火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

小沢一郎研究

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「白亜の殿堂」国会議事堂が1936年の建設以来、初めて外壁の洗浄や窓の取替え作業中。完成当時の輝きが戻る――。「白亜」が「歴史的な政権交代と重なる」と日経<風見鶏>(10月25日)。民主党の小沢一郎幹事長が議事堂2階に部屋を構える。「国会前庭や霞ヶ関官庁街を望み、出入りにも便利な一等地。かつて自民党幹事長として使った部屋に、18年ぶりに凱旋する。鳩山政権のキーマンとして注目度をます小沢氏がまず照準を合わせたのは国会改革だった」。見事な「書き出し」!だがまたもや「豪腕」「壊し屋」説だ。

<風見鶏>は「小沢流の<国会改造計画>」の第一に「官僚の答弁禁止」を挙げる――。「『民主党のスキャンダルについて捜査当局の見解を封じるためだ。間違いない』。野党として対決姿勢を強める自民党の幹部」の言葉。鳩山首相の個人献金<虚偽記載>問題。小沢幹事長の西松建設<献金>事件、野党は<中立的>な行政機関への質疑で<政府・与党>を攻撃する。だから自民党の「武器」を<先手>で封じた、という。

「真の狙いは憲法や条約に関する有権解釈の権限を官僚の手から奪い返すことだ」と「風見鶏」は追い討ち。有権解釈とは法解釈など政府の公式見解。小沢一郎は自民党幹事長だった当時、国際貢献へ自衛隊派遣をめぐって『憲法上の制約が大きい』とする内閣法制局と真っ向から対立した。官僚答弁の禁止は「憲法や条約の解釈は<政治家>の責任」という小沢一郎の主張に<都合>がよい――と、うがった見方。ハッキリ言おう。火山は「風見鶏」のようなレッテル貼り、大嫌い。ありもしない<虚像>を形成しかねない。

<当>の小沢一郎は21日(水)、都内で開催された「小沢一郎政治塾」で「国会から官僚支配をなくしていかなくちゃならない。今までは国会中継なんてNHKでしょうがなくやっているけど誰も関心ない。それではいかん。自分たちの理念、政策を議論しあう議会にしなくては」と会社員や学生を前に熱弁を振るった。まさに「脱官僚依存」の提唱!

「長期政権への布石」――。10月26日「日経」朝刊の連載<政権>。1969年、自民党は幹事長、田中角栄の指揮のもと衆院選で大躍進。初当選組に羽田孜、渡部恒三、森喜朗らがいたが、中に「官僚政治の打破」を選挙公報で掲げ、<異彩>を放つ若手政治家がいた。
小沢一郎(27)――。「この40年間、小沢は政策のブレをしばしば批判された。(中略)それでも『官僚政治の打破』『政治家主導』という政治改革の旗印は40年間、なぜかブレず『小沢信者』のよりどころとなる」――。これが連載「政権」。同じ「日経」の記者だ。

「国会から官僚支配をなくす」――。小沢の主張を聞いて思い出した。「『行政権は、内閣に属する。』をめぐる論点」(菅直人「大臣」岩波新書・4頁)。「行政権は、内閣に属する」とは憲法65条。菅直人「大臣」は1998年5月29日初版。1996年、第一次橋本竜太郎内閣の厚生大臣を務めた経験を素材に出版。菅自身は薬害エイズ事件で官僚と戦ったが、菅の著書「大臣」は、大臣が官僚の「操り人形」(官僚支配)に堕している実態を、鋭く糾弾している。火山、すぐ読んだ。11年前だ。

「この条文を官僚たちはこう解釈する。『行政権は内閣にある。だから国会にはない。国会から独立したところに内閣はあり、そこに行政権はある。したがって、国会議員であっても、予算や法案の議論はできても、行政のあり方に直接口をはさむことはできない。ましてや、行政を監督する権利は国会にはない。それが、三権分立だ』という論法である」(「大臣」5頁)――。火山、一読仰天した。「国会から官僚支配をなくす」とは<次元>が異なるように見える。だが菅直人はこの「前置き」の後、国会を支配する官僚の姿ばかり描く。

「閣議はこれでいいのか」(「大臣」25頁)――。菅直人は「閣議はサイン会」と断ずる。総理以下各大臣は一切発言をせず、回ってくる案件に黙々とサイン(署名)する。万一、発言すると、これは<不規則発言>と指摘される。唖然とする実態。今回の<政権交代>まで明治政府から延々と続いてきた。法案など案件審議はどこでやっていたか、「事務次官会議」だ。「事務次官会議には閣僚は誰も出席していないが、事務の官房副長官は出席して会議を主宰する。事務次官会議と閣議の両方に出ているのは事務の官房副長官だけ」(29頁)。

「戦後、事務次官会議を経ないで閣議にかけられた内閣提出の法案は一つもない。つまり、閣議はすべて事務次官会議を追認しているだけ」(33頁)――。「現実には、事務次官会議が国の最高意思決定機関となっている。事務次官会議で全員一致で賛成したものしか、次の日の閣議に上げられないからだ」(33頁)。「事務次官会議には法的根拠はない。慣例で開かれているに過ぎない。菅直人は断ずる。恐るべし。国会で審議される法案、もちろん、すべて事務次官会議、閣議を経ている。これこそ究極の「官僚による国会支配」。

「事務次官会議」<廃止>――。<政権交代>!鳩山内閣の誕生で実現した。この「歴史的」意義、いくら強調しても足りない。小沢一郎「国会改造計画」の筆頭に上げるべき。だが「風見鶏」のどこにも出てこない。これが<浅薄><皮相>でなくて何であろうか。

「与党の議員立法を原則認めず、質問機会も減らす考えも(小沢幹事長は)示している。自民党の若手は最近、顔を合わせた民主党の同僚議員に皮肉をぶつけた。『国会から官僚や与党議員を排除し、目指すところは独裁じゃないのか』。小沢氏への警戒感が根強いのは『豪腕』『壊し屋』などの異名をとってきた過去の行動と無縁ではない」と<風見鶏>は断ずる。
「議員立法」「与党質問」――。<副大臣>主宰の「政策会議」に<場>を移しただけ。官僚がシナリオを書いてきた質疑!議員同士の実質質疑に変える。これも「脱官僚依存」だ。
(平成21年10月26日)

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