火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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「原発大パニックは、紛れもない人災だった。福島原発第2号機は、昨年にも電源喪失で水位低下を起したのに警告は無視。甘すぎる原子炉プラント設計。われ先に現場から逃げ出した社員。肝心の社長は雲隠れ。東京電力の『大罪』を問う」――。「週刊文春」(3月31日号)のリードだ。<総力検証>という一連の記事。まさに「目からウロコ」――。

現役の<企業戦士>時代、<企業文化>を改革する<組織活性化>に取り組んでいた火山。福島第1原発の<大パニック>で記者会見を繰り返す<東電><政府><専門家>の不誠実な対応を見て、武谷三男「物理学は世界をどのように変えたか」(講談社学術文庫)の「原子力3原則」(民主・公開・自主)を思い出した。武谷三男の指摘する「エセ専門家の<独善><傲慢>の典型」と気づいた。そして<大惨事>は「津波による<天災>ではない。きっと<人災>だ」と想像した。新聞を<精読>、<真相>に肉薄、驚愕した。的中!

「正確、迅速な情報、冷静な対処」――。テレビも新聞も、政府、専門家も、くどいほどくり返した。だが火山。記者会見を何度見ても、新聞を読んでも<合点>が行かない。
彼らはウソをついている。真実を語っていない。ゴマカシ、隠蔽している。それで乗り切れると<独善><傲慢>の限りを尽くしていると<確信>を深めた。これも<人災>!

「昨年2号機が<水位低下>」――。「昨年の鳩山政権下の国会で、今回の事故を拡大させる原因となる電源喪失の可能性を指摘した議員がいる。京都大学の原子核工学科出身の吉井秀勝代議士(共産党)。『これまで政府は非常時のディーゼル発電機を、3系列設置していると言い、それを売りにしていた。しかし、スウェーデンでは4系列もの電源を用意していたのに、事故で2系列の電源が止まると、その影響で残りの2つもダメになった。それで、非常時の電源が使えなくなった時の対応を質問したんです』(「週刊文春」24頁)。

「昨年5月、答弁に立った寺坂信昭・原子力安全・保安院長は、まさしく今回起きている事実を“予告”していた。『非常に小さい確率ながらもそうなると、(核燃料棒の)冷却機能が失われます。長時間にわたると、炉心溶融につながることは論理的に考えられる』。この答弁から1ヶ月もたたないうちに、福島第1原発で質問通りの事故が起きた。いわき市議の佐藤和良氏が話す。『昨年6月17日に、第1原発の2号機が電源を喪失し、水位低下(火山注:燃料棒露出=炉心溶融の可能性)が起こりました』(「週刊文春」24頁)。

『この時、2号機全体が15分も停電(火山注:水位低下の原因)したのです。マスコミの人たちにもずっと警鐘を鳴らしたのですが、危険性に気づいてもらえませんでした』。この時は、手動で代替ポンプに切り替え、十数分後に水位は回復した。前出の吉井代議士は『東電には危機管理体制があったか疑問』という」――。「安全神話」に毒され、「哲学精神」を失ったジャーナリストの病める「組織文化」!即ち「民主・公開・自主」の喪失だ。

「また吉井氏は06年にも、『5メートルの津波が来たら、引き波で海水面が低下し、原発の冷却水が取水できなくなる』と指摘。保安院長は当時、日本の原発の8割に当たる43基で冷却水の取水ができなくなると認めた」(24頁)。火山、愕然とする。ナンタルチーア♪
「5メートルの津波」でダメ。「1000年に一度」「想定外」ではない――。こんな実態をずっと放置してきて、何が<天災>だ。ズバリ!「危機管理」を怠ってきた<人災>だ。

「世界有数の電力会社であるはずの東電は、なぜ世界中を震撼させる危機を回避できなかったのか――。その理由は『想定外の自然災害』ではない。背景には、原発を推進する国、事業者である東電、チェックするはずの保安院の3者によるトライアングル(火山注:鉄の三角形)があった」(「週刊文春」22頁)――。トライアングルは<組織文化>の産物。

「この時(前出の「06年、5メートルの津波<質疑>」の時)、二階俊博経産相(当時)は、こう言ったのだ。『安全確保のため、省をあげて真剣に取り組むことをお約束したい』。しかし、東電社員はこう証言する。『緊急事故対応のマニュアルはあります。しかし、津波や地震の被害が複合的に起きた際の対応は決められていませんでした』。地震と津波はセットのはず。非常時用のディーゼル発電が、津波で冠水して使用不能という(今回の)事実は、あまりにお粗末である」(24頁)。そう、<想定外>など<超>ウソ!ネ、お立会い!

「爆発した1号機は稼動から40年が経ち、減価償却を終え、『金の卵を産む鶏』のように利益を生み出す原子炉だった。経営と安全のどちらを優先するか。佐藤前(福島)県知事は、こんな話を覚えている。『中部電力の浜岡原発で配管の損傷事故が起きた際、福島の原発にも同じ配管が使われていました。そこで、点検作業をすることになりましたが、保安 院はこう指導したのです。“運転計画を勘案して点検計画を行え”。つまり、安全のための点検を優先するのではなく、運転を行いながら点検を行えということです』」(24頁)。

「内部告発もモミ消す通産省、原子力保安院との黒い癒着」(「週刊文春」28頁)。「原子力行政には産・官・学の“鉄の三角形”がある」――。「それでも経産省や東電への説明は、『いかなる事態が起きても原子力は安全です』。国と東電が一体となって、ブルドーザーのように原子力政策を推し進めていた。佐藤前知事は『万が一、事故が起きたら、会津のコメは売れなくなりますよ。安全が損なわれるような事態は許されません』と言い続けた。

私は県民の安全を守らなければならない。東電側の『原発がクリーンで安全です』というイメージ広告を、福島県では一切やらせませんでした」(25頁)。佐藤前知事の証言だ。
(平成23年3月28日)

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正に人災です。同じ穴のムジナ達が意見交換をしても全く意味がありません。
つまり、解決策など見いだせそうもありません。早く、IAEAも含めた全世界の英知を
結集して早急に「最後の閉じ込め」に向けた共同作業を開始すべき時です。
果たして2号機は安全に完全停止して「廃炉」出来るのかの瀬戸際なのですから。多謝。

2011/3/28(月) 午後 1:48 トミー 返信する

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「私は『原子力村』と呼んでいます。電力会社、メーカー、官僚、原子力学会というグループで、原子力に寄りかかることで自分たちの利益を守ってきた。村に入ると、お互いに批判ができない。批判への充分な議論もできないのです」(「週刊文春」24頁)。これは京都大学の原子炉実験所の小出裕章助教の言葉。

「原子炉プラント設計時の、地震と津波の条件が甘すぎるんです。阪神大震災で橋梁が落ちたのは、地盤条件による増幅が考えられていますが、原子力プラントは増幅を考えていない。津波についても、過去の記録だけで設計し、安全条件を甘く見積もっている。それで安全として、さらなるリスクに対する配慮が足りない」。原子炉設計者である後藤政夫氏の言葉(25頁)。

火山、やり切れない。世界中を震撼させた大惨事。あまりに甘すぎる。こんな根性の東電関係者。断罪が必要だ。

2011/3/28(月) 午後 2:50 [ kom*_19*7 ] 返信する

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