火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

年金消滅の主犯を暴く

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<津島氏、首相続投に疑問>!8月5日の「日経」朝刊。
「自民党津島派の津島雄二会長は5日のフジテレビ番組で、惨敗した参院選の投票日当日に安倍晋三首相が続投を表明したことについて、『<えっ>と思った。ついていけないというのが国民の感覚が』と述べ、疑問を呈した」―――。

「永田町政治の興亡」(新潮社)の著者・米コロンビア大のジェラルド・カーティス教授(政治学)も「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)で明快に指摘した。
「日本の総理はアメリカの大統領とは違う。議会(国会)が選んだもの。衆院で多数を占めているから自民党政権ができた。これは2005年、小泉首相の<郵政解散>で得た多数。小泉退陣で誕生した安部政権は国民が選んだものではない。政権<初>の国政選挙でこの歴史的惨敗。国民の審判を無視すれば、自民党も安倍政権も崩壊する」―――。

7月30日、自民党の<惨敗>が判明した朝、火山は購読中の「日経」を読んだ後、駅の売店へ「朝日」「読売」「毎日」「産経」各紙を買いに行った。社説を読みたかったからだ。
「民意は<安倍政治>を否定した。衆院解散で信を問え」(毎日)が最も明快。全面的に支持したい。「安倍政治への不信任だ」(朝日)―――。これも悪くない。

だが「読売」は「国政の混迷は許されない。選挙の審判を重く受け止め、民主党との協調を模索し態勢の立て直しを」と主張。「産経」も「民主党の責任は重い。首相は反省し態勢強化を図れ。民主党が真に政権を担える勢力たりうるか、自ら証明せよ」とあった。
「参院選は政権選択の選挙ではない。安倍首相が辞めても次の首相は自民党内のたらい回しで選ばれるから何も変わらない。参院選の結果で首相が頻繁に変わることは本来好ましいことではない」と「日経」。だがこれらの主張はおかしい。カーティス教授が正論だ。

「小沢さんを取るのか、それともこの私・安倍を取るのか。これを問うのがこの参院選だ」。
安倍晋三首相はこう言って参院選を戦った。だが歴史的惨敗の当日、早々と続投宣言。
「首相が民意を無視して続投を決めたため、国民は激怒している。マスコミの世論調査では内閣支持率が暴落し、退陣を求める声が圧倒的に高くなるだろう」(「週刊朝日」8月10日号)に出た政治評論家・小林吉弥氏の見解。

「今回の選挙は本質的に首相の信任を問う選挙だったと与党幹部は述懐する。『当初は年金記録問題や松岡前農水相、赤城徳彦農水相などの事務所費問題が大きかった。しかし、途中からは、それらにきちんと対処できない安倍さんのマネジメント能力に国民が不安を感じ始めた安倍さんに今後数年間の国政を任せていいのかどうかが問われた選挙だった』。

「農相辞任、どうして今更」―――。<歴史的惨敗>から2日後の8月1日、事務所費に加え、顔のばんそうこうの理由さえ説明できない。赤城徳彦農相がついに<更迭>された。
首相に辞表提出の農相は記者の取材に応じた。『私に対する様々な報道が敗北の一因となったのは事実。大変申訳ない』。前大臣の自殺に続いてわずか2ヶ月余。2度の大臣交代劇に農水省に戸惑いが広がった。『短期間に2度も大臣が代わるとは。国民の信頼がまた低下する』と頭を抱えた」と日経。

だが<頭を抱える>農水省幹部の茶番に腹が立つ。歴代農相を<癒着>で縛り、意のままに操ってきたのは彼らだ。大前研一「ロウアーミドルの衝撃」(講談社)で指摘している。
「日本では1965年から始まった『土地改良長期計画』で農業基盤整備事業費という名の補助金が4回にわたって投入されてきた。2006年度に終わる第4次計画まで累積投資額は実に約75兆円にのぼる。それだけの莫大な金を使うなら、市場開放しても大丈夫なように生産性を高める目的にしなければならないはず。ところが生産性は最悪のままだ」(156頁)。

75兆円といえばオーストラリアの農地のほとんど、アメリカの農地の6割を買い占められる金額。莫大な補助金はどこへ消えたか。「農業基盤整備の名目で国道や県道などより立派な農道を造るなど、農家よりゼネコンが儲かるようなカネの使い方をした」(160頁)。
「農村を崩壊させたのは<土建国家的>地方利益論。補助金漬けのバラマキ行政」―――。
補助金が<官僚>と<族議員>を癒着させ、<政治とカネ>のシガラミが松岡利勝前農相を自殺させた。赤城徳彦の事務所費疑惑も偶然ではない。莫大な補助金が<闇>に消えた。

国際競争力を失った日本農業。農村は年寄りだけ。若い後継者のいない農業。<ミスター円>榊原英資が「分権国家への決断」(毎日新聞社)で書いている。「土建国家的地方利益論」が農村を疲弊させた。自然も破壊。地方格差の原因は意外、農業補助金なのだ。
数多くの知事、市長、村長、地方議会を巻き込む官製談合。田中康夫長野県知事を追放したのも<土建国家的地方利益>復活。「総裁選で論功や自分の仲間を重視する人事が行われたのも<癒着>と無縁ではない」―――。前回の連載(17)で火山は指摘した。

8月5日の「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)が「もう一つの惨敗真相・組織候補初敗北密着」を放送した。抜群の集票力を誇った<土地改良団体>の段本幸男(前中国四国農政局長)の落選。役に立たない贅沢な農道。農家の負担で官僚や族議員が潤う。こうした構図がバレ、嫌悪が蔓延した。<癒着>と<腐敗>を断つには<政権交代>しかない。

<社保庁>に代表される<役人天国>!堺屋太一も書く。「<無能、無責任、無駄>の官僚を駆逐せよ」(「文芸春秋」)。安倍首相が続投するというのでは自民党は崩壊する」。
(平成19年8月6日)

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CIAエージェント、大学教授の顔ともうひとつ対日工作員の顔を持つジェラルド・カーティス。
だそうですが。

2011/1/19(水) 午後 8:50 [ Renkonn ]

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<陽光を喜ぶ>の[Renkonn]さん、ようこそ!

ユニークなコメント、ビックリ。ジェラルド・カーティス教授に、こんなレッテル。ウーン、恥ずかしい。恥ずかしい!

日本の歴代総理。公私とも懇意にしている。自民党政権時代、<草の根>選挙にも入り込み、<寝食><苦楽>を共にしている。そんな知日派、親日派であることを、ご存知ですか。そんな国際人に!こんなレッテル!<自分>の不見識を、まず、シッカリ見つめてください。

TBS「時事放談」(日曜朝)にも数多く出演している。一度でも、観ていますか。

ハッキリ、申し上げましょう。これは<国辱>コメントです。本当は恥ずかしい!削除したい。<顔を洗って>出直しなさい!

2011/1/19(水) 午後 9:14 [ kom*_19*7 ]

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