火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

年金消滅の主犯を暴く

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「この参院選で団塊の世代が投じる一票は、彼らの定年後の人生を大きく左右する可能性を秘めています。豊かで実りある<人生の秋>を迎えられるか、<極寒の冬>に一足飛びかは、まさに政治によるところが大きいのです」(「文芸春秋」7月号・94頁)。堺屋太一「団塊世代の一票が日本を変える」の書き出しだ。

「参院選の争点は年金問題だとマスコミは報じ、与野党双方が激しい応酬を繰り広げていますが、この問題の本質は日本の官僚がいかに無能、無責任、無駄遣いであるかを国民に分りやすい形で露呈させたことです。官僚は年金データの記録と管理という極めて単純な作業さえできあいほど無能です。そして記録漏れという事故に対して、呆れるほど無責任です。その上、莫大な年金運用資金を大規模保養施設『グリーンピア』をはじめとする無駄な投資に使ってきました」(95頁)。まさに至言。胸のすく指摘だ。

官僚とはなんと<傲慢不遜>だろうか。自分たちが「無能、無責任、無駄遣い」な存在という自覚がない。これが一番困る。昨日も新党日本の田中康夫代表が話していた。
「公務員改革法案は<天下り>を公認した悪法です。人材バンクは<官僚>ロンダリング装置。社保庁を<解体>して<ねんきん機構>(独立行政法人)にするというが、独立行政法人は公務員より給与が1割高い。公務員身分をなくすというが、何の意味もない。<焼け太り>です。

独立行政法人は膨大な補助金をもらいながら赤字の垂れ流し。改革でもなんでもない。その上、お役所ではないから天下っても<天下り>にならない。自由自在に操れる。2年たって別の団体に移ることもできる。公務員改革法も抜け道だらけ。こんなことも分らない国会議員。官僚に操られている証拠です」―――。全く同感。今回の政見放送で一番内容があり、分かりやすいのは新党日本の田中康夫だ。

「ねんきん機構」を作って「社保庁を解体した」と胸を張る安倍晋三。火山はバカバカしくて笑う気にもなれない。本当に脳タリンだ。こんなのが日本の総理かと思うと悔しくて仕方がない。涙が出る。こんなウソで票が集まると思う。国民もバカにされたものだ。

「社保庁なんか解体するというのは改革ではない。年金の仕組みを変えないとダメ」と田中康夫。「年金手帳ではない、年金<通帳>にすべきだ」と主張する。
「掛け金は<貯金>です。キチンと通帳に書いて、今なら年金貯金の<残高>がいくらになっていて、給付がいくらになるか、通帳に書いてないとダメ」―――。これも素晴らしい卓見。なぜか。日本の年金は<貯金>方式、つまり<積立>方式でスタートした。

アジア太平洋戦争のどさくさに紛れ、昭和17年(1942年)に設立された日本の年金。間違いなく<積立方式>だった。だから今でも積立金が<154兆円>もある。先進諸国の年金で、こんな巨額の積立金を持っている国はない。国民が知らないだけ。情報を開示しない。ウソばかりつく。<特別会計>に資金をプール。<第二の予算><秘密の財布>として<ムダ遣い>に使う。でも国会も国民も知らん顔。何しろ何にも知らないのですから。

「年金を払うのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない。何しろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって、将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら<賦課式>にしてしまえばいいのだから、せっせと使ってしまえ」(岩瀬達哉「年金大崩壊」講談社・22頁)。これは初代年金保険課長・花澤武夫の言葉。「年金回顧録」で後輩の官僚たちに話した<自慢話>の一節です。

「<賦課式>にしてしまえ」―――。どういう意味かお分かりですか。「お年寄りの年金は若い世代が払え。これが日本の美しい伝統だ。<世代間扶養>が年金の精神だ」!
そう、厚生官僚が叫んでいる。「日経」の<社説>はじめ日本中のマスコミも<世代間扶養>と叫ぶ。「<少子高齢化>で年金はピンチ。若者1人でお年寄り3人を養う時代が来る」と危機感をあおる。だから「<負担増><給付減>も我慢しよう」となる。

「私たちの年金は大丈夫なの。今、国民一人一人の年金をしっかり確認しています。改革実行力!<自民党>!」―――。今、自民党のCMが流れた。年金、全然大丈夫じゃない。
何しろ、頭の良い花澤課長の後輩・年金官僚たちがせっせと使ってしまった。
岩瀬達哉「年金大崩壊」(2003年9月刊)244頁に「失われた年金掛け金の総額(2002年12月現在)」という数字がある。9兆3684億9089万3909円!凄い。さすが<せっせ>だ。
<積立方式>だったのに<賦課方式>だと言い出した。誰だって<秘密の財布>がほしい。

「自分たちの勝手な支出によって積立金をなくしてしまったとしても、賦課方式にすればなんとでも帳尻を合わせられるというのだから、そのいい加減さ、ご都合主義にはもはやことばもない」(岩瀬・23頁)というが、冗談じゃない。<悪辣>極まりない!!
田中康夫以外、誰もこのカラクリを語らない。「年金は<手帳>ではダメ。<通帳>だ」。これが正しい。でも火山は<政権交代>が目標だから、田中康夫には投票できない。

「年金掛け金から福祉施設費を出すのは年金制度の趣旨に合いません。厚生年金を批判するわけではないが、年金掛け金を年金給付以外に使うなんて考えられないこと。うちでも福祉事業は行っていますが、別途、福祉掛け金を集め、その範囲内で行っています」(同・23頁)―――国家公務員共済年金を所管する財務省主計局給与共済課の武内良樹企画官の言葉。公務員たち。自分たちの掛け金はちゃんと管理している。掛け金流用はないのだ。
(平成19年7月23日)

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