火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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清々しいお便りをいただいた。中学の3年先輩。卒業以来、ずっと同窓会のお手伝いをしてきた火山。この先輩は同窓会の<2代目>会長。たまたま高校も大学も火山の先輩。同窓会の仕事の後、一緒によく飲んだ。重役だったこの先輩、はぶりがよかった。

だが会社が倒産。人脈のあった先輩は一回り大きい同業にスカウトされた。そして定年過ぎの頃から中国駐在になった。勉強家の先輩、中国語を覚えた。凄い。昨夜、封書が来た。

<古希>を記念して高校のクラス会があった。中国語の学識を生かし、古希を調べたのだ。「出典を尋ねて」――。15歳で「学を志し」、30歳で「立つ」、40歳で「惑わず」、50歳で「天命を知る」、60歳で「耳に従い」、70歳で「心に従う」――。心のままに行動しても人の道に外れない。これ「論語」だそうです。

さて凄いのが、これからです。<古希>――。もちろん70歳。出典は唐の憂国の大詩人「杜甫」の「曲江」という詩。中に「人生七十古来稀」と出てくる。

755年(日本の暦では天平勝宝7年)10月、杜甫は44歳にして初めて官職につく。都は長安(今の西安)です。だが運命のいたずら、僅か10日で有名な「安禄山と史思明」の乱が起き、翌年6月には長安は陥落する。玄宗皇帝は命からがら蜀へ逃げ、楊貴妃は脱走の途中で部下に殺される。杜甫も捕虜となる。

この杜甫が荒廃した長安を見て詠んだのが有名な「春望」――。国破れて山河あり、城春にして草木深し…。

長安を脱出した杜甫は150キロ離れた粛宗(後の7代皇帝)の行在所に辿りつく。「よく脱出してきた」と異例の抜擢を受けた杜甫、59年の生涯でたった一度の僅かな「栄光の日々」だった。

2年後、粛宗は長安を反乱軍から奪還する。理想社会の実現という高い志を持つ杜甫。行政に詩作に没頭した。だが正義感の強い杜甫、高官の人事ではあったが意見具申をした。「道理に合わない時は皇帝に諫言する」役職にあったのだ。だが皇帝の怒りを買ってしまう。越権行為――。そう決め付けられ、失脚。政治上の活路を失ってしまう。47歳だった。その時、詠んだのが「曲江」の詩。

仕事が終わり、宮廷を出ると、いつも官給の衣を質に置き、
曲江のほとりで酒を飲む。毎日、酔って帰るのだ。
酒代の借金は、いたるところに、いつもあるが、いいじゃないか。
人生七十まで生きる者は、滅多にないのだから…
花を求めて舞い跳ぶ蝶は、深遠に見える(以下略)

曲江とは長安城の東南にある大きな池。芙蓉園、杏園、慈恩寺、大雁塔が池のほとりにある。長安屈指の観光地だったという。今はない。池が枯渇、その面影は消えた。

「酒は体に良くないが、飲もう。どうせ長生きしたって、たいしたことはない」――。まるで火山の心境です。左遷されても杜甫は逆境にめげず、退官後も放浪を続け、白帝城、洞庭湖などで詩を作り続けた。いずれも魂を揺する傑作だった。退廃的な気分で書かれた「曲江」の詩は忘れられたが、「古希」の言葉は今も生きている。さあ、諸兄諸姉、これからどう生きますか。

<酒浴びて 花と散るらむ この命>――。どっかで、こんな俳句を見ましたね。あ、火山でした。

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