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錆という字を思い浮かべて、大概良い印象は有りませんね。身から出た錆などに代表される慣用句からも想像はできます。ましてや金属の大敵赤錆にいいも何もないと思います。
所が世の中広いもんで、赤錆を重要とする文化があります。 日本刀の茎(ナカゴ)です。 上の刀身の価値が五割 下の茎(錆を含め)五割 コレだけ重要視されます。 長い歴史の間で手汗や空気、あらゆる年月が日本刀の歴史を担保してくれるのがナカゴの錆なのです。 と言うわけで前置きはここまで。本題に入りますが、皆様は覚えていらっしゃりますか? 天水さんの両スキ剃刀の錆付けをすると言って…かなり年数が経ちました。 2014年11月以来です。 いい塩梅ですので公表します。 この錆はよほどぞんざいにしない限りこれ以上腐食はしない物です。 |
剃刀
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もう一振り、天水さんへ無理難題をふっかけました。
とある特殊鋼の鋼です。 これは現在包丁やナイフでは作られてませんが、いっとき恐ろしい程高値で売られてました。 鋼を着けるのが通常の方法ではいかないため、これの為に特別な鋼材用接着をしてもらいました。 現在#2000のあきらパパの砥石で試行錯誤中です。 (追記)
はじめに、私は天然砥石至上主義でしたが今回のカウリXは人造砥石の高番手で真価を発揮するということがわかりました。
その件を教えて下さった月山義高さん、かずかずけんさん、どうもありがとうございます。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
さて、カウリX鋼とは
カーボン3%、クローム20%、モリブデン1%, ,バナジュウム0.3%
何のことかさっぱりという人にわかりやすい比較として
炭素含有量は白1号の倍以上
クロームはステンレスより多く
モリブデンバナジウムもそこらの刃物より結構多め
つまり錆びにくく、切れ味が鋭く、長持ちしやすいという理想的な刃物になります。
しかし日本剃刀は硬ヒゲ〜産毛まで剃れてなんぼです。
またクロームという成分は刃物に粘りを出す≒刃持ちを良くする特性があります。
裏を返せば鋼材自体が滑りやすい性質があります。
いくら炭素量が増えようとも、クローム20%は日本刃物とは真逆の質になります。
そしてこの特性は本来であれば先述のように、高番手の人造砥石が必要になります。が、私は持っては居ないので、此処から先は天然砥石の仕上げでの感想となります。
まず感じたのは滑るという剃刀ではあってならないような切れ心地です。
これもクロームが悪さをしているものなので、白1号や不二白とは真逆なんです。
天然砥石で仕上げてから耐久テストがてら、研がないで放っておきました。
予想は大当たり、なんと研がずに半月以上は切れ味が持続しました。
これは体感ですが、ここまで続くのはクロームの粘りと炭素量が関係していると思います。炭素量が多い分、刃先の炭化物がいっぱいになる。普通なら鋳物のような硬さですから刃こぼれしてしまうのですが、粘りのお陰でそんなことはあまり感じませんでした。
以上、1ヶ月に及ぶ感想のほんの少しでした。
色々書きたいことがあるのですが、まだわからないことだらけなので、私がここで口外すると他の人が先入観を持ってしまうといけませんので
今日はここまでにします!
それにしても、ガラスみたいな硬さに普通の鉄をくっつけるような無理難題を
こうも見事にこなしていただける天水さんに敬意を評します。
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天(水)さーん、オラに力を分けてくれー!
髪の毛をうすーく、ほぼ同じ箇所を三回削ぎました。
四回目は途中で集中力切れたのか、途中でぷっつりと破断。無理でした。
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度々お世話になっている天水さん、
そしてその天水さんから送られてきた・・・
天水刀 です!
送ってもらった日 9月18日
この日から約一ヶ月間、ほぼ毎日コレで剃り続けました!
和鉄地 白壱号鋼 片ベタ 裏スキ
地は現代鋼(?) 菊水鋼 両スキ
まず一ヶ月間使った所感です。
(偉そうにこんなこと書いてます、すみません)
とは言っても2つとも交互に使ってたので、一丁当り約半月ですが
片ベタ
・ベタの重みがあって抵抗感なく髭を剃っているという感じがします。
私は結構な固い髭なので力が必要かな?と思ってましたが、そんな考えは二回ほど剃った時
(あれ?もしかして支えて動かすだけの力があれば、勝手に剃れてる?)
と感じました。
・肌の当たりが優しい
名古屋砥泥会様の記事を勝手に拝借するのも無作法かなとおもったので、リンクアドだけ記載します。
これは身を持って体験しました
当方肌が他の方より弱く、電動剃刀でも負ける時が度々有りました。
ですが、片ベタでは(シェービングジェル塗ってますが)あまり負けませんでした。
まぁ一ヶ月経って、両者で剃ってたら負けなくなりましたけどね(笑)
両スキ
・深剃りが真骨頂?!
ベタが無い分ですが、わずかながら重さで切ると言う感じではなくすこーしだけ、支える力+αが必要かな
と感じました。
問題はここから
どちらとも剃ってから同じように伸びました
私は朝ドタバタしやすいので夜に剃ることが多いのですが、一度だけ両スキと片ベタ別々に
モミアゲ部分を剃ってしまったことがあります。
その日は「まぁいいや」と、次の日の夕方
何気に頬杖を両手でついたその時 髭の伸び方が違ってました
帰宅後もう一度別々に剃りをしてみたら、後日同じ結果でした。
では両スキのような力を込めた剃り方で、片ベタ剃りをするとどうなるか?
確かに深くは剃れます。ですが両スキ程深く剃れてない感じがありました。
それに力を込めた結果、流血がとんでも無いことに・・・
そしてカミソリ負けが酷い状態に
・・・ (゜∀。)
原因は、お察しの通り皮膚を削るような剃り方をしたことです。
道具の形には意味があり。その用途用法がしっかりと有るんだ
また1つ勉強になりました。
え?なに。どっちの剃刀が良いって?
両方共好きですよ!
(優柔不断だから彼女が出来ないなんて言わないで下さい、泣きますよ!)
最後に
必要無いかなと思いましたが、タイトルに書いてある様に若干の切れ止みが見られるようになりました。
革砥あればそれで研がずに済みますが、それでは手研ぎ会の名折れ
次の記事こそは剃刀研ぎをお送りします
というか、ゆうけんさん、かずかずけんさん、並びに見て下さっている皆々様
次回 研ぎ方が間違っていないかチェックして下さい!
よろしくお願いします。
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