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火山がすっかり惚れ込んだ大西泰斗先生のNHK「ハートで感じる英文法」(会話編)の第二回が放送された。本日のテーマは<if>――。<if>は<仮定>とか<条件>とか…と考えられている。だが<if>の基本イメージは<ニ肢選択>…。二つの選択肢から一つを選ぶ。「交渉、ネゴシエーションに使う」のが基本という。
<If you can’t give me a better price, I’ll look elsewhere.>(もしもっとよい値段が出せないなら、他の店を探します)。これが交渉のテクニックになる。相手に<圧力>をかける。<ニ肢選択>というのは<圧力>を変えられるから…。
さっそくテスト。もし<I’ll look elsewhere.>を<I look elsewhere.>と言ったらどうなるか。ゲストの<いとうあいこ>と<鴻上尚史>は区別がつかない。<差はない>とか<それが分かるくらいなら、こっち(生徒席)には座っていない。そっち(講師席)にいる>と膨れた。みなさんはいかがでしょう。火山はすぐピンときた。ホントですよ!!!
答えをお教えする前に、アシスタントの外人が街頭に出かけ、ネイティブの外国人にインタビューした。4人のネイティブの反応をご紹介しましょう。
(1) ウンザリしたり、怒ったりした時に使う。
(2) 少し変だ。こういう表現は使わない。
(3) 特殊な場合にしか使わない。怒ったり、フラストレーションを感じている時かな。
(4) 相手が値段を変える気がないと感じた時に使う。<他を探す>と断る表現だ。
もうお分かりでしょう。<I look elsewhere.>という現在形はズバリ<他を探す>という<決意>表明になる。極めて直接的で<強烈>な表現です。一方<I’ll look elsewhere.>という未来形は「これからそうするかも知れない」という<予測>…つまり<距離感>がある。圧力が弱い。<I’m afraid, I’ll have to look elsewhere.>というとさらに<婉曲>表現となり、圧力はさらに弱くなる。
で、火山はなぜ分かったか。<実力>です…なんちゃって…。でも<ハートで感じた>から…。過去の学習の蓄積がある。NHKラジオの「原書で読む世界の名作」でいろいろ小説を読んでいるうちに心が通じるようになった。エヘン。「ハートで感じる英文法」の前回のシリーズに「過去形は敬語になる」「丁寧表現」だというのがあった。これも<距離感><婉曲>表現。それが実感できる。その感覚がモノを言ったのでしょう。
大西先生が説明した。<If you dip a litmus paper in acid, it turns red.>(リトマス試験紙を酸に浸すと赤く変色する)。現在形を使うのは<法則>を解説する時。つまり<必ず>そうなる。そう<確定>している時。だから<強い>表現になる。
<If you don’t pay the ransom, your wife dies.>――(もし身代金を払わないなら、妻の命はないものと思え)。脅迫だ。非常に強い<圧力>となる。このように<If>を使って<圧力調整>ができる。相手にネゴシエーションで働きかけながら、圧力を調節、相手をコントロールする。こうしたことが<自在>にできて、初めてコミュニケーション能力が高まる。表現の幅が広くなるのだという。ガッテン。納得だ。
<I think, I’ll have to…>でも<I guess…>でも同じ。<主観>を交えることで<直接的>でなく<客観>というか<距離感>が出てくるのだという。面白い。
最後にゲストの二人にミッションがでた。<If you are late again,>――この先を作りなさい。<いとうあいこ>さんには、ボーイフレンドが遅れた。なんというか…。彼女…。
<I’m afraid, I’ll have to talk to your mother.>ですと…。少し、カッコをつけた。お上品ぶったわけだ。ここは翻訳しませんでした。みなさんならいいでしょう。
<鴻上尚史>さん。相手はマネジャー(管理職)という。<You are fired.>(お前はクビだ)…ですと。火山、一瞬、意味が分からなかった。昨日、深酒をして、今朝は寝坊した。お蔭で放送は昼からの再放送だけしか、見られなかった。まだ頭がボケているのだ。未だに相手はマネジャーなのに、なぜ<You are fired.>といえるのか分からない。なんちゃって…。
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