とし、そのメンバーとして金正恩とその他169名からなる国葬委員会を形成した。
国葬委員会は故人の遺体が労働者中央ホールに安置され、11月8日10時より、11月9日18時まで弔問を受け入れる・・と通報した。

2、 11月8日、金正日は金永南、李英浩、金正恩などと共に趙明禄を弔問した。

3、 北朝鮮情勢に関連する点、次の通り。
・趙明禄は朝鮮人民軍で最高司令官の金正日に次ぐ地位にあった。北朝鮮は先軍政治を標
榜しており、実力面ではNo.2と言っても良い。軍で重きを成してきた人物の死去であり、今後、諸影響が出てくる可能性がある。
・彼の後をどうするのか、は大きな問題である。政治局常務委員、国防委員会第1副委員長が空席になるが、誰にするのか、別の人を任命するのかの問題がある。これは金正日の下の権力構造に影響を与える。9月の党代表者会で選ばれた政治局常務委員5名中3名が、政治局員17名中11名が80歳以上である。このうち何名かは程なく鬼籍に入り、その後任選びが権力闘争や不満につながるおそれがあると考えていたが、早くも現実化した。
・金正恩が国葬委員会名簿で金正日につぐ第2番目に位置づけられた。上記1の記事にあるとおり葬儀委員会委員として委員長金正日と金正恩の名前が特に言及されている。後継者として確定している。

4、 ちなみに北朝鮮の年号は主体・・年と言う形で、金日成生誕から数えることになっている。
ご参考まで。

5、なお北朝鮮の対日姿勢には変化はない。11月8日付労働新聞は概要次のとおりの論説を掲載した。
 菅直人首相が陸上自衛隊のパレードで「DPRKと中国の脅威」を騒ぎ立て、「種々の状況に効果的に対処する用意をする必要性」を強調した。日本の首相は武器輸出3原則の緩和、自衛隊に米海兵隊のような能力を持たせることを考えている。日本の当局はDPRKやその他の国からの脅威を言い立て、日本の軍事大国化と再侵略への危険な動きを正当化しようとしている。




(文責:茂田 宏)

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