火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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「経済協力開発機構(OECD)によれば日本経済の実力である潜在成長率は0.7%程度である。人口が減る中で実力を高めるには、生産性を上げねばならない。衆院選で具体策を巡る論戦が殆どみられないのは残念だ。自民党は公約で、ロボット、あらゆるモノがネットにつながるIoT、人工知能(AI)などによる『生産性革命』を掲げた。着眼点は正しくても、スローガンだけが先行している印象だ」と「日経」社説(10月19日)…。「成長戦略」!アベノミクスで火山が最も期待しているのが、これ。でも心に響く議論が殆ど見られない。

「『大胆な税制、予算、規制改革などあらゆる政策を総動員する』というが、中身を語らなければ単なる決意表明だ。いかに人材を成熟企業から成長企業へと円滑に移動させるか。成長力の乏しい企業を退出させるか。こうした新陳代謝を促す構造改革も各党は語るべきだ。AIやIoTなどによる技術革新の促進を唱えているのは希望の党も同じ。問題は『大胆な規制・社会変革』の中身が今一つ判然としないことだ」(日経)…。人材の移動!唖然――。

「生産性上昇のカギを握るのは規制改革。新規参入を促して競争が活発になれば、民間の創意工夫で画期的な商品やサービスを生みやすくなる。それなのに規制改革の具体策といえば日本維新の会が株式会社の農地所有の解禁や解雇紛争の金銭解決などを訴える程度だ。立憲民主党は『再生可能エネルギー・省エネ技術への投資』に力点を置き、規制改革を素通りしている。一般の乗用車の相乗り(ライドシェア)を認めるのか。IT(情報技術)を使った遠隔服薬指導や遠隔診療を認めるのか」(日経)…。要は<既得権益>にメスなのだ――。

「社民党は『相乗り反対』を明言しているが、他党も各論への賛否を明らかにしてほしい。保護主義的なトランプ米政権の誕生や英国の欧州連合(EU)離脱決定があっても経済のグローバル化の流れは止まらない。日本はアジア太平洋地域の成長力を取り込みつつ自らも農業など市場を開いて地域の成長に貢献する。通商政策も大事な成長戦略。公約に掲げなかった各党の問題意識は低すぎる。具体策のない成長戦略では成長できない」(日経)――。

「労働組合の全国組織『連合』が先週、来年<春闘>の方針を決めた。2%程度のベースアップ、定期昇給を含め4%の賃上げを求めている。今春まで3年間、日本の主要企業は円安などによる収益改善を背景に、ベアを含む賃上げに応じてきた。しかし、今年に入って為替が円高方向に転じ、業績見通しにも陰りが生じている。来年の春闘は厳しくなりそうとの見方もある。だが少し長い目で見れば、全体として企業側には賃上げの余力があるはずだ」と「朝日」社説(昨年11月28日)…。<賃上げ>こそ<成長戦略>というのが火山の持論。

「2015年度の企業の経常利益は12年度と比べ、4割近く増えている。大企業の伸びに大きい。今年度は減益に転じても水準としてはなお高い。一方、賃金も3年連続で上がり、雇用も改善してきた。だが企業が生み出した付加価値と比べた労働者の取り分の割合(労働分配率)は低下が続く。景気が良くて企業の利益が増える時、<労働分配率>が下がること自体珍しくない。だが法人企業統計でみると15年度はリーマン・ショック前で企業業績が好調だった07年度とほぼ同じ水準まで下がっている」(朝日)…。火山、許せない――。

「物価下落が続き、デフレの停滞感が強まっている。日銀の金融緩和に過度に依存してきたアベノミクスの失敗は明らか。必要なのは継続的な賃上げ。経営側の覚悟が問われている。5日公表の経済財政諮問会議の議事録によれば、民間議員が提出した『継続的な賃金引き上げによるデフレ脱却』提言に基づき、ようやく<賃上げ>の必要性を確認した。だが具体策となると途端に歯切れが悪くなる」と「東京」(昨年10月7日)…。これが諸悪の根源!

1959年(昭和34年)秋、<就活>に励む火山、中堅電機の「社長面接」に臨み、松下幸之助と同じく一代で財をなした創業社長から「どうしたら<景気>が良くなるか」とご下問を受けた。慶大<経済>の優等生を自負する火山、即座に応えた。「簡単です。労働者の<賃金>を上げてください」「えっ、君、そんなんじゃ、ダメだ」…。今から約60年の昔。アベノミクスのアの字もない。社長は仰天!だがもっと驚いたのは陪席の人事課長。廊下に出た火山に詰問。「君は<思想>大丈夫か」…。でも不思議!火山は合格。アベノミクスも登場!

「『生産性の向上が欠かせない』など抽象論に陥るが、これは賃上げに消極的な経団連会長を諮問会議に入れている弊害ではないか。企業は収益が上がっているのに賃上げに十分回さずため込んでいる。アベノミクスが始まって以来、3年間で企業の内部留保(利益剰余金)は73兆4千億円も増え、合計で約380兆円に達した。うち現金・預金は約2百兆円もある。これに対し、給料はというと1年目は合計で3・4兆円減少…」と「東京」社説は続く…。

「(企業の<内部留保>が3年間で73兆4千億円も増えているのに)<給料>は1年目は合計で3・4兆円減少、2年目は4兆円、3年目は2兆円それぞれ増えたが、合計すると3年で2・6兆円しか増えていない」(東京)…。これでは<家計>の消費が増えない。<有効需要>の不足!これでは<デフレ脱却><景気回復>ができるわけない!成長も望めない。

お立合いは<合成の誤謬>を、ご存じだろうか。最近のメディアは<先行き不安>を煽るのが得意。だからアベノミクス<成長戦略>が容易に始動しない。いくら「設備投資」「人材投資」「貯蓄から投資へ」と叫んでも<内部留保><家計貯蓄>が増えるだけ。企業が“投資”を控える…。ああ“ムダ遣い”を避け、<手元資金>が増えた。明日に備えた…。家計が“消費”を控える…。ああ、節約できた。<貯金>が増えた。<老後>に備えた…。<個々>はトク…。だが<全体>は――。だから<賃上げ>こそ成長戦略。意識改革が必要――。
(平成29年10月26日)

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「諸君、脱帽せよ。天才が現れた」。音楽史にキラリと残るシューマンの言葉。ショパンのP協を聴きながら思い出しました。「ピアノ協奏曲の夕べ」。家内と東京文化会館のカブリツキで昨日、聴いた。何しろラフマニノフ、ショパン、グリーグのP協。それにガーシュインのラプソディ・イン・ブルーというから凄い。しかも招待。夫婦で8000円のロハ。こたえられない。

でも今日のショパン、何か物足りない。綺麗に弾いてはいる。でもちょっと違う。パリのサロンに颯爽と登場した貴公子。圧倒的な技巧で貴婦人の人気を独占した。もっと華麗に激しく弾き、はっと息を飲む、鋭い切れ味もあったはずだ。

ピアノ協奏曲の一番、何歳の時の作品かプログラムで確認した。やっぱりと思った。何と弱冠20歳、祖国ポーランドを離れる2ヶ月前の作曲。ショパンの告別演奏会で初演。自分でピアノを弾いている。

この夜、初恋の人・ソプラノ歌手のコンスタンチア・グラドコフスカが助演している。彼女は白のドレス、頭髪にバラの花を挿し、素晴らしかったとショパンが書き残している。

旅立ちの日、ポーランドの土を一握り持ち出した。そして二度と祖国の土を踏むことなく生涯を終わる。国も恋も捨てての告別。きっと情熱的な演奏をしたはず。ショパンを「ピアノの詩人」という。それはそれで良い。でも優雅に甘美にとだけ決め付けては困る。「諸君、脱帽せよ、天才が現れた」とシューマンがショパンを音楽評論で紹介した時、シューマンは弱冠21歳、ショパンも同じ21歳だった。笑ってしまいたいが、これが歴史を変えた。ポーランドを離れ、パリで活躍を始めた直後の推薦。青春とは素晴らしい。

「諸君、脱帽せよ。天才が現れた」。音楽史にキラリと残るシューマンの言葉。ショパンのP協を聴きながら思い出しました。「ピアノ協奏曲の夕べ」。家内と東京文化会館のカブリツキで昨日、聴いた。何しろラフマニノフ、ショパン、グリーグのP協。それにガーシュインのラプソディ・イン・ブルーというから凄い。しかも招待。夫婦で8000円のロハ。こたえられない。

でも今日のショパン、何か物足りない。綺麗に弾いてはいる。でもちょっと違う。パリのサロンに颯爽と登場した貴公子。圧倒的な技巧で貴婦人の人気を独占した。もっと華麗に激しく弾き、はっと息を飲む、鋭い切れ味もあったはずだ。

ピアノ協奏曲の一番、何歳の時の作品かプログラムで確認した。やっぱりと思った。何と弱冠20歳、祖国ポーランドを離れる2ヶ月前の作曲。ショパンの告別演奏会で初演。自分でピアノを弾いている。

この夜、初恋の人・ソプラノ歌手のコンスタンチア・グラドコフスカが助演している。彼女は白のドレス、頭髪にバラの花を挿し、素晴らしかったとショパンが書き残している。

旅立ちの日、ポーランドの土を一握り持ち出した。そして二度と祖国の土を踏むことなく生涯を終わる。国も恋も捨てての告別。きっと情熱的な演奏をしたはず。ショパンを「ピアノの詩人」という。それはそれで良い。でも優雅に甘美にとだけ決め付けては困る。「諸君、脱帽せよ、天才が現れた」とシューマンがショパンを音楽評論で紹介した時、シューマンは弱冠21歳、ショパンも同じ21歳だった。笑ってしまいたいが、これが歴史を変えた。ポーランドを離れ、パリで活躍を始めた直後の推薦。青春とは素晴らしい。

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「西行ほど桜の歌を数多く、しかも生涯、歌い続けた歌人はいない。吉野の桜だけでも、六十余首を数えるが、古典和歌をざっと調べてみても、実際に吉野の山に踏み入り、そこに咲く桜を目のあたりにして詠んだ歌人は、西行以外にはほとんど無かったといってよいのではないか」(河野裕子<西行と桜花>・小松和彦ほか「西行と兼好」ウエッジ・53頁)。

この連載を「花に狂ふ西行」と名づけた。それは西行が生涯、桜を歌い続けたからだ。しかも西行の桜の歌が他の歌人と決定的に違うのは<歌枕>として想像された<架空>の地の吉野ではなく、実際に吉野に足を運び、桜を自分の目で見、触り、香を嗅ぎ、風にそよぐ桜の音を聞いて、歌を作っていることだという。

聞きもせず たばしね山の さくら花 吉野のほかに かかるべしとは(西行)

「あの名高い吉野以外で、これほど素晴らしい桜を目にするとは、束稲(たばしね)山が桜の名所などとは聞いたこともございませんでした」(志立正知秋田大教授)。

火山が3月27日、東京・隅田公園の観桜散策から戻ったら、中学同期の句会の仲間<風鈴>さんから、大きな封筒の郵便が来ていた。開けたら「感じる旅、考える旅『トランヴェール』3月号<特集>平泉の桜とみちのくの西行を旅する」という雑誌が出てきた。西行のことがいろいろ分った。西行は26歳の時、陸奥の旅をしていることも分った。

行く春や 西行法師の 夢を見る(火山)

これは火山の近作。それを知っていて<風鈴>さんが送ってくれた。「句会の前に、この雑誌を読んでいたら、火山の句を評価できたのに…」という趣旨だ。有難い。実は火山のこの自信作、仲間では誰も選句してくれなかった。

だが<よい句ですね>――と評価してくれた方が現われた。なんと<吉野の宮司>という方。インターネットで火山の記事を読んでくれたのだ。世の中、実に面白い。
「行く春やの句は最高にいいですよね。桜の下で酒を飲み明かし、満月に照らされ、起こしたけれど起きなかった人生こそ・・・俳人の廃人たる真骨頂です。『咲けなくて何の己が桜かな』『酒無くて何の己が火山かな』」――。こんな痛快なコメントまで付いていた。

<陸奥の歌枕に憧れた若き歌人・西行>――。「西行が陸奥へ初めて旅をしたのは、康治2年(1143年)の26歳のときではないかと推察されている。その旅の目的は、100年以上も前の歌人で陸奥の歌枕を旅した能因法師の足跡を慕い、その地を実地に訪ねることにあった。陸奥の歌枕に憧れたのは、西行や能因ばかりではない。王朝の歌人にとって、陸奥は歌枕の宝庫として限りない憧憬の対象にされていたのである」(「トランヴェール」8頁)。

西行の先祖は藤原秀郷。平泉に<中尊寺>など黄金文明を開化させた藤原秀衡も西行の遠縁に当たる。前記の桜の<束稲山>は平泉の高館(義経終焉の地)から望むことができる。「『吾妻鏡』の文治5年(1189年)9月27日条は、束稲山の桜の規模について『三十余里の際(あいだ)の桜樹を並べ植う』と記している」(「トランヴェール」7頁)――。西行が眺めた<束稲山の桜>は西行の歌のとおり素晴らしいものだったのだ。

前回の「<遁世>は<この世>と<あの世>の境界にある<もう一つの世>」で触れた<出家遁世>――。西行もまた23歳の若さで妻子を捨て<遁世>を選んだ。「世捨てはブームのようなもの。できるのは貴族や武士階級に属する人たちだ。民衆とは縁がない。世に捨てられたような彼らの立場からすれば贅沢な行為」(「西行と兼好」35頁)。

鳥羽上皇の院を守る「北面の武士」だった佐藤義清(西行)が保延6年(1140年)23歳の時に出家していることは内大臣の藤原頼長の日記「台記」に書かれている。「康治元年(1142年)3月15日に法華経の勧進のため西行が当時23歳だった頼長を訪問、頼長は法華経28品の一つ<不軽品>(ふぎょうぼん)を自筆で書写することを承諾」したという記事だ。

これを読んだ火山。思わず唸った。西行の凄さを考えた。頼長は時の摂政関白太政大臣・藤原忠実(ただざね)の次男。史上最年少の17歳で内大臣になった頼長は「日本一の大学者、和漢の才に富み」と謳われた。その頼長に取り入り、勧進をさせ、日記にまで自分を記録させた。並みの<才覚>ではない。しかもこの時、西行は25歳、まだ出家して2年。

因縁は恐ろしい。この頼長は後に保元・平治の乱を引き起こす。しかも平治の乱では後に鎌倉に武家政権を開く頼朝の父・源義朝が敗死する。義経が平家を滅亡させながら、後に<平泉の高館>で自刃するのも無関係ではない。――だが西行の出家に話を戻す。「西行の出家遁世もブームにあやかった向きもある。限りなく隠遁したとは言えきれず、かといって法衣をまとって旅に終始した」(「西行と兼好」35頁)のでもなかったという。

「歌人たらんとする欲求が強ければ旅は重要な手段となるが、それだけでない目的で旅に出たこともある。勧進である。『世を捨つるとも世に捨てられずば、遁れたるにあらず』と言い放ったのは明遍(みょうへん)であるが、ここには西行への皮肉がこめられている」(同)――。明遍は西行より24歳若く「往生論五念門略作法」を著した法師。面白いのは平治の乱で義朝が殺した時の権力者<藤原信西>の遺児ということ。げに因果は巡る。
(平成19年4月3日)

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「自民、公明の巨大与党と再び向き合う野党側にとって、野党勢力の立て直しや再々編が選挙後の重要な課題となっている。衆院解散を境に民進党が分裂したため、躍進した立憲民主党ですら野党第1党としては1955年以降最低の55議席に留まる。つまり、野党の多弱化が一層進んだということだ。民進党は昨日、参院議員総会を開き党分裂の対応を協議した。敗北した希望の党は今日、両院議員による懇談会を開く」と「毎日」社説(10月25日)…。

「民進党は立憲民主党、希望の党、無所属に3分された。一方、参院は民進党の会派が残っている。選挙で希望の党が惨敗したことを受け、参院の民進党からは再結集を探るような声も聞かれる。だが有権者はあくまで民進党と異なる候補や新党に1票を投じた。選挙が終わったから『元のさや』に戻るような行動が理解されるとは思えない。立憲民主党の<枝野幸男>代表が野党の再結集について『数合わせ』の発想を否定するのは当然だ」(毎日)――。

「自民党。数に驕ることなかれ」と「朝日」社説(10月25日)…。「自民党が大勝した衆院選。だがその勝利はそれほど分厚い<民意>に支えられていたとは言えない。選挙結果を分析すると、そんな実態が見えてくる。政党名で投票する比例区では自民党の得票率は<33%>だった。一方、立憲民主党は<20%>、希望の党は<17%>。単純に足し合わせれば票数にして自民党を220万票上回る。全国289の小選挙区で自民党の得票率は<48%>だが、議席数では<75%>を獲得。これが自民党の大勝を決定づけた」…。火山も同感!

「『情けない』。希望合流悔いる民進の落選議員」と「日経」社説(10月25日)…。「民進党から希望の党に合流しながら衆院選で落選した議員が支持者らへの<謝罪>や<釈明>に追われている。政策の違いを超えて手を組んだが、支持を広げることはできず、合流議員の4割超が<落選>した。『曖昧な立ち位置が敗因』『失望した』と支持者らの不満は強い。秘書たちは次の職場探しに走り出した。北海道2区で希望の党から出馬、落選した松木謙公氏(58)は24日、支援者の自宅などを回り、何度も頭を下げた」――。実に情けない!

「分裂に伴い安全保障政策など異質なグループが同居する状態が解消された面もある。参院の民進党も再編されるのが筋だ。立憲民主党は選挙で『反安倍』票を集めた。ただ今回の躍進は希望から排除されたことによる反作用の面が大きい。現状のまま新たな結集軸にはなりにくい。希望の党が置かれた状況は深刻。小池百合子代表の『個人商店』的色彩が強く、衆院選ではそれが裏目に出た。当選した候補の殆どは民進党出身者だった」(毎日)――。

「後援会や地方議員らの組織力や公明党との選挙協力で選挙区の自民党の地盤は強い。同時に1議席を争う小選挙区制度では第1党の獲得議席比率が得票率に比べ大きくなる傾向がある。これが自民党を後押しした。投票しなかった人を含む全有権者に占める自民党の得票率は小選挙区で20%、比例区では17%に留まる。つまり自民党は有権者の4分の1から6分の1の支持で全体の6割もの議席を得たことになる。安倍首相は投票翌日の記者会見で『今まで以上に謙虚な姿勢で真摯な政権運営に努める』と語ったが当然だろう」(朝日)。

「9月下旬、民進党の前原誠司代表が希望の党へ合流を突如表明。両院議員総会で合流を受け入れた。希望の党は公約で改憲議論の推進を掲げ『憲法9条は変えるべきではない』と主張する松木氏の政治信条とは正反対。それでも『組織が決めたことだからやるしかない』と迷いを吹っ切った。だが選挙戦が進むにつれ希望の党は失速。松木氏は『党内のリベラル派』を自称、選挙を戦ったが共産党候補と競合、自民党候補が当選。議席を失った」(日経)…。

「解散時に民進党議員で今回の衆院選に出馬したのは計81人。うち45人が希望の党から出たが、当選したのは26人。<4割>以上が<落選>した。一方、立憲民主党に加わった16人は全員が当選。松木氏は『立憲から出馬していたら勝ったでしょうね』と悔やんだ。関西地方の陣営の男性スタッフは『(希望の党の)考え方を受け入れられないリベラル派の支援者が離れていった』と振り返る。民進党に籍を置きながら希望の党の公認候補者を応援する矛盾を日増しに感じていった。『筋を通した立憲に票が流れるのも当然』」(日経)――。

「首相の『謙虚』の本気度が試されるのは早期に国会審議の場を設けるか否か。8月の内閣改造から間もなく3カ月。閣僚の国会演説すら行われていない。憲法に基づく野党の臨時国会召集要求も無視して、である。こうした国会軽視、憲法軽視の姿勢をまず正さなければ『謙虚』も『真摯』も口先だけと言われても仕方がない。自民党の議員たちにも問う。首相の政策や政治姿勢に何の異論もないのか。活発な議論を失ったまま<唯々諾々>とついていくだけの与党でいいのか」(朝日)…。そう。火山は<消費増税>反対。もっと議論が必要。

「(希望の党は)トップが小池氏で実態は民進党保守系という構造。政党として機能するためには党のガバナンスや政策をもう一度見直す必要がある。多弱化した野党が1強の自民に向かうには国会で会派単位の連携を進め協力の実績を積み上げることが望ましい。野党再編は理念や基本政策の共通項を見いだした上で進めるべきだ。安倍内閣は6月以来、閉会中審査を除いて本格的な国会論戦に応じない異例の状態が続いている。野党は臨時国会の速やかな召集を一致して要求すべきだ」(毎日)…。そう、ホンネの議論が今こそ必要――。

「気になるのは会見で首相がこう語ったこと。『同じ総裁の下で3回続けて勝利を得たのは立党以来60年余の歴史で初めて』。党幹部からは来秋の党総裁選で『安倍3選』を支持する声が早々に上がっている。もう忘れたのか。そんな『1強』の慢心こそ<傲り>と<歪み>を生んだことを」(朝日)…。敢えて「引用」を並べた。<起承転結>に火山の意見がある。
(平成29年10月26日)

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