国際情報センター

的確な国際情勢判断をする国民、それが国の進路を誤らない最大の担保です。

北朝鮮情勢

[ リスト ]

中国、人民解放軍の北朝鮮・羅津港への駐留否定

1、 1月15日、韓国の朝鮮日報は「中国軍が北朝鮮・羅先特区に駐屯、港湾施設など警備」というニュースを大きく報じた。
1月18日、中国外務省洪報道官は記者にこの記事内容の確認を求められ、次の通り答えた。
「当該報道は全くのねつ造である。」
中国国防部関係者もこの記事をでっち上げと述べたと報じられている。

2、 これは朝鮮日報の誤報と思われる。
第1:港湾施設警備や在留中国人の保護のために中国軍を入れることは北朝鮮が自ら治安を守れないことを認めるようなことであり、主体思想を標榜する北朝鮮がそういうことをする筈がない上、韓国が外国軍、米軍の駐留を許していることを非難攻撃してきたこととの整合性から見ても、そういうことはしないだろう。
第2:軍駐屯であれば、少なくとも数台の中国の軍事車両が羅先を通行しようが、それは簡単に衛星で把握される。中国がすぐばれる否定をすることは考え難い。

3、 こういう記事がなぜ掲載されたのか。これは多くの人が中国が羅津に出てこようとしており、そのことを心配しているとの状況があるからである。
第1:従来、中国は日本海への出口を有していない。中国は中国東北地方の開発のために日本海への出口を求めている。日本との通商のために便利であるとの利点に加え、東北地方のたとえば石炭を上海などに海路で運びうることになる。既に昨年、吉林省揮春市の鉱山の石炭が上海に羅津経由で輸送されたとされる。
中国はそのため羅津港にふ頭を建設し、その使用権を得るとともに、中国から高速道路や鉄道を建設することで北朝鮮と合意したと報じられている。
中国海軍が羅津を軍港としても使うことになれば、日本海での中国海軍の存在が増し、日本とロシアにとって大きな問題になる。ウラジオと羅津は近い。
第2:北朝鮮が崩壊するような場合、米韓両軍は北朝鮮に介入することを考えており、作戦計画5029を策定中である。この内容はまだ固まっていないが、韓国軍が同じ民族として人道支援供与のために北朝鮮の港に物資を運び、配布すること、米軍が核など大量破壊兵器を確保するために介入することなどが考えられている。
その際の大きな不確定要因が中国がどうでるか、中国も軍事介入に踏み切るのかの問題である。米中間でそういう事態にどう対処するかの話し合いは中国側の拒否で行われていない。その状況の中で、中国は中朝の「血盟関係」を強調し、緩衝国家として北朝鮮を存続させ、自分が優位に立つ中朝関係を作ること、米韓勢力の鴨緑江への接近を阻止することを最優先にしていると思われるからである。もし中国が北朝鮮を衛星国のようなものにしてしまえば、羅津に軍港を建設することも容易になる。北が混乱した際には,羅津は中国の介入の一つの拠点になりうる。

4、 今回の朝鮮日報の記事は誤報と考えてよい。しかし中国の羅津進出意図とその持つ意味には注意を払う必要がある。平和的であれば、日本海側の富山や新潟は中国市場が近くなるなどメリットもある。
(文責:茂田 宏)


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事