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永澤美咲は社会人3年生。外資系飲料メーカーに勤める彼女の職場に本社からアメリカ人が来た。英語が苦手な美咲は落ち込んだ。だがオレゴン生まれのさわやかマイクに一目ぼれ。帰国子女のエリがライバルになった。押され気味の美咲に助っ人が現われた。見習い天使のアンジェラ。アンジェラのヘルプのお蔭で企画書が上司リンダに認められ、恋しいマイクは彼女に素敵なイヤリングをプレゼントしてくれた。
<Misaki, you make me feel so comfortable. I want to be with you, too.>―――マイクは美咲をお気に入りのバーに案内してくれた。<nice and quiet.>(素敵で静かだろう)とマイク。例の「恋のテーマミュージック」がバックに流れ、ムードは最高。
<I thought about your offer…>(あなたが言い出したことだけど…)とマイクが口を開いた。美咲は午後、職場でマイクに遠慮しがちに言った。<I think…If you don’t mind, we can become friends.>(もし、よろしければお友達に…)。だがマイクの答えは<We are friends. already.>(もう友達だよ)だった。美咲の込めた<想い>とは違う。だが今度は…。
さあ、上の英語はどんな意味。どう翻訳するか。(あなたと一緒だと楽しい。癒されるって感じ。ボクもあなたと一緒にいたい)―――。わあ、凄い。<Misaki, I want to know more about you…>(あなたのことをもっと知りたい)。聞いていた天使のアンジェラが驚いた。「美咲って癒し系だったの…!?」。
美咲とマイクはほろ酔い気分で深夜の街を寄り添って歩いた。満たされた気分。
<Remember, only you can make your dreams come true.>(忘れちゃダメ。夢は自分で叶えるもの。実現できるのは自分だけ…)―――。アンジェラが教えてくれた。「でも<Dreams are fragile. だけど Hold on to your dreams.>(夢は壊れやすいもの。だけど諦めてはダメ)。そんなアンジェラの声が聞こえた。翻訳は全部、火山。テキストとは違います。
<I put on the earring. They look good on me. I have to take a bath and wash my hair. I’m filling the bath.>「あ、なんか、スラスラ言えちゃってる」と美咲。マイクと別れて
家に着いた。苦手のはずの英語がドンドン出てくる。(イヤリングをつけてみよう。凄い。豪華に見える。お風呂に入らなくちゃ。髪も洗おう。お風呂を一杯にしなくちゃ…)。
そこにアンジェラが現われた。<Misaki, I came to say goodbye…>(お別れを言いに来たの)―――。<I’ll really miss you. But you have a wonderful partner now.>(あなたと別れるのは辛いわ。でもあなたには素敵なパートナーができたわ)―――。「Mikeのこと」と美咲は嬉しそう。
<I must go now…It’s been really nice knowing you!>(今はもう行かなくちゃあ。でも知り合いになれてよかった)とアンジェラ。―――大西泰斗先生の「英文法をこわす」(NHKブックス)。<must>と<have to>は違うという。ネイティブの感覚で英文法を素早く的確の身に付ける。今回も憎いほど、当てはまる。
アンジェラは<I must go now…>という。自分で自分にプレッシャーをかけている。自分の意志で天国に戻る。アンジェラは<I haven’t told you. But I was sent to the earth for on –the- job training.>(お話ししてなかったけど、私は研修で地球に送りこまれたの…)。だから帰らないといけない。
一方、美咲は<I have to take a bath>(お風呂に入らなくっちゃ)―――。そう女の子だもの。エチケットだ。周囲の事情、要請に合わせて<必要性>が生まれる。無言の圧力。
ネイティブはいちいち文法を思い出して計算して言葉を選んでいるわけではない。でも自然に見事に使いわけている。
<You tried very hard to speak in English,>(あなたは英会話によく頑張ったわ)と
アンジェラは褒めた。<My English isn’t good enough,>(まだダメよ)。
<Misaki, speaking well is not so important. What is important is that you’re willing to communicate.>(美咲、大切なのは上手に話すことじゃないわ。精一杯気持ちを伝えようとすること)―――。
そうだ。火山も同感。この言葉を残してアンジェラは自分の世界、使命を果たすべき天国に戻った。人間の一人を選び、その人間の夢を実現する役割を果たし、見習い<卒業試験>に合格したのだ。
火山、新年最初の買物で大西泰斗先生の「ネイティブスピーカーの英語感覚」(研究社)を買った。麦飯だが奮発した。しっかり勉強するぞ。―――連載シリーズも<完>―――
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おお〜!!すごい!詳しく書いてある!!復習に使わせていただきますm(_ _)m
2006/10/24(火) 午後 11:55
同じ番組を見て同じようにブログに出す。<同好の士>を発見できて大変心強く思いました。「仕事にも恋愛、人生にも」ますますご精励されますようお祈り申し上げます。
2006/10/25(水) 午前 5:24 [ kom*_19*7 ]