火山の独り言

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麻生首相の断末魔

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「財務相しどろもどろ会見」「低迷政権をさらに痛撃」「海外メディアも酷評」と政治面に厳しい<見出し>が並ぶ――。「『身から出た錆』。この言葉はもともと、無精なお侍を戒める意味があったらしい」と2月18日の「日経」朝刊コラムの「春秋」は始まる。

「信念なき政治の漂流」――福田康夫前首相が辞任した直後の9月2日、「毎日新聞」政治部長の署名記事だ。「今回の政権投げ出しはある意味、安倍氏以上に無責任のそしりを免れまい――。政治リーダーは平時型、乱世型、大乱世型に分かれると言ったのは、かつての金丸信元自民党副総裁だ。福田首相の唐突な政権放棄は大乱世に平凡な調整型の常識人を選ばざるを得なかった自民党の悲劇であると同時に、そうしたリーダーしか持てない国民の悲劇でもある」とあった。では麻生・中川の今回の迷走!どう考えたら、いいのか。

「自民党は生き残れるか」――。麻生新総裁が誕生した直後の「朝日新聞」社説。「麻生氏が引き継ぐ自民党は、かつて経験したことのない危機にある。結党から53年、官僚機構と二人三脚で日本を統治してきた。麻生氏が直面するのは、まさに初代総裁の鳩山一郎氏以来の半世紀の間に積もり積もった様々な矛盾のツケなのだ。官僚との癒着、税金の巨額のムダ遣い、信じられない年金管理のズサン…」。<耐用年数が過ぎた>と見出しは厳しい。
「海外メディアも酷評」では「日本売り」が加速。政治が金融危機の足を引っ張る――。

「麻生総理と瓦解する自民党体制」とは「文藝春秋」(08年12月号)に掲載された学習院大の野中尚人教授の論文。「いかに首相一人が健闘しようとも『自民党システム』と『戦後自民党政治』は終焉を迎えた」(12頁)とズバリ――。
「新・官僚亡国論――陸軍と霞ヶ関エリートの失敗」(「文藝春秋」(08年12月号)とはノンフィクション作家・保坂正康氏。「年金不祥事、高齢者医療、事故米、そして増税…。彼らは日本を『第二の敗戦』に突き落とす」と、これも、ズバリ!

保坂正康――<並の作家>ではない。著書に「昭和史七つの謎」「陸軍良識派の研究」「東條英機と天皇の時代」などがある。「文芸春秋」が昭和史研究家の半藤一利を核に「昭和の陸軍、日本型組織の失敗」など<特集>した一連の座談会記事にも登場、論陣を張る。ピカピカの<学識者>だ。その保坂正康が<高橋洋一>(元内閣参事官・東洋大教授)や<岩瀬達哉>(ジャーナリスト、年金業務・社保庁監視等委員会委員)らの協力を得て執筆。内容が実に素晴らしい。

「これほどまでに官僚の失敗が相次いだ時代があっただろうか。官僚の無責任な暴走は時の政権の基盤をも揺さぶった。安倍晋三総理の辞任において社会保険庁の杜撰な年金記録が大きく足を引っ張ったことは間違いない。後を継いだ福田康夫総理も後期高齢者医療制度や事故米問題など官僚のいい加減な仕事によって大きなダメージを受けた。一国の総理さえ振り回す存在になっていることに、ある不気味さを感じる。しかも総理が相次いで政権の座を去っても官僚たちは依然、霞ヶ関に居座り権力を振るい続けている」(135頁)。
 
「自民党は生き残れるか」――。「身から出た錆」というが、根が深い。安倍、福田が相次いで政権を投げ出したのに、その本質に気付かない。挙句の果てに、麻生、中川のような総理や閣僚を選ぶ。「脳と口の間に関所がない。学習が足りない」のは、麻生首相ではない。麻生を支える「太郎会」の費用を全額負担してきた鳩山邦夫総務相は「麻生は本当の保守政治家ではない。政策ビジョンや信念が全然ない」と嘆いた。だが「かんぽの宿」問題で<郵政民営化>に揺さぶりをかける鳩山総務相。彼こそ<学習>を全然していない。

<東條英機の官僚体質>――。「文藝春秋」11月号「新・官僚亡国論」の一節。「私は昭和前期(昭和20年8月の大日本帝国の崩壊まで)のあの戦争の実相を具体的に確かめ、そこからいくつかの教訓を学び、それを次代に活かそうとの思いで仕事を進めてきた」――保坂正康は書く。半藤一利が核の座談会シリーズを、火山は全部熟読した。だから保坂の<思い>や<思考>はよく分かる。その保坂が<東條英機>を<官僚>と弾劾する。「ポツダム宣言」受諾を決めた御前会議3日後(8月13日)の東條の手記を読み、驚愕した。

「私はすぐに二つの感想を抱いた。ひとつは、軍官僚としての東條には、敗戦という未曾有の事態に際しても、指導者としての自らの責任に対する反省がまったくないということ。もうひとつは、戦争指導にあたって三百万人余の国民を犠牲にしながら、その痛みに対して何の思いも馳せていない」――。保坂はこれを<官僚体質>と指摘する。

「9月から10月にかけて農薬やカビに汚染された事故米がわれわれの食卓に入り込んでいることが明らかになった。当初、農林水産省の白須敏朗事務次官(後に辞任)は『私どもに責任があるとは考えていない』と発言したが、調査が進むにつれ、農水省の手抜き行政が次々と明るみに出てきた。もともと汚染米流通の大もとである三笠フーズ(本社・大阪市)に事故米を売却したのは農水省。しかも立ち入り検査の大半は事前に通告する『ザル調査』だった」(134頁)。ウソを平然とつく。辞任など責任をとったことにはならない。

「五千万件の年金記録が失われていた社会保険庁では9月9日、新たに年金の『標準報酬月額(月給水準)』を改竄(かいざん)していたことを発表した。社会保険庁は改竄に関与した職員は一人だけとしているが、その後、舛添要一厚労大臣は『改竄の疑いがある記録は六万九千件に及び、組織的な関与』と組織ぐるみを認め、国会で答弁」(134頁)。ウソを平然とつく。月給水準を改竄すれば年金は<減る>!その痛みや責任!どうなるのか。
(平成21年2月25日)

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