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タイトルには書きましたが
実は私、一度もお会いできず、数年前他界された方です。 現代刀工でありながら新々刀期の上作に迫らんとする大変高い技量を持ちながら、お会いすること叶わず、その作は欲しい現代刀工の1人です。 そんな安本吉光さんの知り合いの方と 以前から取り上げている日本刀研磨師 佐々木さんとのお話を、知人と佐々木さんのお話で、辻褄を合わせ話したいと思います。 現在還暦を迎えた佐々木靖徳さんですが若かりし頃、隣町の地元刀工、安本吉光さんを訪れました。 一振り定寸(二尺三寸)程の物を注文しようとした所、七振り黒打ちのまま出来ている物があり、当時還暦を越した吉光さんが「どれでもいいよ、好きなのを選んでね。」と、佐々木さんに話しました。 佐々木さんは七振りを一瞥すると、これと決めた一振りを吉光さんに見せました。すると「これ、一番出来の悪い奴だと思うんだけど、良いの?」と言われましたが、これで良いと忠告を気にせず持ち帰り、一ヶ月かけ研ぎ上げました。 一ヶ月後、研ぎ上げた刀を観て吉光さんは 「俺はあんたに会う為に刀を作ってきたのかもしれない。俺の刀をここまで研ぎ上げ、仕立て上げた人は初めてだ。」 と嬉しさを露わにし、涙を流したそうです。 写真は別物ですが、安本吉光さんの作品はこんな感じの物です。 余談ですが、安本さんに内緒で刀を研ぎ上げ、磨きをかける前つまり内曇りをかけた段階で、畳一枚を試し切りたそうですが、三回振って三回とも刃こぼれなしで、畳が真っ二つだったそうです。 「斬る為の道具と、美観を兼ね備えた、そういう腕前の鍛冶屋さんだった」と、寂しそうな目をしながら佐々木さんはおっしゃってました。 |
鍛冶屋
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皆様ご無沙汰してます。
手違いでネット契約更新忘れで現在会社から書き込みをしてます。
さてそんな中、行ってきました。
私のブログでは毎度おなじみ、利秀庖丁鍛冶屋さん。
じつは青でしか刺身庖丁などをつくって無かった所、無理言って白鋼で尺1の柳刃包丁を作ってもらうことになりました。
夏場の暑い時期越して寝かせるので、出来るのに来年の今頃になりそうな感じですが(汗
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ずーっと秘密にしてきた、ネット上では無銘に近い・・・
なにせホームページすら存在しない鍛冶屋さんがあります。
そりゃぁここ10年そこらでこうしたネット文化が流行って居ますから、その流れに追いつけない、パソコンがいじれない親方衆が多いはずです。
致し方ないことではありますが、こうやって名工が人知れず埋もれていく
そんな現状は決して見過ごせるものではありません。
前置きが長くなりました。
秋田県湯沢市に工房を構える利秀包丁さんです。
(なお顔出しはNGでしたので、今回は仕事現場等々をさらっと。)
いやー整然と並んでます、主婦用の三徳、菜切り(薄刃)、出刃、蛸引き、柳刃、ISUZUのトラック・・・
トラックは売り歩く時の車ですので売り物ではないです(笑)
なおここの鍛冶屋さん、柄はナカゴを大切にしたいのでイチイからのスタートです。朴もありますが、オススメはしないとのこと。黒檀も必要に応じて。だそうで。
勿論これだけではなくて、本職さんがつかう鎌型薄刃や鰻裂き、鱧切りや鮪包丁、、山刀に鉈、売り物ではないですが、自作された錐など
『作れる範囲の鉄製品なら自作したよ』
と、まぁそういう方です。
8寸出刃はよく売れるので、隔月ごとに作っているとかなんとか
尺の柳刃らしいです。もうこの時点で馴染みの形が見えてきますね。
厚み40センチ、回転砥石(荒砥)
もう二回り小さいサイズなら欲しいですね(゚з゚)
親方仕事早すぎです。
あの状態から約1時間でここまで持ってきました・・・
同時進行で出刃研いでますが、もうサッサとでかしていきます。
まんずはえった仕事でしゃ
親方『包丁のあんべ見ながらやってるのさ、無理なら水流しながらグラインダー掛けよ、鋼イダメじまっだらおしめぇだがらよぉ』
おおっとなまってしまった
興味が有る方は是非お声をかけてください。
現在某所にて特殊な柳刃と鎌型薄刃を研いでもらってます。
そこの研ぎ屋さんも何かわかったらお知らせしてくれると思いますので、皆さん気長にお待ちください。
なお、利秀さんは基本通販はしてません。
偽名のモノが出回っているため皆さん気をつけてくださいね。
包丁欲しい人がいたら・・・要相談の上でお待ちしてます。
私もこの親方と息子さんが優れた包丁作りを続けていけるようにしたいので。
今後も定期的にお話したいと思ってます。
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