火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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今年1月の<ライフスタイル・リストラ宣言>の思い出。「昨年、張り込んで年間<111回>通ったコンサート。間もなく行かなくなる。切符を買ってしまったり、予定していたものを消化したら終わり。名残り惜しい」と日記は始まる。

新春から<芸大・声楽科卒業コンサート><フルートリサイタル><冬のショパン>と3回消化、続けて1月12日(水)は大好きな芸大奏楽堂で<ヴァイオリン科>卒業コンサートを聴いた。朝9時半開演。でも遠い我が家からは間に合わない。休憩を挟んだ11時からの演奏に滑り込んだ。

黒衣のジプシースタイルの美女がサラサーテの「カルメン幻想曲」を超絶技巧で見事に弾いた。有名な「ハバネラ」も中に…。素晴らしい。ヴァイオリンにも美女にも恍惚となった。だが次が問題。ウージーヌ・イザイエの「ヴァイオリン・ソナタ第一番」。無伴奏の独演。凄い迫力。昼休みを挟んで、また同じ「イザイエの一番」。凄い。けれど参った。<ロマン派>留まりの火山には向いていない。

次、懐かしい響き。ブラームスだ。プログラムをみたら「ヴァイオリン協奏曲」。オケでなくピアノ伴奏なので一瞬迷ったが、紛れもない。ベートーベン、メンデルスゾーンと並ぶ<3大協奏曲>の一つだ。思わず演奏者を見た。姿・顔かたち、美女とはいえない。でも胸にバラを飾り、紫のドレス。張り切っている。名演だった。やはり音楽は楽しい。卒業試験だから<自分らしい>曲を弾きたいのが人情。だからイザイエが2人も出てくる。午後のプログラムにはあと3人もイザイエ。それなのに皆が聞き飽きているかも知れない、あまりにも人口に膾炙し過ぎた曲を敢て選ぶ。火山のような聴き手には嬉しい。

13日(木)、久しぶりの「みなとみらい小ホール」で水野佐知香率いる「ヴィルティオーゾ横浜」の室内楽。グリーグに始まり、バッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」と続いたが、後は現代音楽が3曲。<興味深い>とはいえても<楽しく>はない。でもアンコールがヴィヴァルディの「四季」2楽章。ホッとした。客演のオレグ・クリサ。有名なオイストラッフの秘蔵弟子、パガニーニ・コンクール優勝という。

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