火山の独り言

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毎日モーツアルト

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「出だしのカチッとくるリズム。次にピアノが来る。そして再現部へ。パパッと切り替わっていく。次々とスィッチが入る。楽しい。いろいろな気持ちになれる。ピアニストのモーツアルト観を支える場にもなる。もう一つのフレーズ。次、ボクはこう弾こうか。同じメロディーでもいろいろ考える。よく書かれている。楽しめる曲だ」―――。本日のゲストはヴァイオリニストの徳永二郎。本日の一曲は「ピアノ四重奏曲」ト短調(K478)。

1785年秋、29歳のモーツアルトは「出版のための作曲」をいらされた。注文を出したのは友人で出版業者でもあったフランツ・アントン・ホフマイスター。こうして出来上がったのが「ピアノ四重奏曲」ト短調。だがこの曲はホフマイスターの期待とは大きくかけ離れたものだった。ホフマイスターは頭を抱え込んでしまった。

ホフマイスターが期待したのは<家庭で気楽に弾いて楽しめる>音楽だった。だがモーツアルトが書いたのは<高い芸術性>を追及したもの。これでは売れない。だがどんな場合でも手抜きをしない。モーツアルトの旺盛な創作意欲は衰えを知らなかった。

出版業者ホフマイスターが計画したのは<家庭用>の<楽譜集>―――。だがモーツアルトの「ピアノ四重奏曲」ト短調は、激しい情熱に溢れたもの。ピアノと絃の掛け合いが緊張感を一気に高める。ピアノとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという組み合わせが珍しいだけでなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽とピアノがすべて対等に扱われるという新しい試み。極めて意欲的なものだった。

「これでは人々が<難しい>と考え、楽譜を買ってくれない」―――。ホフマイスターは不満をもらしたという。
モーツアルトが生涯を通じて「ピアノ四重奏曲」はこの時の2曲だけ。ホフマイスターは注文した3曲の契約を途中で<破棄>してしまったのだ。しかし、モーツアルトの芸術性は<感嘆>すべきものだった。

当時の雑誌の中にも「二流の弾き手が粗雑に演奏したら、まったく聴けたものではないが、しかし、優れた演奏家が弾いてくれたら<驚嘆>すべきものがある」と批評したという。
<聴衆>や<出版業者>に媚びることなく、<旺盛な意欲>で作曲に取り組んでいた」―――。BSに字幕が流れた。
「1785年秋、29歳のモーツアルトは旺盛な<創作意欲>で充実した日々を送っていた」。
(平成18年7月14日)

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