火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

恋のバトルは燃えあがる

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永澤美咲は24歳のお年頃。オレゴン生まれのさわやかマイクに夢中だ。でも手強いライバルがいる。帰国子女のエリ。見習い中の天使アンジェラが美咲の応援をしてくれている。だが、ちょっとした誤解から美咲はアンジェラと衝突。<So you want me to go away?>(じゃあ、あなたは私に出て行けって言うの…)とケンカ別れをしてしまった。<She’s in love with Mike.>(彼女はマイクに夢中よ)の続編。

そこで今回はドラマを1回パス。テキストに載っているネイティブ・スピーカーへのインタビューで「誰かを好きなんだ」という時、どんな表現を使っているか調べてみましょう。
<What would you say?>(もしあなただったら、何て言いますか)―――もちろん、この<would>は<仮定法>。ジェニーさんとアンナさんという二人の女性に聞いてみましょう。火山には<意外>な発見がありました。

―――「誰かを好きなんだ」という時、どんな表現を使いますか…。
<Well, it depends on where your relationship is, I think.>(二人の関係にもよると思う)とアンナさん。「そうね」とジェニーさんも応じた。
<I think “ I love you” is very serious. You don’t want to say it before the right time.>とアンナさんは続けた。「“ I love you”というのは非常に<重い>表現だから、いうべき時を選ばないとダメ」と話している。ここで<you>と言っているのは<あなた>という意味ではない。訳すなら<一般に>とか<普通は>とかになる。<世間の人>という意味だ。

<the right time>というのも面白い表現。<時を選べ>と火山は訳したが、<Mr.(Miss)Right>というと「結婚相手にふさわしい人」「ぴったりな人」という意味。何かこれに通ずる感じだ。

<And if you’ve just met and you really want to tell the person.>とジェニーさんが続ける。まさにピッタリな人を見つけた時、もっともピッタリなタイミングで言おうということでしょう。人生の<一大ドラマ>ですから…。

そしてここでも<you’ve just met>と<現在完了形>が使われている。ご記憶でしょうか。火山の大好きな「ハートで感じる英文法」の大西泰斗先生に言わせると「現在完了の命は<遠くに見える過去形>と<包まれた感触の現在形>の間隙を埋める<遠近の運動>=<ZOOM UP>効果にある。
簡単にいえばまさにピッタリな人に出会ったその<瞬間>がクローズアップされる。<会った>という感動が高まる。生き生きした表現なのだ。ここはどうしても<現在完了形>でないとピンと来ない。

<the person>の<the>も意味は重大。大西先生によれば<the>が他の<a,some,any>などと違うのは<一つに決まる>というイメージだという。
話し手も聞き手も共に際立った一つのものを感じる。<Open the door!>―――その部屋にはドアが一つしかない。二つあったら使えない。大西先生は機械的で無機質の<学校英文法>に代え、生き生きした<感覚の英文法><イメージで掴む英文法>を提案している。<the person>=<Mr.(Miss)Right>なのです。
この<感覚>がご理解願えたら、火山の表現力も凄いのですが…。いかがでしょう。

<Umm…>とアンナさんが唸り、ジェニーさんが<I’m attracted to you.>(あなたに惹かれています)という表現を紹介した。
「<I’m attracted to you.> though that… that’s… you have to be quite brave to say that.」とアンナさんが注釈をつけた。かなり勇気がいる、思い切った表現なのだ。
<Maybe “I really like you.”>―――(私なら“I really like you.”でしょうね)とアンナさん。

<shy though in the beginning.>―――知り合ったばかり。(最初の頃は恥ずかしいから…)という感じでしょうか。ジェニーさんが、そう受けた。
<You’ re… yeah… was shy. I think I would say “ I’m interested in you.>―――(そう恥ずかしがり屋さんなら、そういうでしょうね。ここにも仮定法で過去形が使われている。「あなたの関心があるの」という「言い方もあるわね…ですって。

<When you would say” I love you”? That’s a difficult one.>―――(” I love you”って、いつなら言えるの。難しいわね)。―――火山の意外な発見。アメリカ人も<意外>とシャイだということです。
でも<” I love you”>とは<運命を共にしたい>という、重い重い意味があるのでしょうね。

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