火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

官僚支配

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「自民には『寝耳に水』だった。午後1時からの役員会。『09年度からの道路特定財源の一般財源化』などの内容が分かると、首相の予想外の動きに室内は騒然となった。谷垣禎一政調会長の携帯電話が鳴った。相手は首相だった。谷垣氏『与党としてはすでにギリギリまで譲っています。これ以上、踏み込めません』。首相『私が決めたから了承してほしい』。

「周囲から『幹事長が電話に出ないといけない』と促された伊吹氏が『党内をまとめられない』と何回も叫んだが、やはり首相は『了承してほしい』の一点張りで一歩も譲らなかった。役員会のメンバーは口々に『幹事長が官邸に行って記者会見の前に話すべきだ』と迫った。しかし、伊吹氏は『今さら行けるか』。首相に近い細田博之幹事長代理が『<殿、ご乱心>といさめてくる』と腰を上げ、谷垣氏が同行した。乗り込んできた両氏を前に、首相は『これが世の中の相場観でしょう』と耳を貸さなかった」(「日経」・3月30日)。

参院自民の青木幹雄前議員会長は「もう福田なんて知らん」と周囲に漏らした。「最後まで決して諦めない。政治を動かすのは国民の皆さん」。首相は冒頭発言で力を込めたという。
「しかし、自民内の空気は冷ややかさを増すばかり。幹部の1人は『思い詰めているようだが、冬になれば首相が同じ人かどうかもわからないし…』とつぶやいた」と記事は続く。

ガソリン税(暫定税率)の報道が始まってから火山、テレビを注目してきた。誰が何と言うか。どういう言い回しか。特定財源に固執する連中、間違いなく道路族。旧建設省や国交省の役人とグルの連中。道路で莫大な借金を作り、自分の<票とカネ>にしてきた連中。<随意契約と天下り>を利権にしてきた。ミスター円の榊原英資が「分権国家への決断」(毎日新聞社)で「<土建国家的>地方利益論」をイデオロギーにしてきたと指摘している。

社民党の福島瑞穂さんが3月29日、いいことを言った。「特定財源の議論の中でウミが一杯出てきた。与野党逆転の最大のメリットです。国民が考えるチャンスになった」。大賛成。浅ましい利権屋の正体が見えてきた。もっともらしい口実、民主党や小沢、野党を批判するが、手口が古い。汚い胸の内、腹黒さがミエミエ。もう騙されません。精々、いろいろ言ってください。お気の毒ですが、言えば言うほど、よく分ります。汚いウミが!

「<崩れる族議員の秩序>『経世会』を筆頭とする派閥の破壊、党三役の威信の破壊と一体で小泉が切り込んだのが『族議員』の秩序の破壊だ。『郵政、道路、厚生。族議員の力が最も強い御三家を変えるんだ』。政権発足から1年半がたった02年9月。小泉はこんな決意を周辺に漏らした」(清水真人「官邸主導」小泉純一郎の革命・日本経済新聞社・364頁)。

自民党<政調会>には様々な<部会>がある。各部会には対応する<役所>があり、所管の予算や法案を部会が審査する。<部会>→<政調審議会>→<総務会>順で承認する手続きを経なければ国会への提出ができない。これこそ自民党が首相官邸や内閣より強い権力を握る<事前審査システム>。族議員が地元への利益誘導を図り、票とカネを集める核心部分。族議員、役所、業界のもちつもたれつの相互依存関係。はっきりいえば<癒着>。
「御三家」の郵政・建設・厚生に農林と文教を加えると「五族協和」体制という。

「特定部会に長く所属、当選回数を重ねて役所や業界と関係を築けば族議員として認知される。部会長に就任すれば短期間で入れ替わる閣僚以上に絶大なパワーを発揮しえた。事前審査で発言、拒否権をちらつかせれば役所も業界も飛んでくる」(「官邸主導」365頁)。
「『五族協和』はもともと旧満州国で日本人、満州人、漢人など五民族の共存共栄の理想をうたったスローガンだ。補助金の額の大きさや業界を通じた集票支援などのうまみが際立つこれらの代表的な分野の族議員は根強い人気とパワーを誇ってきた」(同)。

「最大派閥の田中派→竹下派→小渕派→橋本派の『経世会』の系譜が特に強かったのが道路を筆頭とする建設族と郵政族だ。議員立法を活用して道路特定財源を編み出し、郵便局ネットワークづくりと電波行政にも絶大な力を誇った田中角栄以来の伝統が人数だけでなく、利益誘導の徹底ぶりにおいても党内最強」(同)。

「道路族の議員は国交省の<番犬>です」――。民主党の顔・菅直人が街頭演説で絶叫。「自民党の伊吹幹事長がすぐ猛反発した」と4月4日(金)の「スクランブル」(テレビ朝日)。<番犬>!よくぞ言ってくれた。大賛成。族議員が官僚の<走狗>なのはミエミエ。

「小泉は『経世会』が支配した郵政、道路、厚生の御三家に次々手を突っ込んで見せたのだ。権力構造をひっくり返すための自覚的な族議員つぶしであり、それは『経世会』つぶしと表裏一体でもあった」(「官邸主導」366頁)。
小泉が最初に手をつけたのが「診療報酬のマイナス改定」。素早い官邸主導に厚生のドン橋本龍太郎も動けなかった。小泉が目の敵にしたのが郵政族のドン野中広務。「野中は橋本派が割れた03年の総裁選後、半ば追い込まれた形で衆院議員を引退した」(同・367頁)。

道路公団の民営化、郵政三事業の民営化。いずれも小泉の族議員つぶし。その小泉も手をつけられなかったのが「道路特定財源」の<一般財源化>。福田康夫には頑張ってほしい。
「日本は議院内閣制を採用している。内閣が国民の負託を受けた国会の信任によって成り立つ統治体系だ。内閣が官僚に指示を出し、政策を立案させて国会に諮る。現実はどうか。霞ヶ関の官僚が国会議員と内閣構成員の閣僚に同時に働きかけ、省益を実現しようとする『官僚内閣制』の面が強い」(「日経」4月4日。編集委員 大林尚)。もって瞑すべし。
(平成20年4月4日)

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