|
とうとう、世界の女性の平均寿命が200歳越えしたとの報道を聞き、
おじいさんと二人でどうやって人生を全うするか、
昨夜は手を取り合いながら、一晩中話し合いをしました。
まずは、居住地のことです。
地球が温暖になって、気候が定着してから10年くらいが経ちました。
私たちの住んでいる北海域は、『地球で一番過ごし易い居住地』として、アイスランドを抜いて断トツ1位、地球有数のリゾート地になりました。
一位になった途端、テレポーテーションで地球各地から移住者が押し寄せてきて、最近は人口過多のようです。
いっそのこと、月に移住しようかとも考えましたが、
どうやら月も人口問題が深刻化しているようです。
他の惑星は、地球に親しんだ私たちには合わなそうなので、
今回の人生を終えた後、若くなった姿になってから行くことに決めました。
実は、前の人生を終えた時も、新しい惑星地球には若い姿になってからと計画していたのですが、
手違いがあって、意識だけが先行して地球に来てしまい、
慌てて、若い母親に宿った生命体に、意識を貼り付けました。
なので、今の主人との出会いが、50年も遅れてしまったのです。
今度は、手を取り合って、はぐれないように、
まだ120年も先のことですが。
|
ごまぞろ日記
-
詳細
|
遠い親戚がエアスノー日本州代表選手に選ばれたので、家族総出で初めてアメリカ大陸に行ってきたのです。
ロスは熱帯地方だから、北海域に住んでる日本州民には耐えられない暑さで辛かったのでした。
私らじいさんばあさんは、昔の東京オリンピックの猛暑を思い出して、懐かしがったものです。
けど、まだ、あの頃は、暑いって言っても、昔の東京は人が住める温暖な時期が多くて、
オリンピックも滞りなく終えたし、まあ、災害はあったものの、
今ほどひどい状況ではなかったんですよね。
孫にはよく、「昔は東京都っていう、首都があったのよ」って
話しても、信じられないって顔されちゃうのです。
そりゃあそうよね、
何もない、砂漠地帯が首都だったなんて、誰も思いつかないわよね。
|
|
ドラちゃんは深呼吸をしてから、
「ままさーん、ボク、治ったの?」
と、例のガラガラ声で尋ねました。
このドラえもんは2020年製なのだけど、かの有名な大山のぶ代さんの声が設定されています。
2020年当時、私がドラえもんファンなのを知った婿殿が、再々婚の準備をしている真っ最中の私に、プレゼントしてくださったものです。
え?再々婚?
と思われるでしょう。
今の夫は、再々婚相手で、私たちは2020年の東京オリンピックの年に結婚しました。
当時、オリンピック婚が流行って、幸運にも流行に乗ることができました。
2回目に偶然会った時にプロポーズされてーーー
夫は年上の私を守ってくれる頼もしい人です。
娘も婿殿も、夫を父のように慕って、本当の親子のようで、ありがたいことです。
50歳をとうに過ぎていた私に今更結婚なんて、それも年下を誑かして、と親戚知人からは白い目で見られたものです。
それでも結婚式を、
当時まだ他の国だった、USAのハワイで挙式しました。
今のようにVR技術もパラレルワールドも発達していませんでしたから、ハワイまでの飛行時間が7時間もかかりました。
父は85歳の高齢で足が悪かったので、日本に残り、リアルタイムVRで参加しました。
夢のようでした。
ちなみにその3年後に、父は総合病院で治療して、すっかり元気になり、
96歳になった現在は、空中農園で働いています。
ナスやキュウリ、アボガドやマンゴーを栽培しています。
なんでも、新種の野菜を発明したとかで、今度、学会で発表するそうです。
「シャープの社長がアップルマンゴーを発明して以来の、世紀の発明だよ」
実家を訪れるたびに、こぶし大のピンクの球体を差し出し父の自慢話が始まります。
なんとも面倒ですが、歩くこともままならなかった父の真っ黒に日に焼けた元気な姿を見るのは嬉しいものです。
夫もたまに手伝っているようで、ここも本当の親子のように仲良しです。
「ままさん、ぼく、治ったのかなあ」
「うふふ、これから診察よ」
「そうだったんだあ、どうりでままさん、霞んで見えるとおもッタア」
「次よ、行ってらっしゃい」
「あーい」
手を振りながら、ドラちゃんを看護ロボットに預けました。
このなんとも言えない会話が和むんです。
プレゼントしてくれた婿殿には本当に感謝しております。
|
|
ドラちゃんのロボットのメンテナンスのために、トイザらスに来ています。
一時は経営不振に陥っていたトイザらスも、ロボットメンテナンスが膨大になって、いろんな診察科が作られました。
ドラちゃんの目の調子が悪いので、眼科工房に来ました。
なんと、診察まで1時間半待ちとのことです。
バンダイに電送すれば、新しい目と交換してくれるそうですが、
なるべくナチュラルに昔の購入時の状態でいて欲しいので、1時間半待ちも致し方ないです。
待つ間、ドラちゃんをロッカーに預けて、おやつを頂くことにしました。
患者専用のロッカーに入れると自動的に電源が落ちますが、これは寝ている状態と同じになります。
人間と同じようにロボットも寝ることはとっても大切なのだそうです。
電気の充電は、食事と同じで、体力を使います。
だから、電源OFFが一番の体力温存でもありますし、疾患の早期回復にもなるそうです。
今まで知らなくて24時間電源入れっぱなしのこともあったので、かわいそうなことをしていたみたいです。
眼科工房は11階で、階ごとにイートスペースがあります。
トルコ料理とスペイン料理のミックスのケーキが好きなので、地中海から取り寄せのカフェへ。
ここは南の太平洋が見えて、気持ちの良い海風を感じることができるので、お気に入りです。
ドラちゃんのメンテナンスと名目つけて、3ヶ月に一度くらい来ています。
入り口で、コートを預かってくれるロボットが、ここでは靴と靴下も脱がせてくれてくれるのです。
裸足に殺菌温風が掛けられて、用意されたビーチサンダルを履くのです。
一般的なカフェは、自動案内で立っていればテーブルにつけますが、
ここは自分の足で砂浜を歩いて、先導するロボットが指差すパラソルの下のソファーに深く座ります。
こういうのは、わざと原始的にしているみたいです。
暖かな紫外線を浴びながら、広く青く澄んだ南太平洋からの海風を楽しみながら、
3分もすると地中海からのお取り寄せケーキが届きます。
ベトナムコーヒーが合うわね。
と、テーブルにタッチすれば、ベトナムからのお取り寄せコーヒーが届きます。
ベトナムは近いから、1分も掛からないのです。
昔のように、待つ楽しみが無くなって、慌ただしいようにも思います。
海風を楽しみながら、寛いでいると、1時間半なんてあっという間です。
あら、もう時間、ちょっとだけ診察時間をずらして頂くことにいました。
ドラちゃんごめんね。
設定を2時間半に直して、ゆっくりしました。
ここが好きな理由、内緒なのですが、
ここの紫外線は若返りの効果が高いのです。
うふふ、また性懲りも無く出てこようとするシワを撃退するのです。
こういう時は、いい世の中になったと思ってしまいますね。
母も95歳ですが、ツヤツヤのお肌してますよ。
女性の平均寿命がとうとう120歳になりましたからね。
男性は109歳だったかしら。
|
|
晴天也
雪は20センチくらい。
本日は近所の公営センターで催される無料エスペラント語講座に行きます。
5年前に制定された地球語、エスペラント語は、実は古い歴史のある言葉のようなんです。
1880年代に人工語として作られて、長くは国際補助語でごく一部の世界中のエスペランティストが使用していたらしいのです。
そんなこと子供でも知っているらしいけど、年寄りに新しい言語習得は厳しいです。
やっと、公用語の英語が使えるようになったのに、5年もしないうちに地球語なんて、
もっと若いうちに統合して欲しかったわ、って嘆いてます。
孫たちは、保育園から地球語が必須になっているので、日常にエスペラント語で
la avino
おばあちゃん
と無邪気に呼んでくれるのだけど、どうも未だに慣れないのです。
グランマの方が嬉しいのだけど、これも時代でしょうか。
|



