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あるべき国選弁護報酬を考える。

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・・・・・

ねちっこいように見えて
飽きっぽい性格なんだよな。

国選弁護報酬が書きかけなんだけど
日本の弁護士が伝統的に利用してきた報酬制度は
弁護士が費やす労力に対する対価。
弁護士がもたらした成果に対する対価。
の2要素があり

大雑把に言って
成功・不成功が目に見えにくい依頼内容にはタイムチャージ
成功・不成功がハッキリする依頼内容には成功報酬型
適合するのではないか、と 仮説 を立ててみた。


これを基軸に、刑事弁護事件の報酬を考えてみたい。


刑事弁護事件で、依頼人(被疑者、被告人、親族等)は
弁護士に何を望み依頼するのだろうか。

弁護士は、依頼人に何を提供できますよ。
と依頼を受任するのだろうか。


例えば、
映画「それでもボクはやってない」みたいな痴漢事件。
私は痴漢ではありません。無実です。
無実を明らかにして下さい。
という場合は、弁護活動の主目的は明らかだ。

つまり、無罪の獲得である。

これは、成功・不成功がハッキリする依頼内容だ。
そうであれば、成功報酬型の弁護士費用が適合すると、想定される。

となれば、
着手金ゼロ
報酬金100万円
のような委任契約が考えられる。

※100万円は高い。という人も居るだろうが
高い、安いは別の機会に譲るとして
分かりやすい金額とさせて貰った。


ところで、痴漢事件で
依頼者(被疑者、被告人、親族等)が、弁護士に求める仕事内容は
無罪獲得に限られるのであろうか。


仮アップ

見捨てておけない記事に遭遇しました。
ぜひ、参考にして下さい。

桜ヶ丘法律事務所さんからお借りします。






ちなみに、寿司屋の時価が悪いわけではありません。


馴染みの寿司屋さんで、
お客さんとの信頼関係が出来ており
このネタで、この握りで、この値段だったら
満足って言うか、リーズナブルだよね。
っていう関係がなりたっているなら
なにも文句はありません。


でも、普通の人には
そんな行きつけの寿司屋もないし
馴染みの弁護士さんも居ないと思うのです。



※リーズナブルは、安いという意味ではなく
理由がある。つまり、適正価格という意味です。


 
日本の弁護士が伝統的に利用してきた報酬制度は
弁護士が費やす労力に対する対価。
弁護士がもたらした成果に対する対価。
混合していて、どちらの方法にも、一長一短がある。
というところまで来た。

さて、映画などで見るアメリカの訴訟では
成功報酬制が取られていることが多い。

委任の際には、1ドルの弁護士費用も発生せず
弁護士は、タダで(?)黙々と裁判をして
裁判に勝ったら、その勝訴金額の中から多大な報酬を頂戴する。

そんな内容だ。

映画などでは、
1000万円(10万ドル)の貸金の返還を求めて弁護士が活躍する。
なんて場面は、なかなか遭遇することがない。
貸金請求は、たいてい、地元のボスか、マフィアのボスが依頼人で
街のチンピラか元警察官の私立探偵が、取り立て屋である。

映画になるようなドラマチックな裁判は、損害賠償事件である。
企業の不正を暴くとか、内容もドキドキそわそわだが、
結末も、莫大な懲罰的賠償の支払いが命じられたりする。

請求額が莫大になると、日本のような着手金制度が機能しない。
依頼人が支払うことが困難だからだ。
そんな社会背景もあるのだろうが
弁護士は、着手金を貰わず、法律事務所の資金で裁判を遂行し
勝訴してから、莫大な報酬金を受け取る。
(受け取るところまで、映画で描かれることはないが)

このように争訟性が大きい事案
言い換えれば、依頼人にとってギャンブル性の高い事件には
弁護士にとってもギャンブル性の高い成功報酬制が適合するのであろう。




他方、アメリカでは、タイムチャージ制が取られることもある。

タイムチャージ制についてこんな話がある。

弁護士さんが、依頼人Aの為に有効な法律手段について考えていた。
彼が、デスクに座って考え事をしている場合
その時間を計って、依頼人Aに請求書を出すことになる。
それに異論がある人は少ないだろう。

弁護士さんが、Aさんの法律問題について
あれやこれやと考えながら道を歩いていた。
その歩いていた時間(考えていた時間)5分間についても
弁護士は、Aさんに請求書を出す。
そういう世知辛い職業だ。

以下は、弁護士を揶揄したものだろう。

弁護士さんが、道を歩きながら、Aさんのことを考えていた。
すると、道の反対側にAさんがいた。
ちょうど、Aさんと連絡を取って確認したいことがあったので
弁護士さんは、道を横断して、Aさんに近づいていった。
ところが、それは人違いで、Aさんではなかった。
弁護士は、きびすを返して、元の道に戻った。
その間、5分間の時間がかかった。

この場合にも、この5分について
弁護士は、Aさんに請求書を出す。
というのである。これは誇張であって欲しい。


弁護士の仕事というのは、常に裁判をしているわけではない。

例えば、契約書の作成、チェックなどは
争訟性が少なく、成功報酬という概念とはマッチしにくい。

例えば、100億円の契約がある。
契約書を作らなければならない。弁護士が作った。としても、
弁護士の仕事の成果として100億円の売上があったわけではない。

会社の営業マンの仕事の成果
会社の今までの実績の成果
によって、100億円の契約に至ったのである。
もちろん、契約書も必要なアイテムではあるが、100億円の価値はない。

むしろ、弁護士が作成する契約書の価値は
売上額100億円にあるのではなく
その契約条項により、将来のリスクを軽減し
依頼人に発生するかも知れない損害を未然に防ぐことにある。

このような「目に見えない成果」を評価して
契約書作成の成功報酬を算出することは、困難である。

争訟性のない(少ない、小さい)案件については
タイムチャージ制が相応しいのではないかと思う。



このように、同じアメリカという社会にあって
成功報酬制タイムチャージ制が使い分けられているらしい。

その違いを意識しつつ、
次回から、ようやく刑事弁護の報酬について考えてみたいと思う。


 
国選弁護報酬というタイトルならが、
まだ、民事事件の弁護士費用について続けるのであった。
付き合ってね。


一昨日までの検討で、伝統的な弁護士報酬基準は
弁護士が費やした労力に対する対価。
弁護士がもたらした成果に対する対価。
の2つが入り交じっていることが分かった。


これに対して
弁護士が費やした労力に対する対価。
に特化した弁護士報酬もありうる。
そう、タイムチャージ制だ。

蝶野弁護士が、橋本さんから依頼を受けた裁判事件。
まず、蝶野弁護士は橋本さんから事情を聞き
証拠を見せて貰って検討し
その他、関係者から事情を聞くかも知れない。
その後、訴状を作成し(橋本さんに内容をチェックして貰い)、
証拠を整えて、裁判所に訴訟を提起する。
その後、何度も裁判所に通い、
その都度、進捗状況を橋本さんに報告し
あらためて打ち合わせをして、次回の裁判に備えたりする。
準備書面を書くこともあるし、
証人尋問をすることもあるだろう。

それらに必要な時間に対して
例えば、1時間1万円と決めて委任契約をする方法である。
これがタイムチャージ制である。

※1時間1万円が、高いのか、安いのか。は別の問題。
ここでは、分かりやすく1万円と設定しておく。

この方法の場合、裁判に勝ったか負けたかは問題にならない。
勝ったか負けたかの成功の度合いとは無関係に
弁護士が、その事件に傾けた時間だけを基準に弁護士費用を決める。
分かりやすいといえば、単純明快で、分かりやすい契約方法である。


弁護士にとってのメリット
働いた時間について、必ず依頼者に請求できるので、安心。
敗訴しても、それなりの金額を貰える。
お馬鹿な弁護士でも、ダラダラ時間をかけると儲かる。


弁護士にとってのデメリット
勝訴しても、それなりの金額しか貰えない。
労働できる時間は決まっていて、一攫千金は望めない。
敏腕すぎて、あっという間に解決すると、収入が減る。


依頼者にとってのメリット
簡単な事件であれば、弁護士費用も安く抑えられる。
高額裁判のときの成功報酬を抑えられる。



依頼者にとってのデメリット
裁判に勝ったときの成功報酬というインセンティブがないと
この弁護士さんは、本当に、勝つための努力をしてくれるのか不安。
馬鹿な弁護士ほど時間が掛かって高くなる。
(無駄に)時間を費やして請求を水増しするかも知れない。
負けても、相応の弁護士費用を負担しなければならないリスクもある。


同じ事象を、裏から表から、上から下から、言い換えただけなのだが
要するに、タイムチャージ制は、いいところもあるし、悪いところもある。


敏腕弁護士の場合と、お馬鹿弁護士の場合で、
お馬鹿弁護士の方が儲かるのは、おかしいだろう。
これは、誰の目にも明らかだ。
だから、タイムチャージ制の金額は、弁護士によって様々に設定される。

例えば、
新米の駆け出し荒垣弁護士の場合、最低基準の1時間1万円だが
ベテランで有能な酒井弁護士の場合、高額の1時間10万円
となっている。かもしれない。

それらは、弁護士側が料金表として設定するわけだが
依頼者は、この弁護士なら、誠実そうだし
多少の時間が掛かって(その分高くなっても)依頼しよう。とか
この弁護士さん10万円は高いから、他を当たろう。とか
いろいろ選択することもあるかもしれない。

酒井弁護士さん、なぜ、あなたの料金は10万円と高額なんですか?
私のアドバイスは、荒垣弁護士の10倍以上の価値があるからです。
ということになるわけだ。



一転して、
弁護士がもたらした成果に対する対価。
に特化した弁護士費用も検討してみよう。

それは、成功報酬制だ。
着手金は頂きません。勝訴したときだけ、報酬を頂きます。
ただ、成功報酬の率は、ちょっと高くなりますよ。
という契約方法だ。


例えば、一昨日の事例
橋本さんから武藤さんに対する1000万円の貸金請求
着手金 5%50万円
報酬金 10%100万円
という価格設定をしてみたが(これが絶対ではない)
合計で15%ということだ。

これに対して、成功報酬制の場合
例えば、着手金はゼロだけれど
報酬金は、勝訴の金額に対して30%とする。などが考えられる。


どんな難事件だろうと、弁護士は「勝って、なんぼ」
だから勝った金額に応じて、弁護士費用を払って下さい。
という考え方だ。


弁護士にとってのメリット
簡単な事件で(たいして働かなくても)、それなりの金額を貰える。
敏腕で、サッサと事件をかたづければ、どんどん儲かる。


弁護士にとってのデメリット
敗訴したら、収入がゼロである。
難しい事件で、頑張っても報われない。


依頼者にとってのメリット
負けたときの負担がゼロ。
依頼時の着手金がゼロで初期負担なく依頼できる。
弁護士は一生懸命仕事をする、と期待できる。
馬鹿な弁護士に、無駄な金を払わなくて済む。
水増し請求の懸念がない。
難しい事件で弁護士の労働時間が長くなっても関係ない。


依頼者にとってのデメリット
簡単な事件でも、裁判に勝ったときの成功報酬が高い。
普通の事件でも、裁判に勝ったときの成功報酬が高い。



こちらも、同じ事象を、違う角度から、言い換えたに過ぎない。
要するに、成功報酬制にも、いいところもあるし、悪いところもある。


簡単な事件でも、弁護士が儲けすぎ。という観点については
成功報酬の率を下げることで対応も可能だろう。


弁護士の腕が良くて、サクサクっと解決したとしても
依頼者からは、
弁護士の腕が良かったためではなく、
事件が簡単だったからではないか。
たった●時間しか働いていないのに、●●万円も払うのは高過ぎ。
という感想を聞くこともあるだろう。

弁護士の仕事の質は、目で見ることが困難なので
依頼者は、弁護士が裁判所に提出した書面の長さとか
解決までに掛かった期間などで
事件の難易度を測り、弁護士費用の適正額を推し量ろうとする。

純粋な成功報酬型の契約は、日本の風土に合ってないのかも知れない。



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