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「テレビ番組で識者やコメンテーターが連日『分析・解説ショー』を繰り広げている、衆院選の自民党<圧勝>劇と希望の党の<惨敗>劇。しかし、小池百合子氏が『小泉(純一郎との密談)に始まり、進次郎に終わった』と言えるほど、最後は『小池 vs 小泉進次郎』という、自民党が作り上げた構図に<悪乗り>たテレビ報道こそが同党に大勝利にもたらしたようです」と「まぐまぐニュース」(10月27日)…。ナ・ナヌッ!悪乗りが<元凶>――。
「メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者で元全国紙の社会部記者だった新恭(あらた・きょう)さんは、こうしたテレビ報道に対し<批判>的な論を展開しています。『メディアは自民党の進次郎イメージ戦略に悪乗りし過ぎ』…。立憲民主党の<枝野>旋風が駆け抜けた<斬新さ>はあったものの、結局、自民党が圧勝、『安倍一強』のどんより政治が続きそう。追い込まれていたはずの安倍自民党がなぜ、これほどまで議席を獲得できたのか。
「野党陣営の分裂とか、オウンゴールとかいう見方は当然あるだろう。小池百合子氏のいわゆる『排除』の論理で追い風が一転、<逆風>に変わったのも事実だろう。だが自民党が繰り出した『奥の手』を見逃すわけにはいかない。巧みなイメージ戦術を仕掛け、まんまとテレビ各局がそれに乗ったのである。『小池百合子vs安倍晋三』ではなく、『小池百合子vs小泉進次郎』の構図を作りあげたのだ。むろん<視聴率>競争というテレビ業界の構造が巧みに利用されたといえる」(まぐまぐ)…。<進次郎>旋風は安倍の<モリ・カケ>隠し――。
「東京<都議選>における安倍総理演説の<失敗>。聴衆の『安倍辞めろ』『安倍帰れ』コールに対し、キレやすい安倍首相が『こんな人たちに負けるわけにはいかない』と叫んだことがメディアの<餌食>になり、<大敗>につながった。その教訓から自民党本部の広報宣伝部門は<総選挙>において<安倍>色を薄め<別>のカラーに塗り替える作戦を立てた。言うまでもない。『小泉進次郎』という色だ」(まぐまぐ)…。面白い!だが恐ろしい!<現役>時代の火山、大半が<PR>(Public Relations=広報)担当。それだけにショック――。
<PR>とは何か。普通<広報>と訳す。だが目的は<好意>(Good Will)を得ること。だがもっと掘り下げると「人間関係」つくり。「組織活性化」とか「意識改革」「社風改革」「文化大革命」に通ずる――。「企業は<自己実現>の場。人生は一人一人が<主役>」!これが火山が辿りついた<心境>!「自己実現」「主役」の<舞台><脚本>をどう創り出すか。トップもボトムも睨み、多数派工作。新しい人間関係・行動様式・習慣・価値観を生み出す!そこには「常識を疑う<哲学>精神」が求められる!これがPublic Relations――。
「愛嬌、弁舌申し分ない自民党のスターを選挙の顔にし、適度な自党批判も交えて自由闊達に発言させ、自民党の人材の多様性をアピールする。その一方、安倍首相には『北朝鮮危機』『経済政策の成果』PRなど決められたセリフと『ご当地用』のお世辞程度に発言を限定してもらう。いかに子供じみているとはいえ一時、<土壇場>に立たされ、田原総一朗氏に打開策の指南を仰いだ安倍首相。選挙に勝つためなら自分が<主役>でなくてもいい。そう思うくらいの度量は持ちあわせているだろう」(まぐまぐ)…。火山もPRには苦労した――。
「自民党は公示直前まで安倍首相の街頭演説のスケジュールを事前に公開しなかった。知らせれば『安倍辞めろ』コールをする人々が集まってくる。安倍首相が<癇癪>を起こせば、都議選の二の舞になるかもしれない。そんな恐れからだ。首相の演説日程を秘密にするなど<前代未聞>である。当然、記者クラブは自民党本部に抗議した。すると自民党は渋々、公示日10日のスケジュールから公表し始めた」(まぐまぐ)…。面白い舞台裏!笑える――。
「この選挙戦で安倍首相は小池批判を封印した。野党の安倍批判を『愚直に政策を訴える』という姿勢でかわすため。10月10日、福島の公示後第一声で野党に触れたのはこれだけ。この選挙、相手は共産党、社民党と一緒になって私達を倒そうとしている。どういう日本をつくろうとしているのか。相手とは当然、立憲民主党のこと。希望の党や小池代表の名は出てこない。演説の中身の多くは北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題への取り組みに割かれた。
10月20日、神奈川県厚木市の街頭演説では『自民党が政権を失った時、決して看板を掛け替えようなんて考なかった』と希望の党へ一部議員がなだれこんだ民進党を批判した。だが、この時も希望の党や小池氏の名は出さなかった。小池批判は小泉氏が引き受けたように見えた。これが実に巧み。そのためテレビ各局が食いつき、その後クセになった」(まぐまぐ)。
「テレビが最初に取り上げたのは9月28日、衆議院解散後、報道陣に小泉氏が語った発言。『小池さん、(衆院選に)出てきてください…。小池さんが選挙に出て戦ってくれた方が有権者も分かり易い。(二足のわらじではなく)一つの靴を履いて、出てきてください。10月1日の東京都練馬区での演説では小池氏の苦境をからかってみせた。都政を投げ出す無責任。逆に出なければ出ないで無責任。なぜか。せっかく民進党をなくしたのに出てくれないんですか。出ても無責任、出なくても無責任の<無責任>ジレンマに陥った」(まぐまぐ)――。
更に選挙戦初日の10月10日、東京JR池袋東口の街頭演説では『感謝』というゆとりの言葉で希望の党の迷走ぶりを<冷笑>した。『小池さんに心から感謝をしたい。1つは自民党に野党時代を思い返す良い機会を与えてくれた。<緊張感>を与えてくれた。選挙目当てにいろいろやっても有権者は見抜くという事。有難う』――。小泉氏は全国20都道府県70か所をまわり、期待どおり人たらしとも思える『千両役者』ぶりを発揮した」(まぐまぐ)…。残念ながら、紙幅が尽きた。<続編>に乞う!ご期待。そこでは火山の意見も開陳したい。
(平成29年10月28日)
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