弁護士を呼んでくれ

あなたの大切な人が逮捕されたら、 すぐ、 弁 護 士を呼びましょう!

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毛利名探偵の妻。無敗のクイーン妃弁護士が、初めての裁判員裁判に臨む。
相手の検事は、検察のマドンナ。
バッシバシのしばき合いかと思ったが、ぐだぐだな法廷。

さて第1回公判が終わって、形勢は5分5分か?


翌日、小林先生は、いつものジャージ姿で学校にいた。
少年探偵団の面々に、公判終わった後の評議の様子を尋ねられ、守秘義務、守秘義務、と逃げ回る。

あれ?翌日は公判がなかったんだね。
連日開廷じゃないんだね。


妃弁護士は、東京拘置所で、被告人と接見する。
第1回公判が終わった日は、時間が5時過ぎているだろうし、5時前に終わったとしても、拘置所に着いたら5時過ぎるだろう。
ということは、当日は、もう拘置所で接見できない。
つまり、翌日以降ということだ。
小林先生が学校にいたことと辻褄は合うが・・・

裁判員裁判は連日開廷のハズなのだが。

先日のコナン君の活躍で、上下逆の絵の裏から、被告人の借用書が出てきた。
被告人と被害者に接点があった。
そのことを、被告人が弁護人に隠していたことを叱責するクイーン。
被告人「だけど、そんなこと言えばよ、ますます俺がやったと思われちまうじゃねえかよ」
クイーン「本当に絵には触れていないんですね」
被告人「ああ。絵の裏にあったなんて、今、初めて知ったくらいだ。信じてくれよ」
クイーン「私が信じるかどうかではなく、裁判員の人たちを納得させられるかどうかなんです」
(クイーン。いいこと言うじゃないか。でも、裁判員たちが納得する前に、まず、私を納得させて下さい。そうしないと、私も裁判員を説得できません。って言わないか)
クイーン「とにかく、次回の公判までに、なにか打開策がないか検討してみます」
と接見を終えるクイーン。

★帰っちゃうのかよ。
打開策って、被告人から細かい記憶を聞き出しながら、考えるモンじゃないのか。
とくに、今回の借用書は、新しく出てきたもので、借用書に関連する証拠はなにもない。
弁護士が机に向かって悩んでも、打開策は出てこないと思うぞ。

事務所に戻ったクイーン
そこにマドンナから電話が入る。
マドンナは、凶器のナイフが発見されたことを教えてくれたのだ・
クイーン「わざわざ知らせてくれるなんて、随分ご親切ね。でも、発見現場は犯人の逃走経路から少し外れすぎているんじゃありません?」
マドンナ「犯行時刻が我々の当初の想定より15分ほど早かったようです。その時間に、被害者宅近辺で、岩松らしい人物の目的証言も得られました。」
マドンナ「連戦連勝の妃先生が初の敗北を喫する裁判になるかもしれませんね。では、明日の公判をお楽しみに」

犯人逃走から逮捕まで20分。
その時間に犯人が行動できる範囲に凶器は見つからなかった。これは、大きな弁護戦略だ。
それを簡単に、犯行時刻が15分ズレていました。と変更されたら、弁護側の防御権の侵害だ。
検事は訴因変更するのだろうか。
裁判所は認めるんだろうな。

第2回公判では
借用書
ナイフ
ナイフが犯行凶器であるという鑑定書
新しい目撃者の供述調書
などが証拠請求されそうな雰囲気だ。

だったら、マドンナは,クイーンに事前に閲覧の機会を与えなければならない。
ご親切に凶器発見を教えてくれたのではなく、閲覧の機会を与えるために、検察庁まで見に来い。と催促の電話をかけてきただけだろう。
クイーンは、閲覧に行ったのか?
そんな様子は見られないが。
漫画の進行上、省略したのかな。


第2回公判期日
裁判長「開廷します。証人調べに入る前に、検察側から新たな証拠の申請がありました。」
訴因変更の申請はなかったようだね。
マドンナ(証拠の説明を始める)

★裁判長、まず弁護人の証拠請求に対する意見を聴きましょうよ。

マドンナ「前回、問題になった絵を調べた結果、絵の額のなかから額面300万円の借用書が発見されました。借用人の名前は岩松俊夫!」とモニターに、絵の画像と、借用書の画像を映し出す。

イメージ 1

この借用書、岩松のじゃなくて、別人(上野新志)のじゃねえかよ!

★借用書の発見方法は検事さんが説明するのではなく、捜査を担当した警察官を呼んで証言させないと。検事さんの言葉は証拠にならないからね。

★第1回公判で、小林先生が絵が上下逆だと指摘したときも、検事が、捜査の段階で絵を動かしたという報告はありません。と言い、弁護人が被告からその場で聞き取りをして、被告人も絵には触ってないそうです。と発言した。
そのときは、絵が重要証拠になると思ってなかったからスルーしたが、検事や弁護人の発言は、なんの証拠にもならないから、本来なら、捜査担当者や被告人から、直接聞き出すべきだった。
この漫画に限らず、テレビの中の検事や弁護士は、しゃべりすぎ。
その方が進行が早くて便利なんだろうけどさ。

裁判長「検察官申請の新証拠を採用することに、弁護側は、何か異論がありますか?」

★証拠調べが終わってから、意見を聴いても後の祭り。
異議がある。と言っても、裁判員の心証に刻み込まれてしまっている出はないか。
だから、先に、弁護人の意見を聴け。って言ったでしょ。

ここでCMまたぎ。
味の素お客さま係に電話して「グリナ」(睡眠サポートサプリ)の説明を聞いている中年(初老?)の男性は、麻雀系のVシネで、裏世界のプロ雀士を演じている人だな。

ここから毛利探偵が証人に出てきて、眠りの小五郎になってコナン君が謎解きをするんだけど、謎解きは、法律監修の対象ではないので省略。


真犯人は、専務だった。
専務も社長に借金があり、社長を殺害後、自分の借用書だけを盗みだし、絵を逆に戻した。
だから、被告人岩松の借用書は残されたままだったのだ。

専務真犯人説を裏付ける血の付いた花瓶。
クイーン「この花瓶も正式に証拠品として請求します」

★あれ?まだ、証拠採用されていなかったの?
それなのに、また、証拠調べをしちゃったのね。

裁判長「検察官、何か異論は?」
マドンナ「直ちに鑑識に回し、花瓶に付着した血痕および指紋の鑑定を行います」
マドンナ「鹿野通(専務)の殺人容疑について、改めて告発の準備を進めます

★検事さんが、どの捜査機関に告発するんですか?
検事さんは、告発を受ける立場じゃないですか?
起訴の準備じゃないんですか?

小林先生は、岩松被告人の無罪判決を出す前に、漫画は終わってしまったよ。たぶん、無罪になったと思うけど。
住居侵入と、窓の損壊は、どうなったのかな???
これらは、裁判員裁判の対象じゃないから、別に裁判官裁判が行われたのかな?
・・・んなわけないか。


ただ借用書を盗もうとした専務が、殺傷能力のある鋭利なナイフを持っていた理由は、眠りの小五郎にも解明できなかった。


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★公訴事実⑩に追記しました。旧⑩は⑪に繰り下げ。
その他いろいろ・・・


コナン君たちの担任(?)の小林先生が裁判員に選ばれた。正確には、裁判員候補として呼び出しを受けた。

小林先生は、校長先生に休みの許可をもらった。


場所は東京拘置所。いわゆる小菅だ。
イメージ 2

「被告」じゃなくて「被告人」な。

接見する女性弁護士は、蘭ちゃんのお母さんだ。
イメージ 1

相変わらず美人だね。
じゃなくて、穴が大きすぎるだろう。

鉛筆の先どころか、もっと大きいものまで入っちゃう。
ディープキスだってできそうだ。舌も入れられそうだ。

イメージ 3

視野を広くして見ると・・・ん!
①なぜか窓がある。
②はやり穴が大きい。
③立会の係官がいる。弁護士の秘密接見なのに!

弁護人「いよいよ裁判が始まりますが、無罪で争うという決心は変わりませんか?」
被告人「ああ。俺は本当にやってねえんだよ。先生」
弁護人「だったらなぜ、自供なんかしたんですか」

あのね、いよいよ裁判が始まるわけだから、今まで何度も接見してるよね。
被告人が否認して無罪を争うつもりなのは知ってる。
取調べで自供してしまったことも知っている。
その理由を、今、聞くの?
もっと前に聞くんじゃねえの?
それ聞かなかったら、弁護方針立たないだろう?

それよりも、なによりも、この弁護人は、被疑者段階で何をしていたのだろうか?
被疑者段階では、弁護人についていなかったのか。
だから自供したことを責めることができるんだね。
もし、被疑者段階でも弁護人だったら、被告人(当時被疑者)が自供したのは、オマイの責任だからな。

被疑者段階では、そもそも弁護人がついていなかったのか。それとも、別の弁護人がついていたのに、公判になる際に、敏腕の弁護人に変更したのか。

この事件は殺人事件だ。
ニュースにも出ただろう。
刑事弁護委員会としては、当番弁護士の委員会派遣の案件だ。被疑者から、当番弁護士を呼ばれなくても、委員会からの依頼で、当番弁護士が押しかけて接見に行く。そういう事案だ。
それでも、なお、被疑者段階で弁護人が付いていないというのは、考えにくい。
だって、被疑者は否認している。
否認しているが、証拠は揃っていると責め立てられて困惑している。そういう人こそ弁護人を必要としている。
当番弁護士で来た弁護士を私選弁護人にするか、その人はやめて、国選弁護人の選任を申出るか。
いずれにしろ、被疑者段階で弁護人を付けるチャンスはあったはずだ。
それでも、自供調書を取られてしまったのは、その弁護人が無能だったからだ。

さて、公判の対策として
虚偽の自供をとったのは、誰なのか。自供調書を見れば、取調べの担当者は分かるけど、ひとりしか名前が書かれてない。でも、警察官は入れ替わり立ち替わり取調べをするから、キーパーソンはだれなのか。
自供したとき、脅されたのか、利益誘導されたのか、騙されたのか、自供した理由は何なのか。
とっくに聞き出してあるはずだ。
だって、もうすぐ裁判なのだから。

事件は、殺人事件だ。
裁判は、裁判員裁判で行われる。
裁判員裁判では、必ず公判前整理手続きに付される。
裁判員法
(公判前整理手続)
第四十九条 裁判所は、対象事件については、第一回の公判期日前に、これを公判前整理手続に付さなければならない。

日本の裁判員裁判では、担当する事件を決めて、裁判員候補者に、呼出通知を出す。
耳学問だが、アメリカでは、陪審員候補に呼ばれて、第1の事件で陪審員が決まったら、余った人は第2の事件の陪審員候補に回る。ということがあるようだが、日本ではない。
小林先生は、この蘭ちゃんのお母さんが担当する裁判員裁判に、裁判員候補者として呼び出されたのだった。

裁判員裁判の公判期日が確定してから、裁判員候補者に呼出通知を出す。呼出通知には、何月何日から始まる裁判員事件の候補者になりました。と書かれている。
つまり、公判前整理手続きが終盤になり、公判期日が確定しているから、小林先生に呼出通知が来たのだ。

それなのに、ああ、それなのに、
今さら被告人の弁解を聞いている弁護人(蘭ママ)
あんた、本当に「無敗のクイーン」妃弁護士なの?

被告人「警察でもやってねえ。って言ったんだよ。けど、服に血が付いていた。って責められてね。他にも、髪の毛のこととかな。」
弁護人(記録を見ながら)
イメージ 11

(最近の裁判記録は、縦書きなのか?2段組なのか?)
「犯行現場に残っていた毛髪。足跡。」
被告人「証拠は揃ってるって、言いやがるから」
弁護人「それで供述書にサインしたというんですか!」
被告人「だけど、俺はただ盗みに入っただけで。そんとき、アイツはもう死んでやがったんだ」
弁護人「え?アイツ?」
弁護人「あなたは今、被害者の石垣さんをアイツと呼びましたが、以前から被害者と面識があったんですか?」
被告人「いいや。あるわけねえだろう」
弁護人「わたしはあなたの味方です。例え不利なことでも隠さず正直に話して下さい。」
被告人「だから、俺はやってねえって、言ってるだろう」

これって、公判前整理手続きが終盤にさしかかり、公判期日が決まった後の接見内容じゃないよね。
ほとんど初回接見か、2回目だ。
そして、「あなたの味方です」と言っても、被告人の信頼を得られていない弁護人。あらあら。


接見から帰る途中で、拘置所内で、事件担当検事と、バッタリ会う。(なぜ、検事が拘置所にいるのだろう?)
検事「これは、妃(きさき)先生!」
弁護人「九条検事!」
検事「岩松俊夫の弁護をお引き受けになったと聞きましたが」
弁護人「ええ。今、面会して聞いたトコロよ」
検事「裁判員裁判で、妃先生と白か黒か争うなんて、今から楽しみです。どうか、お手柔らかに」
弁護人「こちらこそ」

無敗のクイーンの相手方は、検察のマドンナだった。

おいおいおいおい。
公判前整理手続きも終盤に入っているのに、初対面の挨拶かい?ずいぶんじゃないか。
公判前整理手続き期日で何度も顔を合わせ、途中、なんども書面のやりとりをした仲じゃありませんか?


あっという間に第一回公判期日。
場所は東京地方裁判所。
小林先生は、みごと裁判員候補者から、正式の裁判員に選ばれた。
校長先生は小林先生の授業を自習にしたら、少年探偵団の面々は社会見学と称して東京地方裁判所に裁判傍聴に来た。引率は校長先生だ。

そうか、小学校は、ほとんど全ての学科を担任の先生が教えるから、小林先生の授業が自習になると、丸一日自習なんだね。


法廷に入る裁判官たち。
あれ?裁判長を先頭に、3人とも入廷しちゃったよ。
イメージ 4

後ろに続く裁判員たち。
普通、裁判長、右陪席、裁判員の順で入廷し、最後に左陪席が入廷してドアを閉める役を担当するんじゃないか?
ほら、ドアが開いたままだ。
イメージ 5

あれ?裁判員が6人。補充裁判員がいませんねえ。

裁判長「これより開廷します。」
イメージ 6
あれ?いつのまにか、ドアが閉まってるよ。

裁判長「被告人は前に出て下さい」
イメージ 7
被告人が弁護人席の前に座っているね。
妃弁護人は、SBMの申し入れを怠ったんだね。


人定質問は、アニメの都合で省略されたのだろう。
裁判長「それでは検察官。起訴状を朗読して下さい」
イメージ 8
へー。。。検察のマドンナってこんな顔なんだ。
じゃなくって、今どき、そんなタイプの訴訟記録なんだ。

マドンナ「はい。被告人岩松俊夫は、盗みを働く目的で、曙町四丁目5番地不動産会社社長石垣正宅の書斎の窓を破って侵入、室内を物色中帰宅した石垣氏に発見され、争いになり、所持したナイフを被害者の腹部に突き立て」
クイーン「異議あり。所持したナイフと言われましたが、凶器は特定されたのですか」
イメージ 9
★おい、クイーン。異議があるなら、立ち上がって述べなさい。
それから、公訴事実に異議があるなら、公判前整理手続きで、解決しておきなさい。
それから、隣にいるネーちゃんは誰なんだ。

★ところで、この異議の法的根拠はなんなんだ。
この辺りが怪しいが・・・
刑事訴訟法
第二百五十六条
3 公訴事実は、訴因を明示してこれを記載しなければならない。訴因を明示するには、できる限り日時、場所及び方法を以て罪となるべき事実を特定してこれをしなければならない。
6 起訴状には、裁判官に事件につき予断を生ぜしめる虞のある書類その他の物を添附し、又はその内容を引用してはならない。


マドンナ「いいえ。未だ発見はされておりません」
裁判長「その点は削除して下さい」
裁判長は首振りをしてなかったが、漫画のコマ割りの関係だろう。きっと。たぶん)
マドンナ「しかるべく」

★なんだ、その「しかるべく」ってのは?

マドンナ(公訴事実の続き)「現場付近にて、血痕の付着した衣服を着用していた被告人を発見、取調べの結果、犯行を自供したものです。罪名及び罰条。殺人。刑法第199条」

★異議で中断されちゃったから、もう一回復習してみよう。
公訴事実
被告人①岩松俊夫は、②盗みを働く目的で、③曙町四丁目5番地④不動産会社社長石垣正宅の書斎の⑤窓を破って侵入、室内を物色中帰宅した石垣氏に発見され、争いになり、⑦所持したナイフを被害者の腹部に突き立て、⑧現場付近にて、血痕の付着した衣服を着用していた被告人を発見、取調べの結果、⑨犯行を⑩自供したものです。
罪名及び罰条。⑪殺人。刑法第199条

①被告人は、そこにいる岩松俊夫に決まっているから、単独犯の場合、名前は不要だ。単に「被告人」でよい。

②盗みを働く目的があったら、窃盗犯人。窃盗犯人が人を殺したら、単なる殺人じゃなくて、強盗殺人だな。

③曙町は、東京都〇〇区曙町だろう。漫画だから許して進ぜよう。

④被害者の職業は、その職業が犯罪に関係している場合でなければ、それを言う必要は無い。
そして、この事件は不動産会社社長だから殺された。という関係にないから、不要。

⑤窓を壊したのは、建造物損壊?器物損壊?

⑥侵入したら、住居侵入罪

⑦所持したナイフは、異議により削除されちゃったから、凶器が存在しない。何を腹部に突き立てたのか分からない。
マドンナは、即座に「所持したナイフ」に変わるもの。そして、事件を歪めないように正確に、しかし、さらに異議を言われ無いものに言い換えなければならなかった。
「ナイフ様の物」などだ。
検事さんともなれば「バール様の物」という言葉は、月に10回は使用しているだろうから、応用して欲しかったところだ。←法曹関係者にしか分からない冗句

⑧公訴事実の主語は被告人なのだが、⑧の主語は被告人ではない。他の誰かも分からない。そして、発見されたこと、自供したことは、犯行内容ではないから、公訴事実に記載すべき事柄ではない。
★自供した。というのは、予断を生じせしめる虞があるから完全なるNGだ。
刑事訴訟法
第二百五十六条
6 起訴状には、裁判官に事件につき予断を生ぜしめる虞のある書類その他の物を添附し、又はその内容を引用してはならない。

⑨公訴事実は、その「犯行」の中身を過不足無く説明するものなのに、犯行とまとめてしまったら、意味ないでしょ。
それに、被告人に故意(殺意)があったこと、被害者が死亡したこと。を言ってないから、殺人罪を主張してないことになっちゃうよ。3項違反。
刑事訴訟法
第二百五十六条
3 公訴事実は、訴因を明示してこれを記載しなければならない。訴因を明示するには、できる限り日時、場所及び方法を以て罪となるべき事実を特定してこれをしなければならない。

⑩この書き方だと、「犯行を自供したこと」が公訴事実=犯罪となってしまうぞ。

⑪それでも、罪名及び罰条は殺人罪になっている。
強盗殺人じゃないのか。
住居侵入は消えてしまったのか。
窓を破ったのは、住居侵入に吸収され、ともに消え去ったのか?

と、マドンナの読み上げた公訴事実は、法律的には、全くのグダグダだ。公判前整理手続きで、裁判長から指摘を受けなかったのか。直すチャンスはあったはずだ。

黙秘権の告知は、忘れたか、省略したか。

裁判長「被告は、罪状を認めますか?」
被告人「おれはやってない。無実だ!」
裁判員たちが驚くのは、まあ、あるだろう。
蘭ちゃんが驚くのか?お母さんの担当事件が否認事件だって、知らなかったのか?

裁判長「弁護人の意見は?」
妃弁護人「被告人と同様、殺人に関しては無罪を主張します」
あのね蘭ママ。この裁判は殺人しか起訴されてないの。
殺人に関しては無罪を主張し,他の犯罪で有罪を認めるの?って揚げ足取りかな。

裁判長「それでは証拠調べに入ります」
あのー。裁判長。冒頭陳述はしないのですか?
公判前整理手続きの結果は?
刑事訴訟法
第二百九十六条 証拠調のはじめに、検察官は、証拠により証明すべき事実を明らかにしなければならない。但し、証拠とすることができず、又は証拠としてその取調を請求する意思のない資料に基いて、裁判所に事件について偏見又は予断を生ぜしめる虞のある事項を述べることはできない。
第三百十六条の三十 公判前整理手続に付された事件については、被告人又は弁護人は、証拠により証明すべき事実その他の事実上及び法律上の主張があるときは、第二百九十六条の手続に引き続き、これを明らかにしなければならない。この場合においては、同条ただし書の規定を準用する。
第三百十六条の三十一 公判前整理手続に付された事件については、裁判所は、裁判所の規則の定めるところにより、前条の手続が終わつた後、公判期日において、当該公判前整理手続の結果を明らかにしなければならない。

マドンナ「まずは、遺体検案書を見て頂きます」
裁判官、裁判員の前のモニターに映し出される。
傍聴人も見ることができる大画面はオフのままだ。

裁判長「裁判員の方は、目の前のモニター画面で確認してください。」(引き気味になる裁判員)
蘭ちゃん「なにかしら」
毛利探偵「遺体の写真でも写ってるんだろう」
毛利探偵、珍しく正解を言う。
裁判長「一般の方には辛いかも知れませんが、事実を見つめるのが裁判員の仕事です。」(歯を食いしばって写真を見る裁判員)
地味ではあるが、遺体写真を見せられてPTSDになった、という事案がある中、一石を投じる場面である。

マドンナ「死因は、腹部刺傷による出血死。凶器は鋭利な刃物と見られます。刃渡りは15センチほどと推定。」
マドンナは、「バール様の物」と言わずに、「鋭利な刃物」と言えば良かったんだね。


裁判長「それでは、証人調べに入ります」
第一発見者の家政婦が、証人が遺体を発見した状況を証言。
裁判長「弁護人は、なにか質問はありますか」
クイーン「証人が現場の部屋に行ったとき、既に犯人の姿はなかったのですね」
家政婦「はい。旦那さまが血を流して倒れていただけで」
クイーン「裁判員の皆さまは、証人はあくまで第一発見者であり、さきほど検察官が読み上げたような被告人と被害者が争う場面を見たわけではないということをご記憶ください」
これいう?

次の証人。第2発見者。
被害者の亡妻の弟。被害者の経営する会社の専務。
マドンナ「あの日も、仕事の件で訪ねてきて、事件に遭遇したそうですが」
専務「取引に関して、至急、社長の決裁が必要になりまして」
ひととおり主尋問が終わった後に、
裁判長「裁判員の皆さんも、なにか分からないことや、聞きたいことがあったら、遠慮無く質問してください」

なんて、丁寧で優しい裁判長なんだろう。
こういう裁判長なら、裁判員も、緊張せずに裁判に取り組めるだろう。
って、おい!妃弁護人の反対尋問を飛ばすんじゃないよ。

本来なら
クイーン「至急、社長の決裁が必要になった。ところが、社長は死亡していた。その仕事は、その後、どうなったんですか」
などと聞きたいことが、沢山あったはずだ。

裁判長の優しい言葉に、手を挙げた裁判員。
裁判員「それでは、私からひとつ。」
裁判長「どうぞ」
裁判員「凶器がまだ見つかってないそうですが、犯人が持って逃げたと言うことですか」
マドンナ「我々もそう考えて,逃走経路を中心に捜索しましたが、発見できませんでした」

あらあら。
なんでも質問して良いですよ。
というのは、証人に質問してもいい。という意味で、いきなり検事に質問するのは、場違いじゃありませんか。

次の証拠として、殺害現場を写した映像が流れる。
部屋に飾られた絵を見て、小林先生は、絵が上下逆さまではないか。と気づく。

法廷が終わってから、犯行現場に行く毛利探偵とコナン君と蘭ちゃん。
すでに、マドンナが来ていた。
毛利探偵「裁判の現場を見ておきたかっただけだ。お邪魔かな」
マドンナ「どうぞどうぞ。次回の公判に向けて、いくつか確認していただけですから」

って、裁判員裁判は連日開廷が原則だから、次回の公判って明日じゃねえの?その準備が整ってなくて、いまから準備するの。マドンナともあろうものが。

コナン君「ねえ。もう絵は調べたの?」
マドンナ「絵?あー。裁判員のひとりが言ってたわね」
「絵が逆さだとかいってたけど」
コナン君「絵の持ち主が、上下を間違えて飾るわけ無いでしょ。だったら、誰がこの絵を逆さにしたのかな」
マドンナ(慌てて捜査員に指示)「絵を外して」
大丈夫か、マドンナ。

絵の裏蓋から血痕が発見された。
毛利探偵「そんな訳ないだろ。表側ならまだしも、どうして裏蓋に血痕が付くんだ?」
コナン君「誰かが、血が付いた手で触ったとか」

裏蓋を開けたら、何枚もの借用書や手形が発見された。
その内の1枚が、被告人が被害者に当てた借用書だった。金額300万円。
イメージ 10

(2つの黒い影は、カメラの汚れだから、気にせずに)

マドンナ「被告が盗みに入った目的が、最初から、この借用書だったとしたら」
コナン君「絵を逆さにしたのが被告人なら、どうして借用書を持って行かなかったのかな?」


なんだ、この借用書。
返済日も、利息も書いてないぞ。いい加減だなあ。

蘭ちゃんから借用書の件で連絡を受けた蘭ママ登場。
クイーン「岩松さんの借用書が見つかったそうね」
マドンナ「どうやら、被告には被害者を殺害する動機があったようね」
クイーン「偶然、この家を狙って入ったんじゃなかったのね」
マドンナ「次回の公判では有力な証拠として、提出させて頂きます」

刑事訴訟法
第三百十六条の三十二 公判前整理手続又は期日間整理手続に付された事件については、検察官及び被告人又は弁護人は、第二百九十八条第一項の規定にかかわらず、やむを得ない事由によつて公判前整理手続(略)において請求することができなかつたものを除き、当該公判前整理手続又は期日間整理手続が終わつた後には、証拠調べを請求することができない。
公判前整理手続き終了後に発見された証拠は、この例外が適用されることが多い。今回も、そうなるだろう。

刑事訴訟規則
(第一回公判期日前における検察官、弁護人の準備の内容)
第百七十八条の六 検察官は、第一回の公判期日前に、次のことを行なわなければならない。
一 法第二百九十九条第一項本文の規定により、被告人又は弁護人に対し、閲覧する機会を与えるべき証拠書類又は証拠物があるときは、公訴の提起後なるべくすみやかに、その機会を与えること。 (以下略)

第1回公判は終わっているが、新証拠が発見され、証拠請求する場合には、これと同様の手続きが必要になる。マドンナは、そんなことしてないぞ。
そして、次回公判は明日じゃないのか?

蘭ちゃん「お母さん、大丈夫?」
クイーン「大丈夫よ、蘭。お母さんは形勢が不利になればなるほど、やる気が出るタイプだから」
やる気だけで、形勢不利を逆転して、無敗のクイーンを続けてきたのか。スゲーな。




長くなったので
ここで一旦区切って、確定アップとします。
つづきは、別記事に。





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検事の死命 総括

被告人本多は有罪となり懲役6月を言い渡された。

本多を有罪とできたことで、上川検事の検事正命令違反は、検察庁内では不問とされたであろう。
メデタシメデタシだ。

しかし、上川検事が検事正命令に違反して、本多の起訴に踏み切ったとき、検事が握っていた証拠は、かなり脆弱だった。
痴漢AVによる人格証明
1年前の同種犯行
被害者である女子高生の証言
駅員のトイレ証言
この程度である。

これで、本当に立証が可能だったのだろうか。

人格証明は、証拠として弱い。
痴漢AVを借りる人が、皆、痴漢を実行するとは言えないからだ。

1年前の同種犯行も、そもそも証拠として使えるのか。という疑問もある。
1年前に痴漢した人は、また、必ず痴漢をする、という自然法則など存在しない。

一番頼りになるのは女子高生の証言だ。
唯一の直接証拠である。
もうこれ一本に頼り切っていると言って良い。
女子高生は痴漢されたと言い
被告人は痴漢してないと言う。
平行線だ。
混雑した電車の中で、痴漢被害が実際にあったとしても、その加害者が本多であることを、どのように特定したかも、明らかになっていない。

しかも、本多の手からは、被害者の衣服の繊維片は検出されなかった。
(これは、被告人に有利とも、不利ともとれる難しい証拠だが)

これだけの証拠で、本多はクロだ。と言い切り、検事正に反抗し、国会議員に刃向かい、起訴に踏み切る。
これって、思い込み捜査、思い込み起訴じゃないのか。
えん罪の温床じゃないのか。
「検事の死命」を賭ける価値がある事件なのか。

確かに、本多家に圧力をかけられ、捜査を邪魔され、意地でも立件したい気持ちは、解らなくもない。
しかし、検事は公益の代表者であって、私怨を晴らすために、証拠の薄い被疑者を起訴して、えん罪を産むようなことがあってはならない。

上川検事は、本当に正しい選択をしたのだろうか。

本件で、本多は、初期段階から、女子高生に恐喝されたと述べている。
これは、痴漢をする上で、あらかじめ用意していた弁解であろう。
半田を証人に呼び、恐喝されているところを聞いた。と嘘の証言をさせる。
そこまで計画された犯行であったと思われる。

つまり、証拠が薄い上に、被疑者は、犯行前から「隠し球」を用意していた。
どう見ても、負け筋の事件である。

その上、弁護人の活躍で、1年前の同種犯行を潰されてしまう。
さらにさらに、省略してしまったカクカクシカジカの事情で、被害者である女子高生まで、痴漢被害は無かった。と言い出す始末である。
もう、風前の灯火である。


上川は、半田証人に対し、満員電車の中で、たとえ近くで会っても、女子高生の下半身は見えない。
これは経験則に基づく合理的推論ですという。
ところが、半田は、被告人が女子高生の下半身を触っているところをビデオに撮り、ビデオに撮っているぞ。と被告人とアイコンタクトまでしている。
女子高生の下半身を触っているところから、パンアップして、女子高生の顔と被告人の顔をフレームインさせている。
上川検事の経験則に基づく合理的推論は、見事に外れていたことも判明した。



上川が逆転できたのは、半田の手帳に書かれていた謎の記号に気付き、それを解明したことによる。
これは、単なる偶然。僥倖である。

もし、あの証拠関係で、痴漢サイトの証拠が出てこなかったなら、無罪判決となったであろう。
あの証拠で、有罪となるのなら、ノモガクジ裁判官は、無能裁判官、検察追従裁判官、というレッテルが貼られるべきである。
あの証拠で有罪になったとしたら、真実は痴漢犯人であったとしても、ある意味、えん罪である。


このドラマは、上川検事が正義感に燃え、ネチネチと地道に捜査をして、本多家の圧力、国会議員、検事正の恫喝を撥ね除けて、真犯人を、正しく、有罪にした美談ではない。

思い込み捜査による間違えたクロ心証なのに、偶然に助けられて、有罪を獲得できた事件である。

検察官の思い込み捜査に警鐘を鳴らすべきなのに、偶然に犯罪の証明に成功し、思い込み捜査の検察官を賛美する内容になっている。
これは非常に危険なドラマである。

一般の視聴者が、検事さんカッコイイ!
さすが上川さん。ステキ。
とならないことを祈るばかりである。

刑事司法の闇は、いまだに深い(不快)のである。





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イメージ 1元NHK・永田浩三氏
「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」

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検事の死命 公判編

法律監修 野元学二
役者名は、ノモガクジ
同一人物

法廷シーンから再開する。
イメージ 1

迷惑防止条例違反という軽微な罪だから、裁判官ひとりの、いわゆる単独法廷だ。
裁判員用の法廷には、裁判官席と当事者席にモニターが設置してあり、壁に大きなモニターが取り付けてあるが、最近は、単独法廷にも、そんな装置があるのか?裁判所って、そんなに予算持っているのか?眉唾だなあ。どうなの野元君。

われらがノモガクジ裁判官登場。
イメージ 2

罪状認否
裁判長「先ほど検察官が読み上げた公訴事実の中で、どこか間違えている箇所はありますか?」
被告人「私はその女性に対し、検察官が言うようないかがわしい行為は一切しておりません。無実です。」

★ノモガクジ裁判官。黙秘権の告知をお忘れのようですが、大丈夫ですか?

上川検事「検甲7号証でも明かですが、被告人は1年ほど前から、ある友人に痴漢行為を扱ったビデオの又貸しを依頼していました。そうですね。このことから、被告人は以前から痴漢行為に強い関心を持っていたものと思われます。しかし被告人は、ビデオを見るだけでは欲求を満たすことができず、実際の行為に及んだ。」
弁護人「異議あり。検察はビデオへの嗜好を強引に本件と結びつけようとしています。」
上川検事「私が確認したいのは、ビデオの嗜好ではなく、被告人の性的嗜好です。本件の立証に必要なことです。」
裁判長「異議を棄却します。」
上川検事「質問は以上です」

★なんだかな。罪状認否から、いきなり被告人質問になっちゃったよ。
被告人が罪状認否したら、弁護人の意見を聴くのが順序でしょ。
その次に、検察官が冒頭陳述をして、証拠調べ請求をして、審理が始まるんだ。
野元君。そこの整理がついてないぞ、だめだめじゃないか。

審理は続く(始まる?)

最初の証人は、米崎東署巡査部長佐藤公美子。
弁護側の証人である。

★冒頭陳述と証拠調べ請求、それに対する弁護人意見、採用された証拠書類の要旨の告知などは、ドラマ上、省略されたのであろう。
しかし、何故に、弁護側証人から始める?
刑事裁判では、検察側の証人が全部終わってから、弁護側の証人尋問をするのが大原則だ。
よほどの事情がない限り、弁護側から、ということはない、そして本件で「よほどの事情」はうかがわれない。
どうですか?野元君。

佐藤巡査部長の証言で、米崎東署では、被告人(当時、被疑者)の手のひら等の付着物検査をした。科捜研から結果が帰ってきたのは4日後だった。米崎東署が、その結果を待たずに、被疑者を地検に送検した事実が明らかになった。
それを非難する弁護人。

★おい、弁護人。刑事訴訟法って知ってるか?
刑事訴訟法
第二百十六条 現行犯人が逮捕された場合には、第百九十九条の規定により被疑者が逮捕された場合に関する規定を準用する。
第二百三条 司法警察員は、逮捕状により被疑者を逮捕したとき、又は逮捕状により逮捕された被疑者を受け取つたときは、(略)留置の必要があると思料するときは被疑者が身体を拘束された時から四十八時間以内に書類及び証拠物とともにこれを検察官に送致する手続をしなければならない。

4日も待っていられないんだよ。48時間以内に送検しなければ、法律違反なんだよ。米崎東署は、正しく法律を守っただけなんだよ。
そうだよね、野元君。

次の証人も弁護側証人
米崎県警科捜研多田博主任
これも順番がおかしいけど、ま、いいや。

多田主任は、被疑者の手のひら等から、被害者の衣服の繊維等は検出されなかったことを証言する。

上川検事の反対尋問「では、被告人の手から採取された繊維片は全部で何種類でしたか」
多田主任「4種類です」
上川「そのうち、被告人自身が着用していた衣服の繊維は」
多田主任「そうと思われるモノが、2種類。それと、駅員の制服と思われる繊維片が1種類ありました。」
上川「変ですねえ。被告人は事件の前にも、様々な場所や者に触っているはずです。にもかかわらず、採取された繊維片は4種類。極端に少ない。しかも、そのうちの3種類が、被告人と駅員で占められています。なぜでしょう?」
多田主任「考えられる原因としては、たとえば検査の前に手を洗ったとか考えられます。」

★4種類が多いのか少ないのか通常なのか、これを聞く必要がある。
少ない。という回答があってから、次に進むんだな。ま、これは技術的なことなので、法律違反ではない。

次は、駅員の証人尋問。これは検察側の証人だ。
もうゴチャゴチャだ。
上川「被告人は手を洗っていたんですね」
馬淵駅員「そうです。被告人は腹痛を訴えていたハズなんですが」
上川「なるほど。(被告人調書らしい書類を手にしながら)しかし被告人はトイレには行かなかった。と供述しています。あなたの記憶が間違っている。という可能性はありませんか?」
馬淵駅員「ありません。」
上川「質問は以上です」

★細かく指摘するならば、
①腹痛を訴えてトイレに行ったのに個室に行って大をしたのか、しなかったのか。
②手を洗ったというが、何回くらい、何分くらい。石鹸を使ったか否か。石鹸はあったのか否か。
③一生懸命手を洗ったのは、大をしたときに、手を汚してしまったからではないか。
④どの角度から、どの距離で見ていたか。死角はなかったか。
などを聞くべきであった。

★本質的な問題は「被告人がトイレに行かなかったと供述しています」ということが許されるのか。
まだ、被告人質問をしていない。被告人調書は、99%証拠採用されていない。その証拠採用されてない被告人調書の中身を、尋問に利用できるのか。
ノモガクジ裁判官、その尋問を許した法的根拠はなんですか?


イメージ 3

1年前に痴漢被害に遭った被害者の証人尋問だ。
検察側の証人。
痴漢の加害者が近くに居て恐いから、遮蔽の措置が執られている。

この証人は、証言前に弁護人と会い、
もう1年も前のことでよく覚えていないでしょ。
あなたが犯人の顔をみた角度は逆光でよく見えなかったハズなんです。
あなたの証言が間違えていたら、この人の(と言って家族写真を見せる)人生を壊すことになるんですよ。
と説諭(脅迫)を受けていた。

証人は一年前に痴漢被害に遭ったことを証言する。
上川「では、その犯人は、この場にいますか」

★いやいや上川検事。
遮蔽措置が執られているから、証人から被告人は見えないの。
ここに居ますか?はい。とは物理的に無理なの。
ノモガクジ裁判官も、そのところは配慮しなくちゃ。

証人「居ません」
上川「え?」
証人「ここに犯人は居ません」

★これは遮蔽されているから見えない。という意味ではなく、被告人が1年前の痴漢事件の犯人ではない。という証言だ。
証人が、検察官の予定していた事実と異なる証言をすることは、そんなに珍しいことではない。
そのときには、慌てず騒がず、証人の供述調書を使って、証言を訂正させていくのだ。
ところが、上川検事は、写真で犯人を確認して貰っただけで、供述調書を作成しなかった。証人の証言を、予定証言に戻すための武器がない。
だから言ったでしょ。調書作らないと後で問題になるよ。って



弁護側の証人として、痴漢事件の目撃者、つまり、その電車に乗っていた人が出廷した。
駅に、目撃者を探しています、と貼り紙があったから名乗り出た。と証言したが
事実は、被告人が「この男」と連絡を取ってくれと弁護人に依頼した半田という人物である。
貼り紙は、被告人と半田証人の繋がりを隠蔽するために弁護人が演出したモノだ。
こういう活動を弁護士さんがしても良いのだろうか。


弁護人「まず証人がここにいる経緯を教えて下さい」
半田「富岡駅にあったチラシを見て連絡しました。この痴漢事件の目撃者を探す内容が書かれていました」
弁護人「このチラシですね」

★証人尋問にあたって、書面や物を利用することができる。刑訴規則199条の10〜12に規定がある。この場合、おそらく199条の12であろう。
(図面等の利用・法第三百四条等)
第百九十九条の十二 訴訟関係人は、証人の供述を明確にするため必要があるときは、裁判長の許可を受けて、図面、写真、模型、装置等を利用して尋問することができる。 

裁判長の許可を得なければらない。
しかし弁護人は裁判長の許可を得ていない。
法律監修NG認定。

半田証人は
少女は痴漢にあっていなかったこと
ホームで本多に30万円を要求しているところを見たこと
を証言する(詳細はカット)

上川検事の反対尋問
上川「証人は、映画を見るために富岡に行ったと証言していましたね」
半田「はい」
上川「そのときご覧になった映画のタイトルを教えて頂けますか」
半田「はい。偽りの殺人者です」
上川「だいぶ前のことなのに、よく覚えていますね」
半田「名画座に行くと、いつも手帳に記すんです。」
上川「その手帳、拝見してもよろしいですか」
半田「構いません」胸ぼけっとから手帳を出す。
上川(手帳をペラペラめくって見る)「確かに、頻繁に名画座に行っておられるようですね。」
(その日の名画座が2本立てであったことと、なぞの記号が手帳に書かれているのを発見する)

★ところで、尋問にモノや書面を利用することができるのだが、この場合の根拠は?
刑訴規則のどれにも当てはまらないぞ。
それも検事がパラパラ見ただけで、裁判官を含め法廷に居る他の誰も中身が解らない。
こういう場合、少なくとも弁護人は近づいて、検事が見ているページを同時に見て、検事がデタラメを述べないように監視すべきだ。
規則に規定がない手帳の利用を認めた裁判官と、それを確認に行かなかった弁護人にレッドカードだ。

半田が被害者が被害に会ってなかったと証言したのは、被害者のスカートをじっと見ていたからだ。
上川「残念ながら、証言の信憑性を疑わざるを得ません。満員電車の中、身動きのできない環境で、例え直ぐ近くの乗客でも、下半身の状態など確認できるはずがありません」
弁護人「異議あり。検察官の発言は個人的見解に過ぎません」
上川「違います。経験則に基づく合理的推論です」
裁判官「異議を棄却します。検察官、続けて下さい」

★今は、半田の証人尋問の時間だ。上川が行うべきは、半田への尋問だ。個人的見解であろうと、合理的推論であろうと、上川の意見を述べる場面ではない。
刑訴規則
(証人尋問の方法・法第三百四条等)
第百九十九条の十三(略)
2 訴訟関係人は、次に掲げる尋問をしてはならない。ただし、第二号から第四号までの尋問については、正当な理由がある場合は、この限りでない。 (略)
三 意見を求め又は議論にわたる尋問 

意見を求め又は議論にわたる尋問をしてはならないのだから、尋問にも至らない弁護人の見解を述べることは、それ以上に禁止されているというべきであろう。
それに対する異議を棄却しちゃうのか。ノモガクジ裁判官。大丈夫か?

コメント蘭に質問があったから、ちょっと補足。
上川「証人は、混雑した電車の中で女子高生のスカートの柄を見ていたと証言しましたね」
半田「はい」
上川「混雑した電車の中では、見えるのは、近くの人の顔、肩くらいで、下半身までは見えないのではないですか」
半田「いえ見えたんです」
上川「経験則に基づく合理的推論からして見えるはずがありません」
半田「検事さんの経験則は知りませんが、実際に見えたんですから」
これは、議論にわたる尋問になる。禁止だ。
これを、ひとり芝居で行ったのが、上記金色の部分である。

異議を棄却してもらい、尋問を続ける。
上川「6月7日事件当日、名画座でご覧になった映画のタイトルをもう一度答えて頂けますか」
半田「はい?」
上川「映画のタイトルです。たしか2本立てでしたね」
半田(手帳を確認しながら)「ピレネー城からの脱出と偽りの殺人者です」
上川は手帳をのぞき込み、謎の記号を暗記し、席に戻ってメモに書く。そのための尋問だったのだ。

★ところで、この手帳の利用の根拠はなんだろう。
半田は、映画のタイトルを1つしか覚えていなかった。つまりもう一つのタイトルの記憶がなかった。その記憶を喚起するためだね。
刑訴規則(記憶喚起のための書面等の提示・法第三百四条等) 
第百九十九条の十一 訴訟関係人は、証人の記憶が明らかでない事項についてその記憶を喚起するため必要があるときは、裁判長の許可を受けて、書面(供述を録取した書面を除く。)又は物を示して尋問することができる。

★上川検事は、裁判長の許可を得てないね。

正しく尋問するなら
上川「確か2本立てでしたね」
半田:手帳を見ようとする。
上川(それを制止して)「先ほど1本のタイトルはお答え頂きましたが、もう1本のタイトルは記憶がないのですか」
半田「そうです。だから手帳をみようかと」
上川「その手帳を見れば、記憶が蘇るんですね」
半田「そうです」
上川「裁判長、証人の記憶を喚起するために必要がありますので、証人が左胸ポケットから取り出した手帳を示して尋問することを許可して下さい」
裁判長「許可します」
上川「証人、では、その手帳の該当部分を見て下さい。口に出して読んではイケませんよ」
半田:ページをめくって、タイトルを確認する。
上川「映画のタイトルの記憶が蘇りましたか」
半田「はい」
上川「では、その手帳を閉じて下さい」
半田:手帳を閉じる。
上川「いま蘇った記憶に基づいてお答え下さい。もう1本の映画のタイトルは何ですか」
半田「ピレネー城からの脱出です」

前にも実践した手法だから、覚えているよね。

ところで、もう1本の映画のタイトルを聞くことは、この裁判において、どういう意味があるのだろう。タイトルを1つ答えられただけで、半田が名画座に行ったという事実は、一応確認できた。もう1本のタイトルが必要なのか?
弁護士は、異議を言うべきでは無かったのか?
刑訴規則(関連性の明示・法第二百九十五条) 
第百九十九条の十四 訴訟関係人は、立証すべき事項又は主尋問若しくは反対尋問に現れた事項に関連する事項について尋問する場合には、その関連性が明らかになるような尋問をすることその他の方法により、裁判所にその関連性を明らかにしなければならない。 

この2本目のタイトルを聞いたのは、上川検事が2本目のタイトルを知りたかったからでも、半田が2本目のタイトルを知っていることを確認したかったからでもない。
もう一回手帳を出させて、謎の記号を暗記するのが目的だ。
だから、関連性を明らかにしろ、と言われたら、上川は窮したはずだ。
弁護人は、手帳に謎の記号が書かれていることも知らないし、上川の隠された意図も知らないから、異議を述べなかったのであろう。
それもこれも、最初に手帳が出てきたときに、弁護人がのぞき込みに来なかったミスに起因している。
のぞき込みに来ていて、上川と同等の注意力を持っていたら、弁護人は謎の記号の存在に気づいたはずだ。(その能力が無かったら、無意味に終わるけど)

ドラマまではもう一つスッタモンダがあるが省略。

イメージ 4

被害者を名乗る女子高生が、弁護側の証人として出廷。
通常、この手の事件では、被害者は検察側の証人として出廷し、被害の事実を証言し、犯人は被告人に間違いない、と特定するモノだ。
しかし、本件では逆だ。
そして、女子高生の証言も逆だった。
痴漢されていない。痴漢の事実はない。
痴漢をでっちあげて、恐喝するのが目的だった。
と証言したのだ。

上川検事は、女子高生の今日の証言が嘘だという。
嘘の理由は、省略したスッタモンダに関することで友達をかばうためだった。
上川は、今日の法廷の前に、その友人に会って全てを聞いてきた。といい、その内容を縷々説明する。
それは犯則だろう。
その友人を証人に呼んで証言台で証言させるべきだ。
異議をいわない弁護人もレッドカード。
かばっている友達が全てを話したことから、女子高生も全ての真実を証言する。
上川「改めて証人に質問します。6月7日米崎東線で、あなたは痴漢にあいましたか」
女子高生「はい」
上川「その犯人は、この中に居ますか?もし居るなら、指を差して教えて下さい」
女子高生:被告人を指差す。

★おい上川。法廷にいる全員が、女子高生が被告人を指差したことが解る。しかし、それを裁判記録に残さなければならない。
「裁判長、今、証人が被告人を指差したことを、調書に記録して下さい」
といわなければならない。

被告人「おい、チョット待てよ」
上川「被告人の疑問ももっともです。裁判官。今一度、被告人質問をお願いできませんか?」

★単独法廷で一人しかいなくても、法廷では「裁判長」な。裁判官と裁判長では、法廷内の権限が全然違うからな。

証言台に立つ被告人の足下
イメージ 5

はい、これは?・・・そうNGだね。

ちょっと駆け足で行くぞ。
上川は、半田の手帳から謎の記号を読み取り、それを調査した。
それは、痴漢サイトのアドレスとパスワードだった。と被告人に突きつける。
イメージ 8

被告人と半田は、このサイト友達だとも。
そして、サイト利用者から入手した映像を・・・

イメージ 6
イメージ 7

撮影したのは半田だった。

検察官から弁護人に開示されてない証拠のオンパレードだ。それは証拠採用されないでしょう。採用しちゃダメでしょう。

上川「あらためて伺います。この映像の中で痴漢行為を行っているのはあなたではありませんか」
被告人「おれを誰だと思ってるんだ。」
上川「質問の答えになっていません」
被告人「おれは無実だ。おれが無実といったら無実なんだよ。本多家の人間だぞ、おれは」
上川(証言台を強く叩いて)「家柄とこの事件に何の関係がある」

刑訴規則(証人尋問の方法・法第三百四条等) 
第百九十九条の十三(略) 
2 訴訟関係人は、次に掲げる尋問をしてはならない。ただし、第二号から第四号までの尋問については、正当な理由がある場合は、この限りでない。
一 威嚇的又は侮辱的な尋問(以下略)
弁護士さんも異議を述べなかったし、良いことにするか。

その後
被告人には、懲役6月の判決が下される。
顧問弁護士は、クビになる。
被告人は、本多家のお嬢さんと離婚させられる。
女子高生は、こう話す。
「おかげで、久しぶりに思えた。誰かに期待するのも、悪くないなって」



  



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