火山の独り言

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聖徳太子は実在しない

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聖徳太子は<架空>の人物。似顔絵も<空想>の産物となったら、どう思いますか。
吉川弘文館「聖徳太子の誕生」を読み終わった。昨年2月13日(日)日比谷公会堂の「平城京遷都1300年フォーラム」で買った。

著者の大山誠一は東大博士課程卒の文学博士。高名な歴史学者らしい。「古代国家と大化改新」「長屋王家木簡と奈良朝政治史」の著書もある。
実は「大化改新」「壬申の乱」が大好き。でも聖徳太子はよく知らなかった。梅原猛「聖徳太子」(全4巻)を読んだ程度。だから、びっくりした。
用明天皇の皇子に<厩戸王>という人物は確かに実在した。でも「日本書紀」や法隆寺に伝わる「上宮聖徳法王帝説」に描かれた聖徳太子は後世の<作り話>だというのです。
では<誰が><何のため>に<聖徳太子><伝説>を捏造したのか。どんな証拠があって<実在>を否定できるのか。
<厩戸王>という蘇我系の王族が推古9年(601年)に斑鳩宮という<宮殿>を造って居所とした。また若草伽藍と呼ばれる遺跡の地に斑鳩寺(法隆寺)という<氏寺>を建立した。この二つは考古学的にも確認される<史実>だそうです。

ただ厩戸王(聖徳太子?)の子の<山背大兄王>は皇位をめぐる権力争いに敗れ、皇極2年(643年)に蘇我入鹿によって一族全員が殺されてしまう。だから厩戸王が聖徳太子だとしても、その子孫は滅亡してしまった。斑鳩宮は徹底的に破壊されて全焼、法隆寺も天智9年(670年)の落雷で一瞬のうちに全焼した。これも史実という。

著者の大山誠一は綿密な研究から厩戸王の<遺品>はすべて失われたと断定している。でも法隆寺にはあるはずがない<聖徳太子><遺愛の品>が、現在も膨大に残されている。大きな謎です。
5年後の平成22年(2010年)はシルクロードの終点に平城京という国際都市が誕生して1300年の節目という。たった74年だけの首都だった平城京の時代。でも法隆寺、大仏、万葉集、古事記、日本書紀といった素晴らしい文化遺産を数多く残した。
<律令体制><公地公民>という日本初の強大な古代王権が確立したこの時代。でも万葉集というのどかな世界の裏には、皇位をめぐる近親同士の血まみれの争いがあった。<聖徳太子>はその歴史の証人という。
万葉集研究も夢。まだ手についていませんが、ライフワークにしたいテーマです。
大好きな「大化改新」「壬申の乱」―――この一連の権力闘争が<平城京>と<聖徳太子>を生み出した。大山誠一の「<聖徳太子>の誕生」は素晴らしい本でした。

「聖徳太子は実在しない」。現代政治に<もの申したい>火山の野心作です。同名の書庫に全20編があります。ご愛読をお願いします。

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聖徳太子が実在していなかったことは、現在既にほぼ<定説>となっています。火山がこの記事を書いたのは、ほぼ10年前。10年一昔と言いますが、歴史学も随分進歩しました。

夢がなくなったともいえますが、ものは考えよう。聖徳太子を<捏造>した日本人の知恵に、火山はむしろ、歴史ロマンを感じています。

2012/3/28(水) 午後 7:17 [ kom*_19*7 ]


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