|
「私は立派なドライアイである。それに加えてドライマウスも進行している。年を取るということイコール、体中が乾いていくようで、何やら淋しい。だから極力、泣くようにしている。心にも体にも潤いを与えるためだ。ちょっとしたニュースに、スポーツ観戦でも、もちろんテレビドラマや映画や本、や、となるべく多くのアイテムを使って、涙を絞り出すように努力している。しかし、悲しいかな、ドライアイ。ジワッとは来るのだけれど、流れるところまではいかないことも多い」と「日経」コラム<あすへの話題>(4月7日)。
タイトルは「ドライアイ」。筆者は<美女>作詞家<阿木耀子>――。だがお立合い!火山、「ドライアイ」なんて言葉、聞いたことがない。それなのに<美女>が、いきなり「私は<立派>なドライアイである」――。「<立派>な」となぜ<威張る>のか!
「ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなり、目の表面に傷が生じる病気です。いわばドライアイは涙の病気といえます。高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増えており、その数は2,200万人ともいわれています。<涙>は目の表面を覆い、目を守るバリアのようなはたらきをしています」――。これはインターネット情報!ナルホド…。
「重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる『シェーグレン症候群』を伴っている場合があります。軽く考えず、眼科医に相談しましょう。ものがかすんで見える目が乾いた感じがするパソコンやTV ゲーム、細かい作業によって目が乾いていると感じる時は、まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合があります。乾燥した目は目の表面に障害(傷)がつきやすくなり、そのままにしておくと、目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります」と続く――。<阿木耀子>も<中年>なのか。
「悲しいかな、ドライアイ。ジワッとは来るのだけれど、(涙が)流れるところまではいかないことも多い。そういう時はクシャミをしたいのに、鼻の奥で止まってしまった時のように、何だか気持ちが悪い。その意味では、プロの女優さんは凄い。助監督さんのヨーイ、スタートの掛け声で、自由自在に涙を流せるのだから」と<美女>のコラムが続く。
「ドライマウス(口腔乾燥症)は、自己免疫現象により自らの唾液腺が破壊され、唾液分泌の減少により起こる。唾液には抗菌作用を持つラクトフェリン、リゾチーム、分泌型IgAといった物質が含まれる。またカルシウム、リン、フッ素といったミネラルによって歯を守る。唾液分泌の減少は虫歯や酸蝕症の増加、その他の自覚症状としては味覚変化、口内炎の好発や乾燥が喉まで至り食べ物が喉を通らなかったり、声のかすれもある」――。これもインターネット情報。阿木耀子さん、火山、ちょっと心配です。大丈夫ですか。
「以前、ある連ドラに出させていただいていた時、娘役の女優さんに聞いたことがある。どうやってなくの?と。彼女は、死んだおばあちゃんのことを思い出すと、すぐ涙が出てくるんです、と言っていた。また、ベテランの女優さんは泣くシーンの直前にカメラマンに向って、どっち狙い?と尋ね、右からですと言われると、右目からのみ水滴を落とした。これ、私が目撃したのだから、本当の話です」と「日経」コラムは続く。へぇ!<美女>作詞家さん、意外な研究心。素晴らしい。これも<涙>へのコダワリ、か。
でもドライ<アイ>より、ドライ<マウス>の方が問題です。唾液は<消化>や<消毒>には大きな効果がある。食事で唾液が不足すると、これが引き金で、健康に響く可能性がある。<免疫>作用が変わってしまう。せっかくの<美女>が台無しになりかねません。
「人にとって、泣くことはカタルシスだ。涙で悲しみや苦しさを解放できる。今の私の泣きグッズは、ライフワークといえる舞台『フラメンコ曽根崎心中』だ。これは絶対、泣ける。明日は千秋楽、私は大泣きするに違いない。だから明後日はきっと瞼が腫れている。見た目はともかく、ドライアイ対策には、もってこいの作品である」と<コラム>は結ぶ。
「いよいよ近づいてきた。こう書き出しただけで、武者震いのようなものが起こる。思えばこのところ、寝付きが悪い。ベッドに入っても、すぐには眠れない。何故、私がこんなに興奮しているかというと、主人と私が長年手掛けてきた『フラメンコ曽根崎心中』の東京公演が近づいているからだ」と「日経」コラム<あすへの話題>(3月15日)――。これが<阿木耀子>の「フラメンコ曽根崎心中」――。火山、毎週・金曜日が待ち遠しい。
「この作品は、近松門左衛門の戯曲『曽根崎心中』をフラメンコの手法で表現する舞踊劇だ。こう説明すると、たいていの人は、エッという顔をする。近松門左衛門という固有名詞と、フラメンコという単語の組み合わせに、違和感を覚えるらしい」と阿木耀子。エッ、フラメンコ!ビックリ!なぜか?火山の<従姉妹>は<フラメンコ>の<プロ>教師。フラメンコ教室を<3つ>経営。数年に一度、伊勢丹会館の<エル・フラメンコ>で発表会を続けている。大勢の若々しい<美女>連が<ギター>演奏に合わせて<乱舞>する――。
「この<二者>は凄く合う」と阿木耀子。二者とは「フラメンコ」と「曽根崎心中」――。「主人公の徳兵衛は友人に金を貸したばかりに、遊女のお初と心中せざるを得なくなるのだが、クライマックスのお初の咽をを突くシーンは圧巻だ。サパティアードと呼ばれる、フラメンコ特有の足の動きで、切羽詰まった心情を表現する」と阿木耀子は結んでいた。
(平成26年4月8日)
|