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南北対話の再開
1、 1月20日、韓国政府は北朝鮮と上級軍事会談に応じると発表した。
北朝鮮は今年に入って何度も南北対話提案を行ってきたが、韓国側が天安号事件と延坪島事件への謝罪、非核化についても誠意ある具体的姿勢を示すことが前提であるとして拒否してきた。その韓国側の方針が転換されたということである。
なぜこういう転換が行われたのか、よくわからないが、1月18日の非公式夕食会でオバマ大統領が訪米中の胡錦涛に対し、北朝鮮への圧力を行使するように強く求めたとされており、中国の働きかけがあり、北朝鮮側が韓国の要求にすこし前向きの対応を示す用意を示したとの背景があるのではないかと推測される。
北朝鮮側は天安号事件や延坪島事件について「見解」を示すとしている。韓国統一部はこの会談で双方は一連の挑発についての責任を示し、今後挑発を繰り返さないとの約束をする北朝鮮側の意思の問題を取り扱うほか、韓国側は非核化へのピョンヤンの真摯さを検証する別のハイレベル会合も提案したと述べている。
対話がうまく行けば、南北の国防相会談も行われるとされている。予備的会談は2月中旬に行われるとされている。
2、 スタインバーグ国務副長官が来週、韓国、日本を訪問し、胡錦涛訪米の結果をブリーフする予定であるが、北朝鮮問題と南北対話再開に至る条件整備についての話が中心になると思われる。
3、 まだ6者協議再開には至らないであろうが、南北対話が開催される方向で朝鮮半島情勢は動いている。延坪島事件やその後の米韓軍事演習や韓国による演習のころには,朝鮮半島での戦争の危機が云々されたが、そういう緊張状態は緩和の方向に向かっているように思われる。
北が韓国が付けていた対話の条件をある程度満足させることにより対話が始まるのであれば、歓迎できる。ただ北がきちんと対応せず、一筋縄では進まないことも予想される。
(文責;茂田 宏)
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武力だけが解決する。
2011/1/22(土) 午前 2:41 [ johnkim ]