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38年に及ぶ私の会社人生でしたが、担当職務の関係から私は一度も労働組合員になることなく37歳で管理職となり、一昨年(平成9年)、60歳で定年を迎えてしまいました。
その間、営業や製造など多様な部門を経験しましたが、最後は社員教育の責任者となり、経営戦略と連携した「競争力の強化」を目標に研修体系を立案、新入社員から管理職までの能力開発を担当しました。イデオロギー的に見れば、マルクスの対極にいたことになります。
経営学者ドラッカーは「現代においては革新し成長しない者は滅びる運命にある」と言っていますが、私が過ごした電機業界は自動車業界とともに高度成長の担い手となって日本の輸出を支え、世界規模の競争の中で「革新」を続けました。
企業では「自己実現」「自己啓発」が重視され、資本主義も「自己革新」を重ね、人間や環境との「共生」を追求しています。
一方、ソ連と毛沢東の中国は「民主化」を実現できず、革新を唱えながら「中央集権」と「官僚支配」に毒され、世紀の大実験に失敗しました。米国はケネディ暗殺やクリントン弾劾で病める姿も見せたものの、民主主義が健全に機能し、回復力が働いています。
明治維新も戦後も「上からの改革」に終わった日本、中央集権と官僚支配が権益を守り、非効率高コストを国民に押し付けています。本当の「民主化」はこれからです。
+++ソ連や中国の民主化を失敗させたのは「中央集権」と「官僚支配」。そして何より国民自身が民主主義を身につけていなかったこと。この点、独立戦争で血を流し、英国から自分たちで「自由」を戦い取った米国は凄いと思っています。イラクをどう解決するか、米国民主主義の自浄能力に期待しています。
「一つだけ確認したい。君は思想は大丈夫かと人事課長」(私の戦後史・3)を投稿しています。
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