火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

花に狂ふ西行

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「歴史の歩き方」(JR東日本・よみうりホール)の<京の歌枕を訪ねて>の資料に―――<降りつみし 高嶺のみ雪 とけにけり 清滝川の 水の白波>―――と西行の歌が紹介されている。山峡を流れ下る清冽な水の白さ、冷たさが目にしみ、肌に感じられる歌だ。

清滝川は山城国の歌枕。火山が愛してやまない京都郊外の高尾、槙尾、栂尾いわゆる<三尾>はその中流にある。愛宕山の南麓から保津川に注ぐ。高山寺(栂尾)、西明寺(槙尾)、神護寺(高尾)と有名な寺があるのも面白い。

さて神護寺に文覚上人という荒行で勇名を馳せた法師がいた。もと北面の武士だったが、人妻・袈裟御前に横恋慕、夫を殺すつもりが恋する袈裟を手にかけてしまう。出家して文覚となった。

この文覚、かねてから歌を詠む西行が嫌いだった。いつも「出遭ったら頭を打ち割ってやる」と広言して憚らなかったという。その西行が高尾の法華会にきて一夜の宿を乞うた。文覚はしばらくじっと見つめた後、招じ入れ、一夜歓談、食膳を勧め、丁重にもてなして返したという。

弟子たちはほっとしたが、日頃の言葉とは打って変わった師僧の応対を不思議に思った。文覚はいった。「あらいふかひの法師どもや。あれは文覚に打たれんずる者の面ようか。文 覚をこそ打たんずる者なれ」―――。思慮の浅い者たちめ。あれは自分に打たれるような男ではない。自分を打つ男だ。とてもかなわない」―――。火山、笑ってしまった。西行の凄さが分かる。

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