火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

ハートで感じる英文法

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1月25日のNHK教育テレビ。大西泰斗先生が今日も楽しく分かりやすい。
今日は<知覚構文>―――。
<I just saw Brian chatting up that gorgeous waitress.>(俺、見たぞ。ブライアンのやつ、あの派手なウエイトレスをナンパしている)―――。火山の翻訳はいい加減だが。これが典型的な<知覚構文>…。<主語+動詞+目的語+現在分詞(または動詞の原型)>。

だが大西先生。<知覚構文>なんて覚える必要はない、という。<主語+動詞+目的語…>なんて思い出していたら会話なんかできない。それに<知覚構文>は<特別>な<構文>ではない。早い話が、次の構文と一緒という。

<I painted the wall red.>(壁を赤く塗った)―――。
<The machine crushed cars flat.>(そのマシーンが車両をペチャンコに潰した)―――。

この<呼吸>が分かると<豊かな表現力>が身につく。飲み込めるのだ。
<I painted the wall red.>は<I painted the wall.>(壁を塗った)と<the wall red.>(壁が赤い)と<2つ>の意味を持っている。
だがネイティブはこれを<2段構え>では意識していない。<I painted the wall.>をまず意識する。他動詞<paint>の力が目的語の<the wall.>に及んでいる。次に<the wall red.>を意識する。

英語には<並べると説明>という原則がある。しかも<2つの要素を並べると、後ろが前を説明する>―――非常に<基本的な原則>だ。
<You liar!>(このうそつき)。2つ並べるだけでyouをliarが説明するという関係になる。
<You are a liar.>という正式な文も、実はyouとliarを並べているだけ。be動詞に実質的な意味はない。だからareは弱く、素早く読まれてしまう。<You’re a liar.>のように短縮される。

<Who’s the cute guy making a phone call over there?>(あそこで電話をしているイケメンは誰?)―――。<the cute guy>を<making a phone call>が<説明>している。2つの文のカタマリが並んでいるだけで、修飾関係>が成り立つ。これこそが英語の素晴らしい<簡便さ>…。言い方を替えれば<表現>の<豊かさ>です。これを身に付けたい。

大西先生はこれを<ピボットの呼吸>という。バスケットボールのピボット(軸足旋回)と同じ。片足を軸にコンパスのように移動する。さっきの例で言えば目的語(the wall)を中心にpainted the wallとthe wall redの2つの意味を意識する。その意味で<知覚構文>は<ピボット文>の一つに過ぎない。
だから<I saw Mary cross the street.>(メアリーが道路を横断するのを見た)も<I painted the wall red.>も<同じ>ピボット文。そういう感覚がネイティブの理解という。

前回の<must>(ねばならぬ・にちがいない)はどちらの意味も同じ<圧力>で理解できた。見方によってどちらにでもなる<あひるうさぎ>―――。基本イメージを掴めば理解も速く、応用も効く。つまり<使いこなせる>…のです。

<I saw Tom kissing a girl.>はいわゆる<知覚構文>。でも<kissing a girl>を他の言葉で置き換えても<ピボット文>で説明できる。<attacked by a dog>や<angry>や<at the school>で置き換えてみてください。ちゃんと意味が通じる。

同じように<知覚構文>と同じ構文で次の文章も成り立っている。<He caught two students cheating.>(彼は二人の学生がカンニングをしていたのを捕まえた)。
この<caught>は<found>にも<saw>にも置き換えができる。凄い。<学校文法>が<知覚構文>を特別扱いするのは明らかにナンセンス。複雑に、分かりにくくしているだけ。規則をいくら暗記しても<会話>はできない。ピボットの<呼吸>を<ハートで感じる>―――それが上達の基本。

<知覚構文>は、だから<特別>な<構文>ではない。<文法>の裏にあるこの<呼吸>を飲み込んだら<簡単>に使いこなせる。<see>や<hear>という特別な<動詞>だから
特別な<構文>が来る。そんな<不合理>な説明はない―――。

<知覚構文>も<使役構文>も<SVOC>の「第5文型」もすべて<同じ><ピボット文>という。もっともこれ、大西先生が勝手に名づけた。<I’ll make you happy.>(あなたを幸せにしてあげる)―――<SVOC>の「第5文型」です。どこが違うでしょう。
<I’ll make you feel happy.>―――<使役構文>です。でも<ピボット文>で説明できる。翻訳の必要はないでしょう。大西先生の<ハートで感じる英文法>―――。実に分かりやすい。だから凄い。

NHKブックスの「英文法をこわす」(感覚による再構築)も火山の愛読書。有害無益な<学校文法>をこわせ―――。大西泰斗先生。たぶん、そう言いたいのです。

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閉じる コメント(2)

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知覚構文、うーん、これは感じるゥー

2009/2/17(火) 午後 4:19 [ toshibobox ]

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<toshibobox>さん、ようこそ!

嬉しいコメントです。火山は要約をお伝えしただけ。凄いのは大西先生!でも火山も、結構、本質を把握している。

感じていただけたら、大西先生もご満足。学校文法を壊せ!自民党をぶっ壊した小泉改革。結構、揺り戻しも多い。頑張りましょう。

2009/2/17(火) 午後 10:42 [ kom*_19*7 ]


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