火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

麻生首相の断末魔

[ リスト ]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

「政権末期の様相である。中川昭一財務・金融担当相の辞任で、麻生政権は崖っぷちに追い込まれた。ローマでの七カ国(G7)財務相・中央銀行会議後の記者会見で中川氏の醜態は信じられない光景だった。阿倍政権当時の赤城宗徳農相の『ばんそうこう事件』を連想するが、事態ははるかに深刻だ。中川氏の場合は職務に関わる不祥事。閣僚としての的確性を疑われた」。2月18日の「日経」朝刊。中川氏が閣外に去り、麻生首相は憔悴。政権運営の痛手だけでなく信頼しきった「盟友」を失った精神的ダメージは大きいという。

「100年に1度の危機」「世界同時不況」「未曾有の金融危機」――。重大な世界的課題を解決すべき<G7>!だが中川財務・金融担当相には、緊張感がカケラも見えない。
「中川氏は13日昼に東京を出発、機内で飲酒、現地時間で午後5時、ローマに着いた。すぐ宿泊場所のローマ市内ホテルで米財務相と会談、その後、G7の夕食会でワインを飲んだ。ホテルに戻ってからは自室で午後10時40分から同行の記者4人(男女各2人)と1時間50分懇談。その際、ジントニックを3、4杯飲んだ」。

一夜明けて14日午前8時15分からイタリア財務省でG7会合。会議終了後の昼食会は食事は取らずにすぐ退席。ホテルに戻り、午後2時過ぎから財務省幹部や記者とパスタなどを食べた。同席した玉木林太郎国際局長によると、中川氏がワインを注文、ホテル側の確認に「これでいい」と答えた。午後3時前からロシア財務相と会談。状態が悪くなったのはこの時から。「頭のスイッチが切れたよう」だったという。だが記者会見で醜態を演じたにもかかわらず、会見後、中川氏は玉木局長も同行、バチカン博物館を見学した。

「怒るというより、笑っちゃうくらい、ただただ呆れている」――。自民党を震撼させた小泉元首相の言葉だ。だが火山、中川財務・金融担当相にも、まったく同じセリフを返したい。実にヒドイ!そして信念なき麻生首相がまたブレた。一度は「政権への打撃はない」と慰留。辞任は不要という判断だったのに、今度は<一転>!即日の<辞任>を認めた。国民を何だと思っているのだろうか。「責任ある立場」とか「責任政党」とかいうが、どこに<矜持>があるのか。まさに<さもしい>限りだ。

「麻生総理と瓦解する自民党体制」――。「文藝春秋」昨年12月号の学習院大学<野中尚人>教授の論文だ。「過去に不用意な発言もあったが、中国・韓国との首脳会談も無事終えた。首相になれば慎重に外交を運ぶという、指導者としての節度を保っている」(128頁)と「就任からひと月あまり」の評価。だが<慎重><節度>とも4ヶ月過ぎた今の麻生首相からはほど遠い。だが野中教授は鋭い。この後が凄い。火山もまったく同感。

「戦後日本の安定を支えてきた『自民党システム』そのものが既に内部から崩壊している。いかに首相一人が健闘しようとも『自民党システム』と『戦後自民党政治』は終焉を迎えた。未曾有の金融危機が世界大の景気後退を招きつつある状況の中、次の選挙こそ、日本政治のパラダイム、仕組みのあり方そのものを選択する機会になる。世界秩序は『百年に一度の金融恐慌』で大転換を遂げるだろう。日本の政治システムも『明治維新、あるいは敗戦時にも比肩するような大転換点』にあるのだ」(128頁)。

麻生首相は「解散より景気対策。政局より政策」と強調。あらゆる批判をゴマカしてきた。「日米関係を主軸にした外交と、金融危機対策及び景気回復策。麻生が政権と自分の政治力の命綱だと演説で見定めたテーマが目の前に、しかも世界規模で浮上した。財政と金融を再び一体化するのかという批判を意に介さず、両方を所管させた財務・金融相中川昭一を『責任閣僚』として押し出す格好の舞台」(「文藝春秋」154頁)――。その一つが今回の<G7>。それなのにあの<醜態>!頼みの<盟友>には「節度」も「慎重」もない。

「首相、憔悴で涙目!」と時事通信。「自民党システム」の頂点は田中角栄の「日本列島改造」だ。公共事業費、特に道路建設を通じてカネを全国にバラまくことで築かれる強靭な支持層のネットワーク。「道路特定財源は角栄によって形成され、高度成長にしたがって財源が拡充されていった。上乗せ税率が設定されシステムがほぼ完成したのも、角栄が政権を握っていた74年である。いわば角栄が築き上げた道路予算が『血液』となり、毛細血管のように国の隅々まで行き渡った」(野中・129頁)。

だがそれが一方では「政治家と官僚の緊密過ぎる関係」をつくった。「族議員と省庁、そして利益団体の『鉄の三角形』が無数に存在し、法案はすべて自民党での厳密な事前審査に回されてきたことは周知の事実だ。しかし逆に、野党の質問に対しては官僚が『質問取り』を行って大臣答弁を準備する。完璧過ぎるほどの官僚による補佐体制に依存した政治家が、官庁に対する充分なガバナンスを効かせることは可能だろうか。もちろん、否である」(野中・136頁)。「大臣なんてしょせんお飾り」――。これが「自民党システム」。

「年金記録の消失も、後期高齢者医療制度の不具合も、実は『自民党システム』が機能不全に陥り、官僚機構に対するガバナンスを喪失したことと深く関わっている」(137頁)。「小泉改革以来、自民党が進めてきた改革の本質とは何か。基本的な図式は『霞ヶ関対永田町』である。官僚によって役員天国が形成され、今や官僚が国政を操り、国を私物化しているという批判は、ある意味で正しい。官僚主導を本来の政治主導に戻し、国民のための政治に取り戻さねばならない」(舛添要一「霞ヶ関VS.永田町」講談社・2頁)

ビックリしないでほしい。これが「今や、官僚に牛耳られ、官僚のペーパーに口パク」の舛添要一厚生労働大臣の3年前の姿だ。恐るべし!
(平成21年2月20日)

「麻生首相の断末魔」書庫の記事一覧


.
kom*_19*7
kom*_19*7
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
友だち(24)
  • くりゅぐ
  • MAX
  • けんた
  • masa
  • ナルっち
  • zentokare
友だち一覧

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事