弁護士を呼んでくれ

あなたの大切な人が逮捕されたら、 すぐ、 弁 護 士を呼びましょう!

あるべき国選弁護報酬を考える。

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]

ゴメンナサイ。まだ、民事事件の報酬を続けます。


例えば、橋本さんは武藤さんに1000万円を貸したのに、武藤さんがお金を返してくれないので、取り立てて欲しい。と依頼があったとする。
単純化するために、事前の示談交渉や調停はなくて、いきなり裁判を提起すると仮定してみよう。

依頼を受けた蝶野弁護士は、依頼者の橋本さんと委任契約を結ぶ。
例えば
着手金は、請求額の5%で50万円
報酬金は、裁判で認められた金額の10%
例えば、1000万円全額について勝訴判決を得れば、100万円
仮に、全面敗訴であれば、報酬金はゼロ。
(800万円の勝訴だったら、80万円・・・)
と契約したとする。

この契約の場合、
着手金は、仮に敗訴しても返還しない。
裁判に勝とうが負けようが、裁判を遂行するという労力は必要。
つまり、弁護士が費やす労力に対する対価。
報酬金は、勝訴に対してしか支払われない。
つまり、弁護士がもたらした成果に対する対価。
と考えることができるかもしれない。

例えば、
依頼者の橋本さんは
武藤さんとの金銭消費貸借契約書
武藤さんに1000万円を送金した銀行の伝票
武藤さんに送金した事実が記載されている通帳
武藤さんの1000万円の領収証
などの証拠を万端整えていたとする。

そうなると、弁護士蝶野さんが勝訴する可能性は高いと言えよう。
もし、裁判で楽勝、楽勝、という見通しならば
見込まれる労力が少ないのだから

橋本さんから蝶野さんに対して
この事件では、着手金を、もう少し安くしてくれませんか。
と頼むかも知れない。
蝶野さんから、積極的にディスカウントするかも知れない。

また、裁判で勝って当たり前。負けたら無能弁護士。
ということであるならば、
成功報酬も10%は高いでしょう。5%に負けて下さい。
という交渉もあるかもしれない。

逆に、橋本さんが、ろくに証拠を持っていなくて
蝶野弁護士が裁判に勝つには、いろいろと障害が多い事案だったら
蝶野弁護士は、この事件では、見込まれる労力がハンパないですから
着手金は、通常の50万円ではなく、100万円でお願いします。
ということもあるだろう。

また、そういう困難事件では、勝訴の見込み、可能性も小さいから
蝶野弁護士としては、報酬金がゼロになるリスクもある。
それを織り込んで、多めの着手金を受け取っておきたい。
という意図もあるだろう。こうなると、
着手金は、純粋に弁護士が費やす労力に対する対価なのか。
疑問も出てくる。

裏返せば、
報酬金は、弁護士がもたらした成果に対する対価。
というのも、絶対的な命題ではないことも見えてくる。

まだ、続ける。

開く コメント(1)

法テラスの国選弁護報酬基準に不満を持つ人が多い。
今の報酬基準が完璧で絶対的に正しい。などと言うつもりは毛頭ない。
改善できるモノは、改善した方がよい。
あるべき報酬基準を模索してみたい。

まずは、弁護報酬って何だろう。というところからスタート。
弁護士が何をするから,何をしたから、お金を貰えるのだろう。
払う側は、何に対してお金を払うのだろう。

直ぐに思いつくのは、次の2つ。
弁護士が費やした労力に対する対価。
弁護士がもたらした成果に対する対価。

どちらか片方に限定されるモノではなく
両方の要素が微妙に絡み合っているのが実状か。


例えば、日弁連の(旧)弁護士報酬基準規定では
民事事件(裁判)の報酬に関しては
着手金は、請求額の●●%
報酬金は、認容額の●●%
を基準とする定めであった。
これは、弁護士がもたらした成果に対する対価という考え方だろう。

さらに日弁連規定では、
事件の難易度などに応じて20%の増減をすることが出来る。
という規定もあった。
これは、弁護士が費やした労力に対する対価を加味するものだろう。

もしかしたら、この増減事由も、
増額事由については
その事案で勝訴することが困難なものであり
それにも関わらず勝訴するのは、弁護士の功績であり
弁護士がもたらした成果に対する対価を高く評価する。
減額事由については
逆に、容易案件であったため
弁護士がもたらした成果に対する対価を低く評価する。
という考え方で、統一できるかも知れない。

日弁連基準では、その他に日当などの支払いもある。
日当に関しては、ほぼ
弁護士が費やした労力に対する対価と考えて良いだろう。


さて、刑事弁護に関しては、どのように考えるべきであろうか。
ようやく本題に入ろうと思う。

けど、小休止。

 

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事